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まちづくりでぶつかるお金と負担量の問題

皆さん、こんにちは!村井です。

元地域おこし協力隊で任期満了後創業、イベント会社の代表を務める傍ら
着任した町のPR大使、地域プロジェクトマネージャー、観光協会のリーダーを務め、現在もまちづくりに取り組んでいます。

さてこちらのノートでは、まちづくりの経験を記録として残しています。

今日のテーマは「まちづくりでぶつかるお金と負担量の問題」です。

これは本当に本当に大切なお話です。



「まちづくり」の定義は、

様々な有識者が複数の視点で表現していますが、
わかりやすくまとめると
「身近な居住環境を改善」し、「地域の魅力や活力を高める」ということ。

生活の質を高めるために身近な居住環境に対して働きかける
持続的な活動のことだということもできます。

まちづくりとは何か?5つの観点から事例や仕事内容などをご紹介 | ジチタイムズ (publicweek.jp)

との記載があります。

地域をよくしようと本気になれるのは その地域で暮らす人 ですよね。

その地域に住み続けていくわけですから。

なので

私はまちづくりを

地域で暮らす人々 が 地域の魅力や活力を高める ために 
持続的に活動 を起こす 

と捉えて日々活動に取り組んでいます。

私は「よそ者」なので
いかに地元の方々が主体的に
地域のことに当事者意識を持って関わってもらえるか

を常に考えて地元を巻き込んで(仲間づくり)事を起こすことを
意識しています。


さて、そろそろ本題に入っていきたいと思いますが
「お金と負担量」の問題。

お金=まちづくりに関わる協力者への報酬

負担量=まちづくりに関わる方個々の業務量(時間・手間)


まちづくり=地域貢献=ボランティア


そんなイメージ、ありませんか?僕はありました。


◎小学校の通学路で交通誘導をしてくれているお父さん

◎お祭りで露店を出している地域団体の方々

◎毎週練習があるスポーツ少年団のコーチ

これらはボランティア(無報酬)のケースが多いでしょう。
(そうでないこともあります)


昔は地元への熱い思いや文化などで
地域の方々が自らの時間を削ってまでも地域に貢献してくれました。

でも・・・

最近は夫婦共働きの世帯が増えたり・・・
日々生活における「仕事」の割合が増えている方が多い。

またインターネットの普及で地域の情報がどこからでも手に入るようになりました。
無理に地域活動に参加しなくても困らない・・・

そんな時代。

ボランティアで行う地域活動に限界が見えてきているのが昨今です。

困っていないのに地域に関わらねばならない、という
「犠牲心」が先行してしまいます。

※もちろん奉仕として
地域をよくしたいという純粋な思いで関わっている方もいらっしゃいます。
それは素晴らしく、そういった方々が地域全体に広がっていくことが
理想ですが
現実問題、生活が豊かであるや時間に余裕がないと難しいでしょう。


そこで大事になってくるのが

まちづくりを
「仕事(対価をしっかりお支払いする)」ものとして捉え

役割を明確にし、個々の負担量を調節する ことで 
持続する取り組み として行うこと


物価も上がり地域住民の
所得が減り、生活が苦しいのであれば
そこを助けるようにする

地域の思いが強い方であれば
せめて準備にかかった時間や購入費用分は
マイナスにならないようにすることで継続性を図る、

この視点がとても大切です。


地域活動は基本的には地域のために行うもの

何かトラブルが起こると
「なんで私ボランティアなのにこんな目に合わなくてはならないんだ・・・」

「自分の時間を削ってまでも関わっているのに・・・」

「あの人全然やってくれない・・・私ばっかり動いている・・・」

となり離脱や分裂が起こりやすい構造になっています。

継続していくためには少しでも
自分事として捉え(自分にメリットがある)られるものにしておく
必要があります。


トラブルを回避し、継続した取り組みにしていくために
事業をスタートする前に

報酬と負担量 ※役割分担
(今回の事業ではこれだけのことをあなたにお願いします。
その対価はいくらです)

※今回はボランティアでお願いします、の場合もある

この2点は
事前に協力者に伝えておくとよいでしょう。




※今まで予算がなかったお金をどう生み出すか・・・
というのは主催側の悩みだと思います。

補助金や助成金など
私がこれまで活用してきたものは
また改めてご紹介させていただこうと思います。






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