がんを予防できるHPVワクチンを学ぶ
先ほどHPVワクチンの啓発するために生まれたみんパピ!から緊急生配信が行われましたので、それに準じて一緒に勉強いたしましょう配信です
登壇者 (敬称略)
三原じゅん子 (参議議員、厚生労働副大臣 不妊治療、児童虐待防止、がん対策など幅広く活動。明日を生きる子どもたちの未来を守りたい。)
吉村泰典 (元日本産婦人科学会理事長、第二次阿部内閣内閣官房参与、
HPVワクチンの公的助成や特定不妊治療費助成制度の確立、周産期医療従事者の待遇改善、出産育児一時金や妊婦健診の公的助成の増額など女性の健康力増進に尽力、貢献。)
稲葉可奈子 (みんパピ!代表理事、産婦人科専門医、予防医療普及協会顧問、経済メディアNewsPicksのプロピッカー)
木下喬弘 (みんパピ!副代表 公衆衛生学修士(MPH)、2020年度ハーバード公衆衛生大学院卒業賞(Gareth M. Green Award)受賞)
今年の10月にHPVワクチン積極的推奨に切り替えたい理由
① 有効性と安全性の科学的根拠が充分そろった
② 高校1年生が間に合わない
③ コロナワクチンでワクチンへの注目が集まっている今こそ
④ 使用期限が1年半で、大量に破棄されている
日本独特の製品の為、諸外国へも輸出できない
科学的根拠って?
◇名古屋スタディー 2015年研究 2018年論文化
7万人にアンケート4万人回答で安全性が証明
◇ニューイングランドジャーナル スウェーデン
子宮頸がんの進行がん(浸潤癌)に対してもHPVワクチンが有効
将来的に子宮頸がんは撲滅できるだろうと予測が立っている
◇日本(大阪)子宮頸がんのお母さんから生まれたお子さんに肺がんが見つかった事例(2例) お産後、岡さんは手術できたが、後にこどもに肺がんが見つかった→妊娠中に胎盤を介してがんがうつったと言うことではなく、赤ちゃんが経腟分娩で初めて泣いたときに羊水に含まれたがん細胞を肺に取り込んだと考えるのが妥当
→検診も大切だが、検診だけではカバーできない現実
日本だけ撲滅できなそう
このまま積極的推奨が進まなければ、
将来子宮頸がんの罹患率17,000人、死亡者は年間4000人と予想されている…
産婦人科医の現場から
外来で科学的根拠は充分そろって説明しても
「厚生労働省は勧奨していないなら」と接種をやめてしまう
矛盾を抱えながら診療している
余計な不安が生まれている
逆に無料期間を逃してしまったお子さんの親御さんからは
自治体はなぜ教えてくれなかったのか?と言われてしまうつらさ
コロナワクチンは厚生労働省のHPを観てといえるけど
HPVワクチンに関しては…ジレンマ。
命や病気に優劣はないはず
コロナもがんも糖尿病も対策すべき
ワクチン廃棄は問題だがそれを理由にせず国民の健康を守るために積極的推奨を。健康格差をこれ以上広げないで
8年間地道に全国へ発信してきたが報道も政治家も動かなかった
厚生労働省からの推奨がない↔世論動かない
根底には、日本の文化的背景「女性の健康への軽視」があるのでは
科学的根拠が充分そろった今こそ「HPVワクチンの積極的推奨を」
HPVワクチン選択だ署名 ↓ 5皆さまよろしくお願いいたします!