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シン・町内会|業務削減from STAGE3

長年の歴史の中で、なぜかやらなくてはいけないことが積み上がっている町内会活動。
企業だったら、利益の追求やリーダーシップ自体の変更を契機に、一定の業務の新陳代謝があたりまえになされるが、「変えること」にも負荷がかかるので、去年やったことをそのまま来年もただやりつづけているのが一般的な町内会。

はい、ゼロベースで仕分けしましょう。


仕分けの視点

仕分けする際に考慮する視点はこのあたりですかね。

From 町内会の存在意義
視点1:集団だからこそできる
視点2:自治体やNPOなど他のアクターでは困難
視点3:優先順位は、リスク最小化 >  生活充実

From 町内会の担い手
視点4:現在のメインの担い手(高齢化)の負荷を下げる
視点5:巻き込みたい担い手(〜40代)からの見え方

仕分けの対象

私の町内会の主な業務は以下の通り。

  • 運動会

  • 地域お祭りでのお店の出店

  • 防災訓練

  • 回覧板

  • 市広報物の各戸配布

  • 寄付

  • 敬老のお祝い

  • 資源ごみの集団回収

  • 防犯灯の確認・依頼

  • 行政からの情報伝達

  • 福祉系活動(女性部、子ども部など)

  • 町内会館の管理

  • 運営:町内会費の回収

  • 運営:総会・役員会・理事会などの運営

判断の種類

ゼロベースで考えるので、「減らすもの」を判断するのでなく、いまなにもやっていないつもりでこれから「やるもの」を選ぶていで判断する。

選択肢1:やらない
選択肢2:維持するけど自分たちではやらない
選択肢3:自分たちでやるけどやり方をかえる
選択肢4:基本今のままでやる

仕分け結果

仕分けの視点を考慮して、識別します。

選択肢1:やらない

  • 寄付

  • 敬老のお祝い

意見がいろいろあるところかなと思いますが、これらはもういいかな。
(視点1・2・3・5の観点より)

選択肢2:維持するけど自分たちではやらない

  • 市広報物の各戸配布

  • 福祉系活動(女性部、子ども部など)

地域団体と組んで、お金だけ出すなどして、自分たちから切り離すを考えます。
(視点2・3・4・5の観点より)

選択肢3:自分たちでやるけどやり方をかえる

  • 運動会

  • 地域お祭りでのお店の出店

  • 防災訓練

  • 行政からの情報伝達

  • 町内会館の管理

  • 運営:総会・役員会・理事会などの運営

デジタルで業務量自体を減らすことに加え、どうせやらなくてはいけない事項はエンタメ化する方向で変革します。

防災訓練は、「あそぼうさい」に学びたい。運動会とのコラボもありですね。

個人的には運動会は、やめてしまえばよいともともと思っていたのですが、楽しんでいる子どもが思った以上にいた事に鑑み、やり方を変えるだけにとどめます。

選択肢4:基本今のままでやる

  • 回覧板

  • 資源ごみの集団回収

  • 防犯灯の確認・依頼

  • 運営:町内会費の回収

回覧板や町内会費の回収は、DXのテーマですぐ上がってきそうですが、意図的に見送り。
アナログとデジタルが交じることで逆に非効率になり、デジタルですべてが完結する10年後くらいまではあえてこのままにします。

※LINE公式アカウントはすでにあり、回覧板情報をデジタルではお届け中。

町内会費に関しても、そもそも集めないに振り切るケースもありますが、至近の変革を実現するためにここは短期は手をいれないようにします。


いちばん大事なこと

個人で仕分けること自体はとても簡単ですが、これを多様な価値観で構成された集団かつ意思決定の枠組みが不明瞭な中で、組織として決定事項にもっていけるか、が難題ですね。

「戦略」は、「実行」あってはじめて価値。
エグゼキューションにこだわっていきます。

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