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台湾に社会人野球を観に行ってきました【BFAアジア選手権 オープニングラウンド第2戦】

ノーヒットに抑えた秋山投手と5打点のキャッチャー城野選手のバッテリーで勝利

先発の秋山投手は代表初選出

 2戦目の先発は三菱自動車岡崎の秋山さん。今年は都市対抗と日本選手権それぞれ2試合に先発し代表に初選出されました。
対戦相手のタイは世界ランキング42位で、監督だった上野さんが今回はコーチとして、選手ではお母さんがタイ人で明徳ー松山大でプレーした良藤有泰さんがいます。前日のフィリピン戦は4-14で負け苦しい戦いとなりました。
タイの先発投手も台湾のハーフで台湾でプレーしていたそうですが、2回を投げて6四死球と思うようなピッチングができず、日本は城野さん(西濃運輸)や向山さん(NTT東)のヒットなどで2回までに6得点します。5回にも城野さんにタイムリーが出て、他にも逢澤さん(トヨタ)のスリーベースヒットなどでこの回4点取り10-0。5回には4四死球でランナーを溜め、再び城野さんの2点タイムリーなどで6得点します。
今日もコールドゲームの可能性が出てきたため秋山さんは4回39球無安打無四球5奪三振でマウンドを降り、トヨタの渕上さんに交代。渕上さんは3者連続三振わずか12球でこの回を終え16-0の5回コールドで日本が勝利し、タイは日本からヒットを打つことはできませんでした。
前日の向山さんの6打点に続き、この日も城野さんがひとりで5打点の活躍。まだ2年目ですが日本選手権では全4試合スタメンマスクでベスト4まで勝ち進み打率は.385、シーズン通してのホームラン王でベストナインにも選出されました。

キャッチャーの城野選手は5打点の活躍
2番手の渕上投手は3者連続空振り三振に抑えた
タイ代表の良藤選手(右)

苦しい経験をした世代だからこそ侍ジャパンに選ばれることへの思いは強い

 10月のアジア競技大会は40歳の佐竹投手(トヨタ)や37歳の田澤投手(ENEOS)をはじめ経験豊富な選手が多く参加しましたが今回は次のアジア競技大会を見据えた若手中心の構成で、前回の中国でベテランの姿を見てきた選手たちは今度は自分が初選出の選手や若手がやりやすいようにチーム作りをしたいと話しチームを引っ張っていました。
日本選手権直後で合宿ができなかったためアジア競技大会と昨年のU-23のメンバーが中心ですが、ほとんどの選手が社会人になるまで代表に選ばれた経験がありません。それは社会人2~3年目の選手が多く、コロナで甲子園や大学選手権が無くなったり国際大会が行われなかった影響もありますが、社会人に入って結果を残し今回選出されました。

日本とフィリピンのスーパーラウンドの進出が決定

 オープニングラウンドは各チーム3試合戦いますが、グループBは日本とフィリピンが2勝0敗になったため、グループ上位2チームが出場するスーパーラウンド進出が決定。明日、フィリピンとオープニングラウンド最終戦を戦い、金曜からは前回の優勝国チャイニーズ・タイペイとアジア競技大会で優勝した韓国と金メダルをかけて争うことになります。

タイー日本

2023年12月5日(火)18:30

5回コールド
2023年BFAアジア選手権代表選手

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