はじめに
当たり前な感想ですが、地の利を活かしてるかの様に関西馬が強いレース
関東馬で振り分ける1つの要素が馬体重。
今年の出走予定の関東馬は全て500Kg未満な上、小柄な馬ばかり。
残念・・・・
ローテ別傾向
全体的なキャリア数ではなく、今年に入ってから使い倒されてないフレッシュな馬が走っているという事ですね。
使い倒すというと言葉が鋭いですが、要はクラシックレース出走に向けて数回トライアルを使ったものの、
「やはり短距離馬かぁ」
的な出走よりも、3歳限定のスプリント路線の番組が少ないながらも、狙って出てきた様な馬の方が結果を出している印象です。
それにしても多いですねw
まず関西馬という条件をつけたのは、上述した様に関東馬が苦戦しているレース性質があるという事。
スープ等を煮込む際に、不純物である灰汁を取る様に、多少の旨味成分と一緒に捨ててしまったとしても、全体的に完成度が高まるのと一緒で。
ただ、それにしても今年は該当馬が多いのでここから絞る材料を用いるのであれば。
牡馬も全然良い数字ですが、牝馬の複勝率が少し上がります。
中8週以内のローテの期待値は優秀です。
調教傾向
血統傾向
改装前に行われた2020年ではキズナ産駒が3頭出走して1番人気1着・11番人気2着・10番人気14着の結果。
改装前の2020年以前(2013年まで遡り)の好走馬の血統表を眺めると、キズナ産駒も内包するStorm Bird系の血を持つ馬の活躍も目立っています。
他で気になる点と言えば、ダート型血統の好走が目立ちます。
シニスターミニスター産駒が勝っていたり、パイロ産駒が2着になったり。
スプリント戦なので当たり前ですが、スタートから「ガーッ」ってスピードで最後まで押し切るタイプが思っている以上に向くという事。
それを裏付けているのが、ノーザンファーム生産馬が苦戦しているという点。
単勝オッズ10倍未満の馬でも1-0-1-6/8という酷い成績。
大雑把な分類ですが瞬発力型の育成に特化したノーザンファーム生産馬には全く向いてないレース性質とも取れると考えてます。
そういった最初から最後まで全速力スピードを持続させる血流といえば、ボールドルーラー系。
そういった意味で上述したシニスターミニスターやパイロは、ボールドルーラー傍流のA.P.Indy系でもあって。
他に目を向けて見ると。
タフな展開の消耗戦ではサンデー系に劣らない伸びを発揮するグレイソヴリン系のCaroの血を保持する馬の好走も目立ちます。
ちょっと興味深いのが、改装直後の京都芝1200mデータですが
同じディープインパクト×Storm Cat配合の種牡馬ですが、20年で活躍した(1~2着)キズナ産駒が改装直後の現在、結果を出せていないのに対して、エイシンヒカリ産駒は確率の偏り中だとは思いますが、現在100%馬券内を継続中。
ここを強く言いたい訳じゃなく、エイシンヒカリ産駒が上述した欧州型の伸びを底上げするCaroを内包しているという事。
そんなエイシンヒカリ産駒は出走していませんが、ここまでダラダラ書いてきた血統傾向のテーマに該当するのが圧倒的人気を集めるであろうビッグシーザーなんかは今までの流れを汲んだ血統テーマに沿っている配合馬だと思います。
Haloクロスが効いてるデータ検証結果でした。
改装後も前も、3角から下って勢いそのままに最終コーナーってレイアウトを小気味良い機動力で対応しているといった感じでしょうか。
直線も平坦ですし、Haloクロスで激しい気性も短所から長所に変わりやすいコースなんでしょうね。
雑談的見解
⑪テラステラ
母ステラリードが新馬から連勝で函館2歳S(芝1200m:G3)を制した馬
半兄が京王杯2歳S(東京芝1400m:G2)を制したキングエルメスと広尾レース馴染みの一族。
筋力の完成度が早い牝系で個人的には牝系だけ見ると、やや瞬発力に振れた中距離もこなすマイラー型なタイプを多く輩出しそうというイメージ。
本馬の血統表から特注血統と扱ったHalo 5×4に加え、Sadler's Wells 4×4が重厚さを醸し出してますが、サンデーサイレンス 4×3と母系のGone West系の母の母父Zafonicが軽いスピードで相殺している配合。
モーリス×スペシャルウィークの配合は、先週のOPレースのメイSで2着に好走したマテンロウスカイと近似配合で、やっぱり見た目の構成は中距離血統に映りがち。
ただ、テラステラは思いの他、Zafonicの主張が効いている印象なのでベストは1400m戦だと思いますが、半数より前目の位置さえ取れてれば大いに馬券内は可能だと思います。
前走は、不良馬場の先行決着で決まりそうな雰囲気の中、唯一と言って良い程、差してきた馬で2着は立派。
今回も出走してくる1着だったルガルよりは強い内容だったと思います。
3走前は、今回上位人気の支持を集めそうなペースセッティングにも先着していますし、実績としては申し分無しだと思います。
②ビッグシーザー
強いでしょうね。
この馬はデータや血統を超越してくる天才スプリンタータイプだと思うので、よっぽど調教の動きが悪過ぎるとか、芝2000mとかに出走とか以外は、無視出来ないと思います。
⑨コーパスクリスティ
能力開放LC値が全体3位。
今年2戦目の関西馬、Haloクロス保持馬とwithkeiba注目データの中で買い要素満載の馬
一族や、配合的にダートでも走るエピファネイア産駒で、ベストは1400mだと思いますが、1200m戦ならスタートから出ムチくれてやる勢いの先行→ゴールまで全速力な感じが一番能力を発揮出来そうな雰囲気の馬
芝1200mでビタっと連想出来ないのも事実なのでこの評価。
もっと割り引いても良かったんですが。
⑤ペースセッティング
芝1200m専用機として使っていけば重賞の1つや2つは取れそうな下地はあると思ってます。
ダンチヒ系の様な前進気勢の塊な血と相性悪そうな騎手(体感です、今度ちゃんと調べます)なので割り引いてこの評価。
③メイショウピース
ダート戦2連勝中で、初めての芝。
リオンディーズ×モンジュー×Marquetryという構成から、芝はガチっと嵌りそうだと思ってますし、距離も良さそうです。
函館とか小倉のヤヤ重とかの小回り短距離芝といった少し時計の掛かる馬場が
一番向いてそうで、京都の高速馬場が気掛かり。
総括という程のものではないですが
ビッグアーサー産駒3頭いますが、個人的に改装後の京都芝1200mではあまり向いてないと思っているので、この辺りの結果も個人的には楽しみの1つです。
繰り返しになりますが、②ビッグシーザーは、枠を超えた短距離の天才なので別枠だと思ってますが。
改装前の京都芝1200mは、内枠が恵まれるシーンが多かったのですが、改装後の京都芝1200mは改装前と比べると、数字は落ちてます。
①ルガルは、芝1200mでは毛嫌いしたい配合馬なので、1円も買いませんし、⑮モズメイメイは調教からは感じませんが、前走大敗の精神的ダメージも癒えてないと思いますし、緩い流れを先行して粘り込みといったスタイルを得意としているタイプだとLC値から連想出来るので、今回の様な消耗戦スプリントを耐え得る先行力は現時点では付き切ってないと判断しているので1円も買いません。
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