ジャニーズ事務所集団レイプ事件 性犯罪者の名を掲げ続ける心理的拘泥現象
キリン、アサヒ、JAL、日本航空がジャニーズ事務所の所属タレントについて「適切な対応が取られるまでの間、広告への起用を見送る」と発表しました。ギネス世界記録の公式サイトからジャニー喜多川の記録を削除されました。
ジャニーズ事務所の新体制は典型的な失敗パターンとなったため、外部から断固たる〝NO〟を提示していくしかなくなってしまったのです。日本のメディアはまだまだ機能していませんのでまずは、BBCニュースの日本語字幕付きをご覧ください。
外部専門家による再発防止特別チームに関する調査結果 2023.8.29
(1) 同族経営の弊害(性嗜好異常と放置と隠蔽)
(2) ジャニーズ Jr.に対するずさんな管理体制
(3) ガバナンスの脆弱性
(4) マスメディアの沈黙
(5) 業界の問題
※性加害に関する詳細な表現が記載されているため、閲覧にはご注意ください。
これらの提言を受けた上での先日の記者会見。
非常に落胆しました。BBCからも当然ツッコミ。
ジャニーズ新体制問題点
①そのシステムの中で生きてきた人間が新社長
②日本のメディアが何十年もこの問題を無視し続けてきた事実
ひとつの組織や会社が何をニュースにすべきか、何に沈黙するかについて決める力を持つべきではない。
これだけ大規模な犯罪がスルーされるなら、「コロナ後遺症」患者さんや慢性疼痛、慢性疲労はじめ、社会的弱者の声はかき消されて当然か…、というあきらめに近い感情すら抱くほどです。群集心理というべきなのでしょうか。とても悲しいです。ただ、嘆いてもしかたがないので〝どう自分の子供を守ればいいか?法律の改善点は?心理的な影響は?男の子の場合は?〟を考えておく必要があります。
小児性被害を啓発している小児科医のふらいと先生 と小児精神科医内田舞先生、『だんな様はひろゆき』作者の西村ゆかさんとの対談が優しく、受け取り方や子供との対話についてお話ししてくださっていますので、できればご家族揃ってなどお聴き下さい。