まほろばの朱(あかり)生育記録(9)【てっぺんの実🍓とカブリダニの乱🏹】
こんにちは『吉田農園まほら』代表の眞崎です。雲仙国見の苺『まほろばの朱(あかり)🍓』ができるまでの生育を記録しています。
◼️2番なのに一番おいしい『まほろばの朱(あかり)🍓2.0』
苺の一番美味しい季節は今の極寒期です。12月に一番果(頂果房)と言われる初収穫の実が成り、1月中下旬からは二番果(第一腋果房)と言われる実が成ります。他の品種の苺もとても美味しいんですが、まほろばの朱(あかり)🍓もこの2番果の果房に成る『てっぺんの実』も相当美味しいとの評価を頂いたのを機に、この『てっぺんの実』を『まほろばの朱(あかり)🍓2.0』として今期から商品化しています。コンセプトとしては、食べた方が『えっ!何この苺、メチャクチャ美味しいじゃん!』と言って頂けるような苺、プチ感動🥹できる味に仕上げることを目指しています。
土づくりから苗の生育、定植から結実と1年以上を経てのこだわりの実装を過去記事にて紹介していますのでぜひご覧ください。
この2番果のてっぺんに成る『まほろばの朱(あかり)🍓2.0』になるには条件があり、
❶ 第一腋果房(2番果)の『てっぺんの実』であること→房から1個しか獲れません
❷ 重さが30g以上あり、色艶が良く形が大きく崩れていないこと(多少ゴツゴツしているものは🆗糖度は12〜15%程)
❸ まほろばの朱🍓の基準(おいCベリー/太陽熱処理/完熟朝摘み即日出荷)をクリアしていること
そしてこの厳しい審査?をクリアしたこの極寒期の貴重な苺を『まほろばの朱(あかり)🍓2.0』極上品おいCベリーとしてEC販売しています。是非一度召し上がってみてください^_^
https://www.tabechoku.com/producers/26546
https://item.rakuten.co.jp/f422134-unzen/item0880/
◼️カブリダニの乱⚔️ 《ミヤコカブリダニの投入》
苺の育苗期の最大の試練が炭疽病なら、収穫期の最大の敵は『ハダニ』になります。この害虫に寄生されたら厄介で写真のような生育不良状態になり、蔓延したらほぼ壊滅状態になってしまいます。
農薬を散布して防除したりするのですが、数年前から苺農家のハダニ対策でスタンダードになりつつある『ダニ食うダニ』と言われる天敵防除をするようになりました。これは簡単に言うと、苺に影響のあるダニを、苺に影響のない天敵ダニを撒いて、食べてもらおうという作戦です。
天敵ダニには攻撃型のチリカブリダニ、待ち伏せ型のミヤコカブリダニがあるとのことで、今期はディフェンス⚽️を重視してミヤコカブリダニを投入しています。あの厄介なハダニを食べてくれる頼もしい味方になってくれる天敵ダニですが、投入にはいろんな条件があり、その分防除管理が難しくなりますが『ダニ食うダニ』のカブリダニ君の反乱に期待している今日この頃です。