ロマン資材がいっぱい❶【もみ殻薫炭/光合成細菌🦠づくり】
長崎県雲仙市で小規模苺農家を営む『吉田農園まほら』の眞﨑です。 こだわりの苺『まほろばの朱(あかり)🍓』ができるまでの生育を記録しています。今回は土壌改良のための【もみ殻薫炭づくり】と【光合成細菌の培養】を取り上げます。
太陽熱養生処理に入る前に、土の中の微生物の働きを活性化するロマン資材の紹介をしていこうと思っています。
【ロマン資材】・・・微生物資材のことで《ノウカノタネ》というラジオ番組(podcast)でそれ系の資材のあだ名として使われました。語源は、効いているのか?いないのか?良くわからない→浪漫を感じるから来ているそうです。ロマンを求める!=微生物の働きに期待する!と同義なんでしょうね。
前作も微生物資材を投入したつもりなんですが、実際のところ効いているのかいないのか良くわからない?というのが正直な感想でした。と言うよりそもそも効いているのを判断するのが難しいため(それなりに効いてはいたんでしょうが)、それをうまく計れなかったというわけです。こういった資材は土づくりと一緒で長期的な視点で投入を続けていこうと考えています。
しかしながら、昨今の原材料価格の高騰もあり、ロマンを求める資材は相対的に手が出しにくくなっています。そこで今回は直接のロマン資材とは言えないんですが、ロマンを求めるべく初心に立ち帰り、昔から作られている微生物と関連した手作り資材を畑に投入しようと思い2つの資材を手作りしました。
【もみ殻薫炭づくり】
土壌改良剤としての薫炭は主に畑の保水性と排水性の両立を狙い投入します。水分が土に保たれやすく、余分な水分は排出されやすいという相反する特長を備るもみ殻薫炭。良い微生物の棲み家としてもスゴく優秀な天然資材です。雲仙の清流で作られた岩戸米のもみ殻を使用し、薫炭づくりをしています。
【光合成細菌の培養】
ロマン資材として畑に投入します。光合成細菌は文字どおり光合成の促進を行う有用微生物で、ここ最近家庭菜園でも注目されている資材です。培養し増やすことで畑に投入できる回数を増やし、まさに微生物の働きに期待する!=ロマンを求めます!