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金鯱賞 時々 フィリーズレビュー

はじめに

大型馬の好走が目立つレースでもあり。

特に500Kg超えの期待値が優秀で、上位人気の平均着順率も優秀な上、人気薄の好走も目立っています。

今年の登録馬で500Kg超えの馬は不在(前走時参照)ですが、ヤマニンサルバム辺りがひょっとしたら該当するかもですね(前走時498Kg)


一応、着度数とか載せておきます。

★馬体重500Kg超え

6-2-5-2-4-10/29
勝率20.7% 単勝回収率825%
連対率27.6%
複勝率44.8% 複勝回収率200%

498Kgなんて誤差の範囲内なので、データ該当馬扱いしても良いかと思います。


ローテ別傾向

★近3走以内で東京芝2000mを3角5番手以内で追走した馬

4-1-3-1-2-2/13
勝率30.8% 単勝回収率1801%
連対率38.5%
複勝率61.5% 複勝回収率346%

【該当馬】
②マリアエレーナ
2走前
天皇賞秋(東京芝2000m:G1)
7着 3角5番手


⑪ヤマニンサルバム
前走
白富士S(東京芝2000m:リステッド)
3着 3角4番手

中京芝2000m重賞って、人気薄の逃げ/先行馬の期待値が半端なく優秀で。

その辺りを意識したデータを検証してみました。


調教傾向

★当週 ウッドコース 5ハロン65秒台

2-2-2-4/10
勝率20% 単勝回収率208%
連対率40%
複勝率60% 複勝回収率233%

【該当馬】
①アラタ
当週3/8 南W 6ハロン追い
5ハロン 65.2秒
3ハロン 36.8秒
3ハロンラップ 13.0-12.1-11.7


②マリアエレーナ
当週3/7 栗東CW 9ハロン追い
5ハロン 65.7秒
3ハロン 36.8秒
3ハロンラップ 13.1-11.9-11.8


③ハヤヤッコ
当週3/8 南W 6ハロン追い
5ハロン 65.8秒
3ハロン 37.5秒
3ハロンラップ 13.2-12.4-11.9

血統傾向

★ミスプロ系とボールドルーラー系の血を併せ持つ馬

3-2-4-2-0-11/22
勝率13.6% 単勝回収率29%
連対率22.7%
複勝率40.9% 複勝回収率130%

【該当馬】
⑦グランオフィシエ
父キングカメハメハ
(欧州型ミスプロ系)

母の母父母父Slewpy
(米国型ボールドルーラー Seattle Slew系)

母の母母父Spectacular Bid
(米国型ボールドルーラー系)


⑧バイオスパーク
母の父マイネルラヴ
(欧州型ミスプロ Seeking the Gold系)

母の父母母父Secretariat
(米国型ボールドルーラー系)


⑨ポタジェ
母の父母母父Mr.Prpspector
(米国型ミスプロ系)

母の母父Bold Revenue
(米国型ボールドルーラー系)


②マリアエレーナ
母の母父キングカメハメハ
(欧州型キングマンボ系)

父の父母母父Bold Ruler
(米国型ボールドルーラー系)


⑪ヤマニンサルバム
父の母母父Crafty Prospector
(米国型ミスプロ系)

母の父母母父Tyrant
(米国型ボールドルーラー系)

過去好走馬なので、当たり前と言われるかもですが、⑨ポタジェなんかバッチリだと思っているのですが・・・。

それでこの人気なら腐ってもG1馬という事で期待値は取りやすい馬ですね。まだ全然終わってる馬ではないと思います。

それ以上に⑦グランオフィシエは初めての中京で爆発的な好走を遂げそうな印象を持ってます。

ノーザンダンサーを5代血統表に4本持っている上に、Fairy Kingとヌレイエフといった直線の長いコースでの我慢比べ要素満載レースに向きそうです。

スタートセンス抜群の坂井騎手騎乗も心強いですね。

雑談的見解

②マリアエレーナ 一択だと個人的には思っています。

競馬新聞とか他媒体で溢れている見解内容とほぼ同じ見解を感じてます、きっと。

調教が良くなければ、粗探しをする予定でしたが、当レースで注目した調教パターンに該当してきましたし。

③ハヤヤッコは昨年の函館記念勝ち馬で、2走前の中日新聞杯を57.5Kgのトップハンデと直線窮屈競馬ながら0.1秒差5着、前走の日経新春杯も58.5Kgの酷量を背負いながら0.5秒差の6着と全然負けてないんです。

ダートでOPクラス入りした馬が、芝の重賞戦線を歩み続けて、大きく負けるレースが少ないんです、そしてこの人気なんです。評価するでしょ。

②マリアエレーナ同様に当レース注目の調教パターンに該当してます。


⑪ヤマニンサルバム、強いですね。

⑦グランオフィシエは、血統傾向の所で少し触れた通り。

①アラタも調教パターンに該当と、何かやってくれそうな典さん騎乗も楽しみが勝ってしまいます。

⑫プログノーシスは、ちょっといないモノだとして考えています。
上位には食い込んできそうですが、勝ち馬から0.1秒差の4着とかしてくれると非常に有り難いですw


はじめに フィリーズレビューVer.

はい、阪神JF組が強いレースですね。

同時に、距離延長がしんどい成績となっています。

この辺りが媒体で強調されるので、個人的には距離延長組からマイル指向の戦歴や血統を持つ馬を探し始めるのですが、今年は「これ!」と言える様な馬は不在でした、何か足りないんですよね。

結構、妥協した目で見れば、⑧エコロアイと⑨ジューンオレンジが これに近いのかなぁとは思ってますが。


ローテ別傾向

★馬番①~⑥番の今回距離短縮馬

6-1-1-4-0-12/24
勝率25% 単勝回収率275%
連対率29.2%
複勝率33.3% 複勝回収率142%

【該当馬】
①イティネラートル
前走
阪神JF(芝1600m:G1)
13着


②イコノスタシス
前走
フェアリーS(中山芝1600m:G3)
8着


④ジョリダム
前走
東京2歳優駿牝馬(大井ダ1600m)
14着


⑥リバーラ
前走
阪神JF(芝1600m:G1)
18着

4年連続勝ち馬を輩出しているデータ

19年ノーワン 12番人気1着

20年エーポス 5番人気1着/ナイントゥファイブ 12番人気3着

21年シゲルピンクルビー 8番人気1着

22年サプライムアンセム 2番人気1着/ナムラクレア 1番人気2着


過少評価された人気薄の馬の好走も目立っています。

距離短縮馬の期待値は優秀な結果が出ていますが、距離短縮関係ない馬番①~⑥番の複勝率が21.7%と平凡な数字を見ると、この組み合わせのデータは使えるなぁという感想。


★上がり3ハロン1位を記録した距離短縮馬

4-1-0-1/6
勝率66.7% 単勝回収率608%
連対率83.3%
複勝率83.3% 複勝回収率315%

【該当馬】
⑫シングザットソング
前走
エルフィンS(中京芝1600m:リステッド)
3着 上がり3ハロン33.2秒

調教傾向

★坂路53秒台 終い2ハロン加速ラップ

6-1-3-1-2-10/23
勝率26.1% 単勝回収率375%
連対率30.4%
複勝率43.5% 複勝回収率167%

【該当馬】
④ジョリダム
当週3/4 栗東坂路
53.9秒
2ハロン 24.3秒
2ハロンラップ 12.2-12.1

★坂路51秒台 終い2ハロン加速ラップ 又は、50秒台以内

2-2-1-1-0-5/11
勝率18.2% 単勝回収率219%
連対率36.4%
複勝率45.5% 複勝回収率173%

【該当馬】
⑪ルーフ
1週前3/2 栗東坂路
51.8秒
2ハロン 23.9秒
2ハロンラップ 12.4-11.5

血統傾向

★Haloとレッドゴッド系の血を保持する馬
1-0-4-2-0-11/18
勝率5.6% 単勝回収率19%
連対率5.6%
複勝率27.8% 複勝回収率105%

【該当馬】
③ニシノトキメキ
Halo 4×4
母の母父母父Stanford(欧州型レッドゴッド系)
母の母母父Prrsuit of Love(欧州型レッドゴッド Blushing Groom系)


⑰プウスカンドゥール
父の父父母父Halo
父の母父Orientate(欧州型レッドゴッド Blushing Groom系)


⑦ポリーフォリア
父の父父サンデーサイレンス(米国型Halo系)
母方 Blushing Groom 5+5


⑥リバーラ
父の父父サンデーサイレンス(米国型Halo系)
母の母父Rahy(欧州型レッドゴッド Blushing Groom系)

雑談的見解 フィリーズレビューVer.

⑥リバーラが一番、1400mが似合う馬だと思ってます。
キンシャサノキセキ × Stormy Atlantic × Rahyとオセアニア感満載の短距離配合で、どちらかというと、平坦短距離戦で威力を発揮しそうな血統構成ながら、リファールのクロスを4×4と保持しているので、坂も大きな問題にはならないかと思います。

前走は派手に負けてくれたお陰で人気を落としているのも良いですね。


①イティネラートルは、芝1400m牝馬重賞好走馬のアマルフィコーストの半妹。

フィリーズレビューに限らず、阪神芝1400m戦ってHigh Chaparralの血が嵌りやすく、本馬も母父に据えていて。

そこにキズナを掛け合わせているので、タフさを問われる非根幹距離の重賞には持ってこいな配合馬だと思います。


②イコノスタシスは昨年の勝ち馬サブライムアンセムの半妹


モーリスを配しているので、馬個体で見たら距離短縮は微妙な感じな分、少し割り引いた馬。


地方の名調教師?田中淳司厩舎から転厩してきた馬の④ジョリダム

戦歴だけ見ると、色々と隠れ蓑な面が多くて評価しづらい馬だと思いますが、紛れが置きやすい当レースで、意外と走ってしまいそうな材料を持っています。

まず、注目した調教傾向にも該当していますし、坂路で中々、質の高い加速ラップを踏んでいて、非凡な脚力を感じています。


門別のスピードが問われやすいダート短距離で結果を残して、札幌のクローバー賞で中々のJRAメンバーを相手に逃げ切り勝ち。

そこまで逃げ馬有利の展開ではなかったのに・・・です。

そして、2走前の盛岡芝1600mで3着(中々、パワーいるコースみたい)

前走の大井ダートで惨敗といった戦歴を見ると、地力問われる芝短距離スピードの能力が高そうな印象しか感じません。

母も母の母も洋芝の函館芝1800m専用機と言っても過言ではない戦歴でしたし、距離短縮が得意のカレンブラックヒル産駒という事もあって。

メイケイエールを筆頭に、キャラ強い短距離馬の育成に長けた武英智厩舎というのも何か心強いと思いますし、地方ばっか走ってて能力を計りかねるという方には是非貴方様の軸馬の相手に加えても楽しめそうな馬だという事をお伝えして終わりにしたいと思います。

外枠の人気馬は、人気しているので外枠という事を言い訳にして割り引きたいと思います。









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