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キャリアに悩むアナタに。With MidwifeCEO岸畑からのメッセージ

みなさん、こんにちは。
says運営事務局の坂東です。
お仕事をされている方のほとんどが自分のキャリアや進む道について、一度は悩まれているかと思います。
今回のコラムでは弊社代表岸畑がsaysに込めた想いと、助産師としてのキャリアを考えていくためのヒントをお伝えいたします!

1.資格やキャリアは手段でしかない

助産師のみなさん、助産学生のみなさんは、なぜ助産師になったのでしょうか?

きっと、みなさんにとって、想いの原点は一人一人違う経験から導き出されたものだと思います。

岸畑が助産師の道を選んだのは、自身の病気と間近で観たネグレクトから、「命を生み出すという大仕事を終えた人を誰も助けないのか」と疑問を持ったからだそうです。

この経験から岸畑はある教訓を得ました。

助産師になることは目的ではなく手段である

助産師の資格やキャリアは、自分の使命を全うするための手段であり、その先に達成したいビジョンがあるとのこと。
彼女は、「たったひとつの命でさえも取り残されない未来の実現」を掲げ、そのビジョンを実現するために起業や大学院での学びを続けてきました。
助産師になること自体がハードルが高い中で、助産師になること自体が目的になってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
かくいう私も、そのタイプかもしれません。

2.内発的動機の重要性とその深掘り

達成したいビジョンを見つけるための「内的動機付け」は簡単に見つかるものではありません。
内発的動機を見つけるためには、自分自身と深く向き合い、過去の経験や感情を振り返ることが重要です。
岸畑が内的動機をみつけたのは、どのようなことがきっかけだったのでしょうか?
中学時代に自分が妊娠・出産できないと知った瞬間から、「命をどう守るか」というテーマに深く関心を持つようになったそうです。
この経験が、助産師という職業を選ぶきっかけとなり、その後のキャリアの方向性を決定づけました。

内的動機はただの興味や関心ではなく、自分の行動を駆り立てる強い意思や覚悟のこと。

この動機があることで、どんな困難に直面しても、揺るぎない信念を持って進むことができます。
そして、助産師としての活動においても、この内発的動機が非常に重要となります。
なぜ重要なのでしょうか?
なぜなら、助産師という仕事は命を預かる責任が大きく、時には困難な状況にも立ち向かわなければならないためです。
みなさんに内的動機はありますか?

3.キャリアの選択と新しい挑戦

みなさんは「キャリアの選択」と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか?
病院でずっと働きたいな。
クリニックに転職したいな。
分娩できる開業助産師もいいな。
専門分野を持つ開業助産師がいいな。
みなさんがキャリアを考える際、既存の道を選ぶか、自分で新しい道を切り開くかという選択肢があります。

助産師という職業は、伝統的な医療職の一部として確立されていますが、その中で新しい価値を創出することも可能です。

例えば、産前産後のケアにとどまらず、女性の一生涯にわたる健康管理を支える役割を担うことで、新たなキャリアパスを築くことができます。
岸畑は起業という新たな挑戦によって、助産師としての経験を活かしながら、より多くの人々に助産師のケアの価値を提供するためにまずはプラットフォームを構築しようと考えました。
このように、新しい挑戦をすることで、自分自身の可能性を広げることもできます。

4.社会課題と向き合う

そして、みなさんには、ご自身のキャリアを考える上で、より大事にしていただきたいことがあります。
それは、社会課題に対する意識を持つこと
今、日本に住む人々が直面している社会課題は多岐にわたります。
すぐに思いつくものでは、少子化や高齢化、女性の社会進出といった課題が出てきます。

これらの課題に対して、自分がどのように貢献できるかを考えることが、キャリアの方向性を見定める重要な要素となります。
岸畑が起業した背景にも、社会課題に対する意識がありました。
助産師としての知識や経験を活かし、少子化問題に対する一助となるという意識です。
例えば、産後ケアの充実や、育児に関するサポートを提供することで、子育てしやすい環境を作り出すことができます。
このように、女性がキャリアと家庭を両立できるよう支援することで、社会全体の働き方改革にも寄与できると考えています。

5.持続可能なビジネスモデルの構築

助産師としての活動を持続的に行うためには、「ビジネス」という視点もとても大切になっています。
しかし、助産師は主に妊娠期から出産、長くても産後1ヵ月までの関わりになることが多いので、中長期的なビジネスというイメージがつきにくいですよね。
助産師が行うビジネスの課題としては、一度のサービス提供で完結することが多いために、新規顧客の獲得が難しいといわれています。
しかし、持続可能なビジネスモデルを構築することは、助産師としての活動を持続的に行うためにも非常に重要なポイントです。
そのためには、既存の顧客との長期的な関係を築くことが重要です。

6.助産師のキャリアは多様な選択肢と可能性に満ちている

みなさんのキャリアが自分の想いに沿い、充実したものにするためには、内発的動機を基に、自分自身の使命を見つけ、その使命に向かって行動することが重要です。
また、社会課題に対する意識を持ち、それに対して自分がどのように貢献できるか、そして自分はどんなことに自分のいのちの時間を使いたいのか、自分のやりたいことの軸とはなにかを考えることで、より充実したキャリアを築くことができます。
自分自身のキャリアを導き出し、助産師として活動するみなさんの姿が、未来の助産師さんたちのインスピレーションとなり、命を守るという大きな使命を共有できる存在になっていくと思っています。
助産師としての道を歩む皆さんが、自分自身の内発的動機を見つけ、その先にある価値を創出するために、共に歩んでいけることを楽しみにしています。

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