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目黒記念

はじめに

今年も例に漏れない毎年の様に、ダービーよりも目黒記念の方がテンション上がるレースでもありまして。

荒れるとか荒れやすいとかじゃなく、東京芝2400mが誤魔化し効きにくい
コースだとすれば、東京芝2500mは〝紛れ〟が起きやすいコースという点が。


荒れやすいと言ってる様なもんかw


さて。

中距離重賞のルメールといえば、無双なイメージもありますが、この目黒記念に関しては、壊滅的な成績。

「ダービー燃え尽き症候群」とでも言いましょうか。


全神経をダービーに傾けているんでしょうね。

過去10年
1-0-0-6/7

目黒記念×ルメール騎手成績

1番人気2頭・2番人気2頭・4番人気1頭・8番人気、14番人気

各1頭とそれなりの素質ある注目馬に乗っての成績です。


withkeibaの長期会員様ならご存知だと思いますが、この目黒記念に限らず、G1開催日の最終レースのルメールはソコソコ成績は悪いんです。

昔、写ルンですって商品ありましたよね。


☆G1開催日、ルメール騎乗時の最終レース成績

2-2-3-1-2-7/17
勝率11.8% 単勝回収率38%
連対率23.5%
複勝率41.2% 複勝回収率77%

平均2.9人気の馬質の良さを考えると10回に4回しか馬券内に好走出来ないってのは、壊滅的な数字と言っても良いレベルだと思います。

疲れてるんでしょうね、G1でw


ローテ別傾向

★460Kg未満

2-5-1-0-1-13/22
勝率9.1% 単勝回収率120%
連対率31.8%
複勝率36.4% 複勝回収率128%

【該当馬】
⑰コトブキテティス
前走 馬体重438Kg


⑯サリエラ
前走 馬体重422Kg


⑧フォワードアゲン
前走 馬体重426Kg


④ライラック
前走 馬体重434Kg

軽い馬が活躍していますね、体重は関係なくなりますが牝馬の好走も目立つ部類です。

東京芝2500m多頭数重賞と聞くと、タフなイメージがあるんですが。

同じ東京芝2500m重賞のアルゼンチン共和国杯での460Kg未満は壊滅的な数字なのです。



調教傾向

★調教ランク判定【W/C】該当馬

3-2-2-3-1-10/21
勝率14.3% 単勝回収率128%
連対率23.8%
複勝率33.3% 複勝回収率109%

【該当馬】
④ライラック

⑨ダンディズム

⑮アリストテレス

目黒記念で相性の良い調教ランク判定にも該当していますし、そうじゃなくとしても、ウッドと坂路で質の高い調教をこなしてきた⑮アリストテレスには期待しちゃうんです。

正直な話、調教掛けするタイプなので、いつも通りと言えばそれまでですが、未だにこの良質の調教時計、しかも併用調教をこなしたって辺りを考えると、まだ終わった馬じゃなく、どこかで復活好走しても不思議ではないんですけどね・・・・


血統傾向

まずベタな所から。

★父か母父キングカメハメハ

3-3-3-2-1-12/24
勝率12.5% 単勝回収率152%
連対率25%
複勝率37.5% 複勝回収率136%

【該当馬】
③カントル
母父キングカメハメハ


⑰コトブキテティス
母父キングカメハメハ


⑩ヒートオンビート
父キングカメハメハ


⑤ユーキャンスマイル
父キングカメハメハ


④ライラック
母父キングカメハメハ

毎年、この重賞データブログで軽いジャブ扱いで紹介している血統データ

今年は多いですね。

③カントルなんかは、ディープインパクト×キングカメハメハは、3年連続出走して2着2回と走ったアイスバブルがいますし、


キングカメハメハの母父Last Tycoonの血を内包する馬と裾野を広げても優秀な部類の数字で、その辺りから人気はしそうですがLast Tycoonの3×4クロスを保持するヒートオンビート魅力的です。


雑談的見解

④ライラック

良質な牝系で、半兄に2歳芝中距離重賞勝ちのブラックホールがいて、筋力の完成度も良血の影響から早いながらも、同馬も保有しているノーザンテースト4+5×4と古馬になってからの息の長い成長力も遂げられる下地は備わっているかと思います。

近2走は、一線級相手に勢いのある好走を重ねていて。

ただ、2戦共、重→不良馬場の道悪での好走とあって、良馬場クッション値9.5の高速馬場では疑問を持たれている様な単勝オッズ。

出来れば時計が掛かった方が良いのは間違いないとは思ってますが目黒記念は走破時計やラップに表れないタフさを問われやすい側面もあるレース。

目黒記念に相性の良いキングカメハメハ内包馬、調教傾向にも該当してきて迷わず指数上位評価。


⑩ヒートオンビート

東京芝2500m自体、施行回数少ない上に、東京芝2500m重賞は目黒記念とアルゼンチン共和国杯の2つのみで、この2つの重賞は殆どリンクしないと言っても過言ではないのですが、本馬は、昨年の目黒記念2着、昨年11月のアルゼンチン共和国杯3着と東京芝2500mマイスターに認定しちゃったし、レーンさんなんで怖い。

キングカメハメハ産駒。


②バーデンヴァイラー

ドゥラメンテ×フレンチデピュティで、母の母キョウエイマーチの血を引いていますし、ナミュールやラヴェルの母サンブルエミューズの半弟にあたる一族から、芝の重賞でも充分通用するレベルの高い二刀流だと判断しています。

ダート重賞で通用する底力を証明しており、その能力が今回のレースにピッタリ合いそうな印象も持ってます。


もう切っちゃえ

⑯サリエラ

強いのは分かってますが、G1後の疲れたルメールさんやこの斤量でこのレース条件に挑戦は、そこまで褒められる様な材料ではないと思います。
人気してますし。

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