債券業務
債券の基本
本日から債券のパートを勉強してみました。
皆様は債券と聞いたら、何を思い浮かぶでしょうか。
初めて聞いたという人もいれば、聞いたことはあるけど
詳しくは知らないという人もいることでしょう。
このパートでは、自分自身で勉強して理解したことを
解説していきたいと思います。
そもそも「債券」とは、国や事業会社や金融機関が資金を調達する
手段の一つとして、発行する証券をいいます。
国が発行する債券を「国債」といいます。
たぶん国債と言えば聞いたことがあるのではないでしょうか。
債券のメリット
それでは、投資家からみた債券のメリットについて
書いてみます。
投資に大切なのが、「収益性」「安全性」「流動性」の3つがあります。
債券の収益性ですが、債券は発行から償還までにあらかじめ約束された
利子が支払われますので、計画的な資金運用に適してます。
次に安全性ですが、債券の償還期限が来れば元本は返金されます。
債券相場が変動しても償還期限には元本は欠けることなく
回収できるのが魅力です。
次に流動性ですが、償還期限前でも債券を売却して換金できます。
ただし、売却価格はそのときの市場価格で決まります。
このように投資家からみた債券を使った運用をしようと思った
ときにこれらのメリットから投資対象として債券が多く使われて
いるわけです。
債券の種類
次に債券の種類についてどのようなものがあるか
解説します。
国が発行する債券を「国債」といいます。
信用力は全ての債券の中で最も高くて現存する
債券のうち約8割を以上を占めるそうです。
次に都道府県や市町村などが発行する債券を「地方債」と
いいます。
地方公共団体が設立した公社(地方住宅供給公社、地方道路公社、
土地開発公社など…)が発行する債券を「地方公社債」
農林中央金庫、商工組合中央金庫、信金中央金庫が
発行する債券を「金融債」
大まかですが、これらの債券の種類があるわけです。
問題集を解いてみると、国債に関する問題が多く
出題されています。
ここからは、国債に絞って大まかに解説していきたいと
思います。
国債の種類
国債と一口で言ってもそれなりに種類があります。
自分も勉強するまでは、「個人向け国債」くらいしか
聞いたことが無かったです。
では、具体的にどのような国債があるのか
解説していきたいと思います。
長期国債(10年 利付)
発行や流通市場において日本の債券市場の中心的な銘柄。
価格競争入札による公募入札方式により発行される国債です。
※公募入札方式とは…入札参加者に希望する発行条件や取得希望額
を入札させて、その入札状況に基づいて発行条件などを決める方法。
超長期国債(20年、30年、40年 利付)
20年債、30年債は価格競争入札による公募入札方式。
40年債はイールド(利回り)競争入札による公募入札方式。
変動利付国債
期間は15年で、利率が年に2回の利払日ごとに市場実勢に
応じて変化する債券で、価格競争入札による公募入札方式で
発行される。
中期国債
期間は2年、5年の2種類で
価格競争入札による公募入札方式。
個人向け国債
購入者は個人。
変動金利型10年、固定金利型3年、5年満期の3種類。
いずれも利払いは半年ごとに年2回。
購入単価は1万円から
ここまで一般的な国債の種類について書いてみました。
次は、発行根拠法による分類される国債についてです。
建設国債
国の資産を形成するもので、公共事業費や出資金、貸付金の
財源にあてるために発行される国債。
財政法4条により発行されるもので4条国債ともいわれる。
赤字国債
税収、税外収入などに加えて、建設国債を発行してもなお不足が
見込まれる場合、公共事業費など以外の資金調達を
目的に発行される国債。
特例国債ともいわれている。
借換国債
各年度の国債の整理、償還のために借換えに必要なお金を
確保する目的で発行される国債。
財投債
財政融資基金において運用の財源に充てるために
発行される国債。
次に地方債について解説します。
大まかな地方債は4つ。
その中でも代表的なものは、「全国型市場公募地方債」
「銀行等引受地方債」。
全国型市場公募地方債
証券会社や銀行などを通じ広く一般投資者に公募されるもので
一部の都道府県と全ての政令指定都市が発行できる債券。
銀行等引受地方債
特定の市中金融機関などの少数の者に直接引き受けてもらうもので
発行団体は市、区まで含んで多数ある。
それ以外の債券について簡単に解説します。
政府関係機関債
独立行政法人、地方公共団体金融機構などの地方公共法人、
日本政策金融公庫などの政府関係の特殊会社などが特別な
法律に基づいて発行する債券で代表的なものが
政府保証債。元利払いに政府の保証を付けて発行される債券。
地方公社債
地方公共団体だ設立した公社がする債券。
金融債
農林中央金庫、商工組合中央金庫、信金中央金庫が
それぞれ特別の法律に基づいて発行する債券。
発行方式は募集発行と売出発行の2通りがある。
募集発行は法人消化を主体。
売出発行は個人向け。
事業債(社債)
民間事業の会社が発行する債券。
NTT債、JR債、JT債などがある。
外債
発行体や発行市場、通貨のいずれかが日本以外(外国)の債券。
円建外債(サムライ債)、ユーロ円債、外貨建債などがある。
ここまでが国債、その他の債券の種類を見てきました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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