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06.ひらめくシステムを考える

水瓶座の君へ(鏡リュウジ)

少年が水瓶から水を流す姿で描かれるように、水瓶座の中には本来インスピレーションが絶えずあふれる水瓶がある。でも、日常に忙殺されたり、平凡であることを強いられるうちにその水瓶にはいつの間にかフタがされてしまう。それでも、水瓶座にはクリエイターやアーティスト、新しいビジネスを起こした人や新たな問題解決法を見いだした政治家が多い。そういう人たちは、みんなそれぞれ自分の中でアイディアが出てくる方法論をもっているのだ。


いつも不思議に思うことは、「アイディアって沸かないの?」ってこと。「これって常識だよね?」とか「これって科学的に証明されている」っていうニュアンスを語る人たちにはよく失望する。特に「決まり信仰」をお持ちの方々とは距離を置きたいと思うことがよくある。


ルーティーンの中にもアイディアを注ぎたいと思う。法則や規則にもアイディアを注ぎたい。もちろん「結果としての善し悪し」があるわけで、なんでもかんでも変化を求めているわけではない。ただ、「時間 t」という常にユニークな次元が世の中に存在する以上、「一定値である必要性」は一切無いと思っている。

ただ、革命や「破壊と創造」だけでは、社会や現実は成り立たない。積み重ねることは必要で重要。これをつい忘れがちになるところが私の欠点だと思う。ただ、積み重ねるにもアイディアやテクニックが必要なので、思考停止にならないことに注意を払わないといけないね。


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