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《無料》有馬記念


ご協力のお願い

1日35レース(障害戦除く)の指数付け、調教全頭分チェックから判定作業、コース別・条件別の血統チェックからの判定作業と、時間としては下準備から含めると、約24時間の時間を費やしてます。

これって平均的?な1200円の時給で働けば、単純に28,800円分の時間コストが掛かっています。

人は物質的な(目に見えるモノ) コストには理解を示してくれる一方、時間といった無形の事柄をコストとして認めてくれないケースが目立ちます。

その辺りをグダグダ話してても仕方ないので、何をお願いしたいかというと、それなりに有益な情報を〝無料〟で提供させて貰っている理由は、

・下積みみたいなもん
・更なる認知度を高める為
・自己満足や承認欲求も

やる気やモチベーションアップの為、是非とも【高評価】のイイネとか、フォローのご協力をどうぞ宜しくお願い致します。

これ、本当にやる気に繋がってくるんです。

あまりにも反応がないと、『もうやだ、やりたくないもん』って本気で思えますw

これら理論以外に、当日の馬場傾向から狙えそうな血統や調教パターン、その他諸々の情報をポストするwithkeibaのX(旧Twitter)のアカウントもフォローして頂けると、本当に嬉しいですし、無料情報提供のガソリンにもなりますw

どうぞ、宜しくお願い致します。

雑味認定

【母父サンデーサイレンス系】

1-3-1-1-5-24/35
勝率2.9% 単勝回収率6%
連対率11.4%
複勝率14.3% 複勝回収率38%

【該当馬】
⑩タスティエーラ
母父マンハッタンカフェ
(欧州型サンデーサイレンス系)


⑨ヒートオンビート
母父ディープインパクト
(中長距離型サンデーサイレンス系)


③ホウオウエミーズ
母父アグネスタキオン
(短距離型サンデーサイレンス系)

〝母父サンデーサイレンス系〟ってフワっとしたデータ。

勿論、サンデーサイレンス系の中でも中山中距離戦に長けた底力系の種馬もいる事も把握した上での ご紹介になります。

要約すると、サポートする役割としては瞬発力型が多いサンデーサイレンス系の血よりも、鈍重型の脚力をサポートする血の方が求められるいう事です。

なので、味の落ちる原因になりやすい〝雑味認定〟は、【母父サンデーサイレンス系】を灰汁として なるべく取り除いていこうという事です。

ただ、シャタリング作業、芝張り替え後の9月以降の中山芝が例年より時計が出ていますし、末脚スピード指向の血流の台頭が目立っているので、そこだけが気掛かりですが・・・。

個体別傾向

★芝2400mからの延長×青鹿毛馬

3-2-2-0-0-7/14
勝率21.4% 単勝回収率125%
連対率35.7%
複勝率50% 複勝回収率115%

【該当馬】
⑥ディープボンド
前走
東京芝2400m

★480Kg未満の栗毛馬

2-4-2-1-1-5/15
勝率13.3% 単勝回収率76%
連対率40%
複勝率53.3% 複勝回収率135%

【ギリギリ該当しそうな馬】
⑫ウインマリリン
調教後 馬体重478Kg

まず、withkeibaが検証するデータの集計期間は、2016年からが中心です。

この〝重賞データブログ〟に関しては、便宜上、過去10年で検証していますが、重賞以外のレースに関しては2016年以降のデータで検証していて、競馬場、コースによっては過去5年や過去3年で検証したりと臨機応変にしているつもりです。

ただ、上記2つの《個体別傾向》のデータは、2016年以降、中山芝2500m 3勝クラス以上といった条件から抽出したモノとなります。

何でもそうですが、物事は進化していくものですし、一般的に用いられる〝過去10年データ〟って、進化に対応出来ない側面も秘めているので、あまり意味ないとも思ってます。

血統データや調教パターンなんかが特に。

何が言いたいかというと、厳密的に⑫ウインマリリンはきっと480Kg以上の馬体重で出走する筈なので対象外になりますが、唯一の栗毛馬ですし、数Kgの誤差ならデータ該当馬として注目しても良いのでは?って考えです。

これが栗毛馬が5頭も6頭もいるレースの中でなら、基準値と厳格に照らし合わせるべきだとは思いますが。

一応、490Kg未満と少し条件を緩くしたデータが下記になります。

☆490Kg未満の栗毛馬

2-4-4-3-2-10/25
勝率8% 単勝回収率46%
連対率24%
複勝率40% 複勝回収率106%

ローテ別傾向

★本年 非根幹距離(1800m以上)で2連対以上の牝馬

2-1-2-3-1-5/14
勝率14.3% 単勝回収率65%
連対率21.4%
複勝率35.7% 複勝回収率102%

【該当馬】
⑮スルーセブンシーズ
2走前
宝塚記念(阪神芝2200m:G1)
2着

3走前
中山牝馬S(中山芝1800m:G3)
1着

★前走 菊花賞(京都開催)で上がり3ハロン35秒台以内の末脚を計測した馬

3-2-3-1-0-2/11
勝率27.3% 単勝回収率68%
連対率45.5%
複勝率72.7% 複勝回収率149%

【該当馬】
①ソールオリエンス
前走
菊花賞(京都芝3000m:G1)
3着→3分4秒0 
上がり3ハロン35.1秒(3位)


⑬タスティエーラ
前走
菊花賞(京都芝3000m:G1)
2着→3分3秒7
上がり3ハロン34.8秒(2位)

このデータは、過去20年で取ってます。

菊花賞組が強いのは周知の事実なので敢えて取り上げるまでもないとは思いましたが、一応、菊花賞組で信頼に値するデータがないかと検証した所、見つかるに至ったので紹介しておきます。

その前に、前走 菊花賞組が好走しやすいのは、

*古馬との斤量差2Kg
*中8週の余裕あるローテ

この2つが絶妙に絡み合っているのが大きいと思います。

芝3000mという長距離条件の中に含まれている名物・淀の坂の2度越えや、ラストの3角下り坂から始まる機動力戦で 体力と末の脚力を証明した馬が有馬記念でも通用しているといった所かと思います。

今年は菊花賞組が2頭いて、⑬タスティエーラが該当。

このままでは芸がないので、この2頭の菊花賞に於ける末脚にどこまでの価値があるか調べてみました。

過去20年で更に深堀りしていくと。

《前走 菊花賞で上がり3ハロン34.0秒台以内を計測し、有馬記念に挑んだ馬》

2005年
ディープインパクト (菊花賞 走破時計3分4秒6)
菊花賞上がり3ハロン33.3秒→有馬記念2着


2011年
オルフェーヴル (菊花賞 走破時計3分2秒8)
菊花賞上がり3ハロン34.6秒→有馬記念1着


2016年
サトノダイヤモンド (菊花賞 走破時計3分3秒3)
菊花賞上がり3ハロン34.1秒→有馬記念1着


2018年
ブラストワンピース (菊花賞 走破時計3分6秒5)
菊花賞上がり3ハロン34.1秒→有馬記念1着

勿論、京都開催の菊花賞組という事で仕分けてます。

現在、該当馬の3連勝中、連対率100%というデータです。

⑬タスティエーラが今年唯一の該当馬って事で、連対率100%の記録を伸ばせるのでしょうか。

楽しみですね。

調教傾向

★調教ランク判定【S/RD】該当馬

1-4-3-0-1-8/17
勝率5.9% 単勝回収率11%
連対率29.4%
複勝率47.1% 複勝回収率121%

【該当馬】
⑥ディープボンド
⑧ライラック
⑩ジャスティンパレス

★調教ランク判定【W/MB】該当馬

1-1-1-0-1-1/5
勝率20% 単勝回収率48%
連対率40%
複勝率60% 複勝回収率226%

【該当馬】
⑥ディープボンド
⑫ウインマリリン

血統傾向

有馬記念はロベルト、という格言もある程ですが、過去20年データの数字だけでお伝えすると。

☆父ロベルト系

3-1-2-16/22
勝率13.6% 単勝回収率98%
連対率18.2%
複勝率27.3% 複勝回収率59%

☆母父ロベルト系

0-1-0-16/17
連対率5.9%
複勝率5.9% 複勝回収率7%

これを見て、格言が出来る程の信用性はないと思いますが、このデータは 森(ロベルト系)を見て木(ロベルト系 種牡馬別)を見ていないモノです。

ただ、近年ではロベルト系の復調も感じられるので、一定の警戒は必要だと思います。

後はベタな所で言えば、ステイゴールドの血も有用ですね。

★父方サンデーサイレンス内包×母方ダンチヒ系内包の配合馬
(逆もOK)

3-3-1-1-0-14/22
勝率13.6% 単勝回収率91%
連対率27.3%
複勝率31.8% 複勝回収率111%

【該当馬】
⑫ウインマリリン
父の母父サンデーサイレンス
(米国型Halo系)

Danzig 4×4



①ソールオリエンス
父キタサンブラック
(キャラ特化型サンデーサイレンス系)

母の母母父Danehill
(欧州型ダンチヒ系)

前進気勢に溢れ、スプリント色強めのダンチヒ系の血がサンデーサイレンスの瞬発スピードと相まって有馬記念に効いている印象。

ちょっとだけ都合の良い解釈ですが、緊張(スプリント指向)×緩和(ステイヤー指向)のバランスが取れている配合が恵まれているといった感じでしょうか。

雑味認定で、【母父サンデーサイレンス系】を灰汁としているのに、血統傾向では、それも認めるって方向性は矛盾しているんじゃないか?って声が聞こえてきそうですが、矛盾と言いますか、遊びですね。

単純な方の遊びではなくて、〝いくばくかの余裕シロ〟って方の遊びです。

張り詰めた糸より、いくばくかの余裕シロがある糸の方が柔軟性もあって切れにくい場面もあるってやつです。

血統傾向で推奨しているデータは、ダンチヒ系とサンデーサイレンス系の化学反応を起こしている狙いですし、〝雑味認定〟では『母父』に限定していますし。

なんでもそうですが、〝これ!〟って決め付けて進んでいくより、多少の誤差は、〝いくばくかの余裕シロだ!〟って考えて進んだ方が、物事が上手くいくケースは多いですよね。

そんな感じですw

雑談的見解

指数1位

TARGET JV様 引用 ウインマリリン5代血統表

⑫ウインマリリン

父スクリーンヒーロー
(欧州型ロベルト Silver Hawk系)

母父Fusaichi Pegasus
(米国型ミスプロ系)

コスモチェーロは、新潟芝2400mで挙げた1勝で繁殖に上がった馬で、1勝クラスではありますが、中山芝2500m戦で2着に好走した実績も持ってますw

母父に鎮座しているFusaichi Pegasusが一本木な先行気質を伝えていて、マイル戦で必要な能力を高く伝えやすく。

Fusaichi Pegasus × ボールドルーラー × Fair Trialと母系から伝わってくる、スピード持続性と耐久性が調和されている構成。

単純な事を言いますが、

スクリーンヒーロー産駒×有馬記念
1-1-1-0/3

と完璧な相性を誇ってますし、スクリーンヒーロー直仔のモーリス産駒 ジェラルディーナも有馬記念で3着に好走しています。

初の馬券外になるかもしれませんし、100%馬券内継続で、

『おぃっ、すげぇなぁ~、フフン、フン、スクリーンヒーローの血って』

ってなるかのどっちかでしょうw

中山競馬場と親和性が高い香港ヴァーズも昨年勝ってますし、一昔前の事ですが、カレンブーケドールや有馬記念馬ワールドプレミア相手に中山芝2500m重賞の日経賞を勝っているのは、強調材料にも成り得ます。

6歳馬がこない念仏の様に聞こえてきますし、ウインマリリンを語る上で、いや、その念仏を払拭するのに外せないのが、前走の

ブリダーズカップフィリー&メアターフ

そこそこな相手と接戦の4着で、分解していくと。

ジャックルマロワ賞(芝1600m)、サンチャリオットS(芝1600m)、BCフィリー&メアターフ(芝2000m)
G1を3連勝したインスパイラル

ヨークシャーオークス(芝2370m)、ヴェルメイユ賞(芝2400m)を連勝し、
BCフィリー&メアターフ(芝2000m)を2着した後、香港ヴァーズ(芝2400m)を3着に
好走したウォームハート

僅差接戦の4着は大きな強調材料になりますし、6歳馬でも枯れてないぞ!って裏付けにも出来るかと思います。

サンタアニタパーク競馬場は、欧州と日本の中間にある様な馬場の造りで、やや日本志向に寄るスピードが問われやすいとも言われており、そういった辺りからも、地力と近年スピードも問われるケースが多い中山芝との親和性があると言っても良さそうで、、、強引ですがw

指数2位

⑯スターズオンアース

強いですよね、安定感も凄いですし。

前走も、あの枠から3着と、斤量差と枠の分の補正をかけたら、リバティアイランドより強い競馬はしていたと思います。

確かに難しい競馬になると思いますが、大外枠に行くだけでここまで人気を落とすなら、買っても良いかなぁと思いました。

ただ、単勝が売れてないだけで、連系やらの馬券では人気してますね。

指数3位

⑧ライラック

この馬に関しては、前走のエリザベス女王杯で指数1位指名した際にこすり倒す程 書いたので ここでは割愛します。

分かりやすいので、単純な説明を敢えて使いますし、負け惜しみではないのですが、前走のエリザベス女王杯では唯一、二桁番手から追い込んで掲示板に載った馬。

内枠の馬が結構恵まれたレースでライラックは⑪番。

私的には一番強い内容だったと思ってます、勝ち馬より。

今回は良い枠を取れたと思いますし、話題になってる調教内容が秀逸過ぎて。

美浦坂路を50秒台を出して、ラップを全て12秒台でまとめる。

傾斜を考えると、相当な脚力がないと出せないと思いますし、改装間もないので当然ですが、例を見ないパターン。

レース前に負荷掛け過ぎってパターンになるか。

これだけの時計を出したらさぁ、そりゃレースに繋がるよねってなるか、見ものです。

5~6番人気になると思ってましたが、思ったより人気しなくて良かったです。

指数4位

TARGET JV様引用 ソールオリエンス5代血統表


①ソールオリエンス

父キタサンブラック
(キャラ特化型サンデーサイレンス系)

母父Motivator
(欧州型サドラーズウェルズ系)

スキアは、仏G3 フィユドレール賞(芝2100m)勝ち馬で、フランスで2頭 産んだ後に日本に輸入され、ヴァンドギャルドを筆頭に6頭輩出し、5頭が複数勝利を収める活躍を見せている繁殖牝馬。

有馬記念っていう視点だけで見れば、メンバー中1位の相性の良さを感じる母系の構成をしていると思ってます。

3代母Gleam of Lightを辿れば、ヨークシャーオークス 英オークス、英1000ギニーを含むG1 5勝ち馬で、ラヴズオンリユーが日本馬として歴史的勝利を挙げたBCカップ フィリー&メアターフ優勝時の4着だったLoveの名が出てきます。

サドラーズウェルズ×Rainbow Quest×Danehillって羅列を見ると、実にFrankelと近似配合で、欧州瞬発型の薫りが漂ってきます。

また、Rainbow Questってのが有馬記念血統と言っても過言ではなく、小回りでの消耗合戦の様相が増せば増すほど、この辺りの血が活きてくるでしょうね。

とにかく繰り返しにはなりますが、母系が有馬記念血統って言っても過言ではない構成をしていて、そこにキタサンブラックを配した同馬。

キタサンブラック自身が有馬記念で3年連続好走もしてますし、昨年の有馬記念馬イクイノックスキタサンブラック産駒。

って強引なこじつけも出来る反面、全く合わないですね!って言える様な材料もないので、素直に評価しても良いかと。

荒々しいアビリティを手にしている代わりに、豪脚のスキルを発動出来るタイプ

(アビリティってなんですか?)→生まれ持ってる能力ですw
(スキルってなんですか?)→努力等で身に付けた後天的な能力ですw

中山芝中距離戦には、厳しい成績のキタサンブラック産駒ながら、①ソールオリエンスはキャリア6戦の身ながら、持ってるアビリティとスキルを如何なく発揮して、『中山の鬼』という称号を得ていますw

3歳馬に相性の良いレースですし、菊花賞で上がり35.1秒の末脚は、距離が長かったのと、騎手が良く分からない他馬を封じ込める事に力を注ぎすぎた謎の騎乗を差し引けば、高い評価に値するモノだったと思います。

馬番①番じゃなければ、週中では指数1位でしたが。

川田さんに替わって位置を取りに行くとは思いますが、走りがまだまだ幼い本馬に取っては歓迎出来ない枠でした。

その分、評価を下げました。

指数5位

⑥ディープボンド

結構、上位評価が多かった馬で、そういった意味では検証する時間が多かった馬。

④タイトルホルダーが初速の速さで逃げて、中盤に差し掛かる頃には、⑦アイアンバローズがピッタリ絡むか、交わして逃げるかといったタイトな流れになりそうなのが、⑥ディープボンドに取っては歓迎の展開だと思います。

とにかく鈍重でエンジンの掛かりが遅いタイプ

和田さんでも充分なんですが、しつこく追えるマーカンド騎手は予想以上に嵌りそうな印象もあるので楽しみです。

指数6位

⑬タスティエーラ

3歳馬&ローテが魅力ですし、一応、三冠レース全て好走した実績は無視出来ませんでした。

良く分からないんですよね、強いのか、ちょっとだけ強いのか。

古馬に混ざった今回、ある程度の力量は測れそうです。

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