
幼稚園実習 あずさ先生の言葉
通っていた保育科では、通年実習という実習が特徴でした。週に木曜日だけそれぞれ幼稚園へ実習に約1年間行くのです。
園によって、様々で、壁の花になって見学のみの園や、実習生でも子ども達から見たら先生だから、積極的に学んでね!という園など、それぞれでした。 その実習園によって、夢と現実の違いに悩み、別の職種を選択するクラスメイトもいました。
私は後者の積極的に学んでね!の幼稚園でした。 手遊び、紙芝居、絵本、苦手なピアノ。
自由遊びの幼稚園。関わって関わって、学ぶことを教えてもらいました。
実習日誌!!
大変だったなぁ。。
1日を日誌にまとめるって
難しかった。。
何を書いていいか?
どんな風に最後をまとめるか?
考察で書いてみたい→出来事に子ども達でどう解決していくか?
自分からの投げかけの言葉など、経緯をすごろくみたいに まとめておくと書きやすいですよ。
実習では、どんどん子ども達と関わって保育の種を育てられる土壌作りをしよう。
ちょっぴり子ども同士で何かあった時
①当事者同士が話したくない気持ちの時
②片方が話せる時
③周りが見て、状況を伝えてくる時
場面によって、出来事の経緯を確認する方法も色々ですね。
口が達者な子は、説明するのに必要な言葉の引き出しが多いのですが、まだ説明するまでの言葉が少ない子もいます。 達者な子のそばで、その子はどんな気持ちになるかな?
幼稚園実習の時にもらったあずさ先生の言葉。
「次にお話を聞くよの合図、手を握ってあげる、背中をさすってあげるなど、 待っている子に、分かってるよを伝えると安心するよ」
これを今も続けています。
涙をタオルでトントン拭いてあげたり、指を優しくさすってみたり。
言葉だけでなく、ノンバーバルコミュニケーションを足してあげると、 保育の彩り、子ども達とのコミュニケーションもスムーズにいくことが増えます。
大人になると、言葉を求めてしまうけど、
その言葉を求める前に何か1つ足してあげようね。
なかなか保育中は忙しくて、雑になってしまうけど。子ども達は、待ってる。
子ども達は、ふれあいで心が近くにあるって感じたいの。
私は実習園に就職して、あずさ先生に面白い保育をお互いに開拓しあいました。先日、実習生時代にいただいた言葉の話をしたら、あずさ先生は、
「そんな素晴らしいこと、言ってた?
今度、そのフレーズ、実習生に使おう!」と
言ってました。
あずさ先生は、現在も保育園で、子ども大好き&現場大好きな主任先生として活躍しています。