マダガスカルの民族は面白い
マダガスカルは東南アジア方面から来た人々と、東アフリカから来た人々が合わさり、それが今のマダガスカルの民族グループにつながっている。世界の中でもこのようなルーツを持つ国はマダガスカルぐらいだと思う。
4,5世紀ごろにボルネオ島からオーストロネシア人がカヌーで移住してきた。マダガスカルとボルネオ島はインド洋を挟んでおりとても遠いがオーストロネシア人には天性の航海の才能があった。現在のモルディブやセーシェルなどにあたる島々を経由しながらやってきたのかもしれない。彼らがもたらしたものに稲作の技術がある。マダガスカルの気候は稲作に向いていた。彼らは内陸部で稲作を開始した。米を食べる習慣は現在も残っており、一人当たりの米の消費量は日本の2倍である。
7〜9世紀にはアフリカからバンツー系の民族がアフリカから牛を連れて到来した。彼らは島の西部に居住した。アラブ人のも商人としてマダガスカルにやってきた。そして文化などに一定の影響を与えた。
このような流れは、以前に紹介したスリランカの民族の話と、とても似ていると思った。地理的環境もスリランカとマダガスカルはよく似ている。
https://note.com/witty_aster56/n/ne9772b0b68fb
スリランカの民族構成の記事
表紙の画像はウィキペディアより
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