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家族全員が料理をするとどうなるか?
韓国料理が好きな韓国人の母親
アジア全般の食文化に没頭する父親
男飯とパスタとバナナケーキが好きな弟
発酵食・スパイス・野菜料理愛好家の私
みんなちがってみんないい
みんなが食卓のテーブルに持ち込むアイディアがそれぞれ違うのがいい
食卓が、ひとりのアイディアによって構成されるのでは無く、複数のアイディアによって構成される贅沢な環境
私が作る野菜の料理が、家族の食の嗜好に合わなかったりする事はあるけれど( ^^; オイ
私は家族が作った料理を何でも美味しく食べるので
常日頃からうまみを享受している 私得な環境
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誰よりも料理してる説
(小笠原は偽名なのでご安心を)
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父親が皮から作る餃子にハマっていた時は毎週餃子を食したし、スパイスから作るココナッツカレーにハマっていた時は毎週カレーを食した
コンデンスミルクを用いたミルクティー作りに勤しむ数ヶ月もあった
常に新しいものを作って楽しんでいる
何かの食にフォーカスしている人がいると面白い。
母は、母のcomfort foodを作るのが好きで、彼女の領域はいつも韓国料理。韓国料理のインスピレーションを母から貰い、作りたい、食べたい韓国料理について意見を出し合う。
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弟は遅く帰ることが多く、彼専用のひとり飯を作って食べることが多い。いわゆる、男飯というやつだな。あと、何故かバナナケーキをよく作っている。
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私は、人が作ったものが好きだ。
そして、人が食べているところを見て、私も食べたい、と心が動く。
弟が作る男メシが私は結構好きだった。
深夜に漂う美味しそうな匂いにたまらず私はそれをひとくち貰っていて。でも、いつもひとくちでは足りなくて、私はいつも、口いっぱいに頬張る弟をもの惜しげな顔で見ていた。
今日、自分のごはんを作るとき
いつも食べたいと思っていた弟の炒飯を作ろう、と思った。
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味噌汁とサラダも準備したよ
これは、何の変哲もない、出し粉ベースの余り物を使った炒飯だけど、
「適当に作った炒飯」というよりは、「炒飯が食べたいと明確に思って作った炒飯」なのです。
その味は格別なのです、
パン屋さんでサンドイッチを買わなくて良かったし、コンビニであんまんを買わなくて良かった。
この味を生んでくれてありがとう、弟。
いつも食卓にリズムを生んでくれてありがとう、我が家族!
私の書籍です