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まだまだ流行しています!インフルエンザ

こんにちは。子育てママのゆきです。
3月に入りましたが、まだ寒い日もありますね。
皆さん体調崩されていませんか?
私の働く病院でも小児科ではインフルエンザの患者さんがまだまだたくさん来ています。
インフルエンザが流行しているときに子どもが熱を出したり体調を崩すと、「もしかしてインフルエンザかも」「すぐに病院に行った方がいいのでは?」と不安になりますよね。
そこで今回は、子どものインフルエンザの初期症状や風邪との違い、受診の目安についてお話していきます。

子どものインフルエンザの初期症状って?

子どものインフルエンザの初期症状で多いのは、38℃以上の急な発熱です。合わせて頭痛や関節痛、のどの痛みなども現れることが多いようです。

インフルエンザの初期症状と一般的な風邪症状の違いは?

インフルエンザの初期症状と、一般的な風邪症状では、症状の表れ方や進行スピードに違いがあるようです。それぞれの特徴は以下の通りです。

インフルエンザの初期症状の特徴


・症状がない状態から急に38℃以上の発熱が起こる
・発熱に続いて咳や鼻水などが表れる
・だるさや関節痛など全身症状が表れやすい
・下痢や嘔吐を伴うことがある
・症状の進行スピードが速い

風邪症状の特徴


・初期には鼻汁やのどの痛みなどが表れる
・関節痛や筋肉痛など全身症状は少ない
・発熱してもそれほど高熱にはならないことも
・症状の進行スピードはゆっくり

インフルエンザの初期症状にはどう対応する?


子どものインフルエンザが疑われても特別な対処をする必要はなく、普段の風邪と同じようにホームケアをしてあげましょう。
ポイントは以下の通りです。

①部屋の温度・湿度


インフルエンザは低温・低湿度の条件で増えていきます。
このため、室温を20~25℃、湿度を50~60%に保つようにしましょう。
1~2時間1回は換気することも大切です。
室内に洗濯物を干すだけでも湿度をあげることができます。
加湿器を使うときは、こまめに掃除をして清潔に保ちましょう。

②食事~脱水に注意~


「食欲はなくて当たり前」くらいに考えて無理に食べさせず、子どもが食べられるものを食べられるときに与えましょう。

ゼリーやプリン、アイスクリーム、うどんやお粥など、食べやすいものなら何でも構いません。
体力を落とさないためにも、無理のない範囲で食事を摂らせてあげましょう。
発熱が続くと脱水の危険があるため、こまめな水分摂取を心がけてください。
お茶やお水でももちろんかまいませんが、体に必要なミネラル分も含まれているスポーツドリンクや経口補水液などがおすすめです。
どうしても口から水分摂取ができない場合は点滴が必要になることがあります。

特に乳幼児の場合は脱水を起こしやすいので、半日以上も何も口に出来ない、あるいは口にしても吐いたり下痢をしてしまう場合は医療機関を受診しましょう。

③入浴について


入浴は体力が奪われるため、熱が下がって症状が軽くなってからにしましょう。
熱が上がるとたくさん汗をかきますので、体を拭いたり服を着替えたりして汗で体が冷えないようにしてください。

④異常行動に注意


子どもがインフルエンザにかかると、ごくまれに窓を開けて外に出たがるといった異常行動を起こすことが報告されています。
発熱している間は子どもを1人にしないで必ず大人が見守りをしてください。
意識障害や異常行動など、いつもと違う反応が見られた場合は必ず医療機関を受診しましょう。

インフルエンザで病院を受診する目安は?


インフルエンザの初期症状で病院を受診する目安は、発熱してから12時間以降、48時間以内です。
発熱して12時間以内だとウイルス量が少なく正しく検査できないことがあり、48時間を過ぎると治療薬の効果が期待できなくなってしまいます。

インフルエンザは発症後48時間以内であれば抗インフルエンザ薬(タミフル・リレンザ・イナビルなど)の投与でウイルスの増殖を抑える効果が期待できます。

ただ子どものインフルエンザでは症状が急に悪化して重症化することがあるので気になる症状がある場合は経過時間にかかわらず早めに受診してください。

インフルエンザに効く解熱剤


高熱(38℃以上)が続くと体力が必要以上に奪われるため、医師から処方された解熱剤(アセトアミノフェン)をお使いください。
※子どものインフルエンザの場合、解熱剤の一部にはインフルエンザ脳症・脳炎の症状を悪化させたり、ライ症候群(インフルエンザなどに感染した後、特にアスピリンを服用している子どもに起こる肝臓の脂肪沈着を伴う重篤な急性脳症)発症のきっかけとなる可能性があるため、原則としてアセトアミノフェン(カロナールなど)以外は使用しないことになっています。

市販の解熱剤を使用される際には、必ず医師または薬剤師に相談しましょう。

いかがでしたか。インフルエンザについても正しい知識を持っていただき、お家でのケアに役立てていただけたらと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。


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