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「日本」と名の付くアロエセンター

当たり前のように道端にアロエが群生する下田市。
アロエ、見つけたことありますか?
あまり意識されていないかもしれませんが、
本当に、い・た・る・と・こ・ろ にアロエが群生しています。
旅行者などはその自然な群生量に驚き、カメラを向けることも少なくありません。

そんなアロエの地域である、下田市白浜には「日本」と名の付くアロエセンター、日本アロエセンターがあります。

伊豆半島の南端、下田でアロエ産業を営む日本アロエセンター。
代表の藤井和弘(ふじいかずひろ)さんにお話を聞いてみました!

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日本一のアロエセンターに!!

ーー そもそもなぜ下田で「日本アロエセンター」なんですか?

もともとこの地域(白浜)にはアロエが多く生息していて、バブル期のふるさと創生事業の一環で「アロエの里」が整備されました。同時期に白浜地区では地場産業としては扱われていなかったアロエに注目して、私の両親が日本アロエセンターを立ち上げました。(1985年創業) 温暖な海が近くにある気候はアロエ栽培にはとてもよい環境なのです。
名前の由来は、当時「やるからには日本一になる」と両親(創業者)が名付けました。

ご両親の「想い」が屋号に込められているんですね!
(藤井さんは一度地元を離れ、Uターンし家業を継がれています。)

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ーー 日本アロエセンターではどんなことをされているのですか?

基本的には農家としてアロエの栽培、生産、加工品の販売、提供をしています。
創業当時(1980年代後半)はアロエのお茶と乾燥葉を商品として販売していました。創業後まもなく、健康ブームの時期にアロエがブームとなり、その頃はドラッグストアもなくアロエの商品は珍しかったので、お土産物としても人気がありました。その後、通販などに力を入れ始め、新聞に取り上げてもらったことをきっかけに通販利用が増加しました。

現在はアロエそのもの(生葉、苗)の他に食品や加工品、化粧品なども幅広く取り扱っています。

アロエは植物ですが、野菜と同じ「食べられる植物」なので育てる上では「食品」として丁寧に扱っています。

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現在、商品の販売はWEBや電話による通販を中心に、地元の店舗や道の駅などにも出品されています。(https://www.aloe-izu.jp/store.html)

農業の中での差別化

ーー アロエを扱うことの魅力はなんですか?

農業としては様々な野菜や果物などを生産する方が多く、どれも差をつけることが難しいのですが、その中でより付加価値の高いものを求められます。アロエ産業の場合は競争相手が少なく、独自に付加価値をつけやすいことが最大の魅力です。

「より付加価値の高いものを提供できる」ということはとても大切だと思います。
現在市場には出ていませんが、日本アロエセンターさんは独自にキダチアロエとアロエベラの交配(両方の性質を持つ唯一のアロエ)に成功したり、保湿性の高さを追求した「藤井アロエ」というキダチアロエのサラブレット品種なども作られています。

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ーー どのようなお客さんがご利用されていますか?

アロエ製品は1度使っていただかないことには良さがわからないため、主なお客さんとしてはリピーターの方を含めた常連のお客さんが多いです。便秘の改善や整腸作用など、代謝を良くするアロエの効能からも年齢層は少し高めです。アロエ製品自体はとても良いものですので、若い方にもご利用いただきたいと思っています。マーケット分析なども行っていますが、まだ若い方には届きづらいのが現状です。パッケージデザインを工夫をするなど、今の市場に向けての取り組みも検討していきたいと思っています。

アロエ原液100%!!

ーー ちなみに売れ筋はどの商品ですか?

キダチアロエの原液です。「キダチアロエ原液100% アロエの里 720ml」
生葉をそのまま絞った商品です。もちろん苦いです。(笑)飲みすぎるとお腹がゆるくなってしまうこともあるので、適量からお試しください。

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これは気になりますね!・・・ということで1本買ってみました。まずは試しに10mlから。

苦い?!  ・・・っ!

けど、飲みやすい!アロエそのものを食べた時の口の中に残る嫌〜な苦味がなく、さらっと飲める感じです。これは続けられそうです!笑 ※個人的な感想です。

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是非一度!お試しあれ!!→「キダチアロエ原液100% アロエの里 720ml」

その他、化粧品などではローションやクリームが人気とのことです。

食べる習慣を根付かせたい

ーー 今後の展開についてどのように考えていますか?

新しい商品作り、商品開発などをしていきたいと思っています。食品であれば違う食べ方を、食品や化粧品以外では新しい製品も検討していきたいです。そういうアイデアを募集したいですね。また、アロエは食べられる植物としてのポテンシャルも高いので、食べる習慣を根付かせたいと思っています。

日本アロエセンターさんはホームページでアロエの食べ方としてのアロエレシピや育て方の紹介などもされています。地域イベントではアロエ料理なども提供しています。

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これのネバネバがアロエベラに多く含まれる多糖類(保湿成分)です。


とてもアロエ愛の深い藤井さん、ありがとうございました!
新商品開発などの新規開拓への意気込みも聞かせていただき、もっと多くの方にアロエの魅力、アロエ製品の良さを知ってもらいたいと思いました。

「医者いらず」とも言われ、その効果は実証済み?!かと思われるアロエですが、私も昔から「火傷をしたらアロエを塗っとけ」と祖母に言われ庭先のアロエを使ったのを覚えています。

下田市白浜にはアロエの里があり、毎年冬には伊豆白浜観光協会主催の「アロエの花まつり」も開催されています。こういった地域発信のイベントも地域産業の発展に貢献する可能性を秘めています。是非たくさんの方に知っていただき、訪れていただきたいと思います。地場産業としてのアロエの魅力がもっと広がることで、アロエ産業に興味を持つ方も増えるかもしれません!

日本アロエセンターさんの今後に期待したいですね!

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日本アロエセンター
〒415-0012  静岡県下田市白浜2167
Tel : 0558-22-9353  /  Fax : 0558-25-0193
URL : https://www.aloe-izu.jp
e-mail : aloe@aloe-izu.jp

(ライター  / 温泉民宿 勝五郎 土屋尊司)

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