「母親の権利」があったっていいじゃん

少し前から「子どもの権利」という言葉を聞くようになった。

すべての子供が差別や虐待などを受けず、健やかに成長するための権利。

もちろん、何でもかんでも好き勝手をしていいという権利ではないのは承知だけども。

春休みに入り、好き勝手をする子どもたちに母はメンタルが崩壊しかけてる。

そういえば「母親の権利」って聞かないな、とふと思った。

権利どころか、母親がひと度「育児がつらい」ってこぼそうものなら

世間もしくは周囲からは「母親なのに」「母親なら当たり前」「自分が望んで産んだくせに」「じゃあ、なんで産んだんだ」「母親失格」と非難の嵐が来そうな勢い。

「母親なんだから、やって当たり前」そんな風潮が周りにも母親自身にも深く根付いてる。

だから、私達は子育てにつらさや孤独を感じる。

でも、助けを求めづらい。

母親は聖母ではなくみんなと同じ人間。

どっかの市で「子供を留守番させたら虐待」みたいな条例が可決されて大騒ぎされてたけど

虐待が減らないのは、そういう母親ないし父親の大変さを社会が理解してないからでは?

根本を改善していかないと、減らないし、増えてくばかりなんじゃないの?

母親が精神的にツライとまともな育児なんて、正直やっていられない。

母親をかわいそうがれ、優遇しろ、もてはやせという話ではなく

母親(もちろん父親も)子育をしている中での

悲しい

苦しい

大変

つらい

助けてといった声を

どうか非難しないで

話を聞いてあげて欲しい。

必要があれば、助けてあげて欲しい。

公的な機関じゃなくてもいい。

近くに住んでる人でも

たまたま側に居合わせた人でもいいから

どうか手を差し伸べてあげてほしい。

それだけで、救われる命があるかもしれないから。

と、春休み真っ最中の午後、飛びかけの意識でそんなことを考えた。

どうか、親も子も息のしやすい社会になりますように。

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