見出し画像

ジェンダー・ギャップ指数ってなに?~SDGsへの取り組み~

こんにちは。子育てママのゆきです。

皆さん、ジェンダーギャップ指数ってご存じですか?
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。
実は、SDGsで、とてもキーポイントになる言葉なんです。

今回はこのジェンダーギャップ指数についてお話させていただきます。

世界進出における男女格差を表す

「ジェンダーギャップ指数」とは、男女格差を測る指標のひとつ。
世界経済フォーラム(World Economic Forum/WEF)が2006年から毎年公表している「Global Gender Gap Report」の中で示される指数をいいます。

このレポートは、男女格差を解消することを目的に、各国のジェンダーギャップによる格差を数値化してランク付けされているんです。

指数を計算するジャンルは、
経済参加(経済参加率・同一職での賃金格差・収入格差・管理職の男女比・専門職や技術職の男女比)
教育(初等教育率・中等教育進学率・高等教育進学率)
保険(出生時の男女比・健康寿命)
政治参加(官僚の男女比・過去50年間の首相の男女比)があります。

上記の項目を総合的に判断した上で、国によって順位付けされているのが「ジェンダーギャップ指数」です。

ジェンダー・ギャップ指数2022

日本の順位は146か国中116位(前回は156か国中120位)でした。
前回と比べて、スコア、順位ともに、ほぼ横ばいとなっており、先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中で韓国や中国、ASEAN諸国より低い結果となりました。

特に、国会議員・官僚・管理職の女性割合が低いことなど、政治参画における男女差が順位に影響したようです。

日本が今年も低い理由は?

日本の順位は前回と比べてほぼ横ばいで、低い順位にとどまっています。
その理由は今年も経済と政治の分野が著しく低く、2分野が共に100位以下になっているからなんです。

経済は121位(前年は117位)、政治は139位(前年は147位)でした。

政治分野は順位が上がっているように見えますが、前年は156カ国中、今年は146カ国中なので、実際には上がっていません。

一方、教育と健康の分野では、日本にジェンダーギャップはほとんどないとの評価をされていますが、他の多くの国も高いため、差はつかなかったようです。

世界全体での評価は?

ジェンダーギャップ指数2022で1位、世界で最も男女平等に近いと評価を得たのはアイスランド。
その後をフィンランド、ノルウェー、ニュージーランド、スウェーデンが続きました。

世界全体の傾向としてWEFは、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行で、世界のジェンダーギャップはさらに広がったと総括しています。

その原因については、経済活動の停滞で、男性よりも高い割合で女性が失業していること、外出禁止の影響で女性の家事負担が増えていることなどと分析しています。

日本でも新型コロナの影響で非正規雇用の女性に大きな打撃が出ているとの実態調査を行った研究結果が出ているようです。


いかがでしたか。
この記事では、男女間格差を表すジェンダーギャップ指数について、世界と比較した日本の立ち位置についてお話させていただきました。
ジェンダーに対する取り組みは、政府だけでなく私たち一人ひとりの協力や意識の変化も必要です。
世界から見た日本の立ち位置を知り、自分の身の回りの小さなことから、何か行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

今回の記事を読んで、SDGs、ジェンダー平等に興味のなかった方が少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。
本日もお読みいただきありがとうございました。


ぜひその悩みを助産師に相談してください!
コラムの内容についてなど、ご相談したいことがありましたらお気軽に助産師へご相談ください。
日本初、全国の助産師を可視化した助産師検索サイト「Meets the Midwife」はコチラ!


株式会社With Midwife」では、企業専属の助産師が24時間365日従業員の方々をサポートするThe CAREや助産師同士が繋がれるコミュニティサービスMeets the Midwifeなどを運営しています。詳しくは、弊社コーポレートサイト「What We Do」をご覧いただけますと幸いです。

他にもママや子育てに関する情報をこちらのマガジンで発信しておりますので、あわせてご覧ください(^^)


いいなと思ったら応援しよう!