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アイビスサマーダッシュ

はじめに

枠で7~8割決まってしまうレース

内枠がダメという訳でもなく、内ラチ1頭ポツン追走で好走もありますし、内枠から外ラチ目掛けて先行、そのまま好走ってパターンもあるにはありますが。

でも、それらを検証して予想するには効率が悪過ぎますしたま~に外枠に入って狙えそうな馬が過少評価されたら「おっ!」ってなりますが、「真ん中より外枠に入った先行馬」とか「外枠の馬」とかを絡めたら、それなりの的中率が稼げてしまうコース

あくまでも個人的な意見で、人とは違った角度から検証している身として言うなれば一番つまらない条件なんです。

毎回思うのですが、直線競馬だけ枠順抽選を変則的にして馬番⑩~⑱番を前走 勝ち馬から1秒以上負けた馬で抽選して


馬番①~④番を前走 勝ち馬から0.0~0.4秒差以内で負けた馬で抽選


馬番⑤~⑨を昇級初戦とか0.5~0.9秒差以内で負けた馬で抽選


こんな感じでやれば、少しはスリリングなレースになると思うんだけどなぁ。

近走 勢いのある実績馬とかには確実に内枠に入って貰います、みたいな。

まぁ、採用される事はないでしょうけどw

直線競馬を予想するのも観るのも楽しいって声を聞くけど外枠に実績馬が揃ってたりするのを見ると、何が楽しいんだろう?っていつも思ってしまう 捻くれ者なんです。

なので今回の重賞データブログでは、通常とは違った感じでお届けしようかと。


データ別傾向

★中51週以上で新潟芝1000mに挑んだ馬
(2005年以降、クラス問わず)

0-0-1-1-0-19/21
複勝率4.8%
複勝回収率11%

【該当馬】
③オールアットワンス
中51週

⑥ジャングロ
中63週

約1年以上振りのレースが新潟芝1000m戦というケースなんですが2005年以降のデータに該当する馬が内枠に入るケースが多く21頭中16頭が①~⑨番の一桁馬番。

今回もなんの巡りあわせか、1年振りの2頭が揃って内枠にw

唯一の馬券内の3着馬は、1勝クラスに出走した中58週振りの馬番⑬番の5歳牡馬

アイビスSDでも2005年以降で、中51週以上で出走した馬は4頭いて

  • 8歳セン馬14着(18番人気) 前走ダート1400m 6着

  • 8歳牡馬17着(18番人気) 前走ダート1400m 6着

  • 10歳牡馬15着(15番人気) 前走 芝1200m 11着

  • 6歳牡馬16着(18番人気) 前走 芝1200m 5着


失礼な言い方ですが、まともな馬は出ていないというか、、、

今回、長期休養明けの2頭は重賞勝ち馬という実績馬。

長期休養という圧倒的不利な条件も跳ね返しそうな2頭と感じる一方で、いくら力が足りない馬ばかりで形成されているデータがある以上手放しで評価もしづらい印象も受けます。


★8歳以上の牡馬

0-1-1-98/100
連対率1%
複勝率2%

【該当馬】
⑧ライオンオボス 8歳牡馬

厳しいデータですね。

元々、8歳以上の馬に取ってはどんな条件でも厳しい結果にはなりますが。

ただ今回とは関係ないですが、8歳以上牝馬の成績が

0-2-2-15/19

複勝回収率80%と良い数値。

千直は牝馬って格言もあると思いますが、8歳以上になっても使っている牝馬ってある程度の見込みを感じて厩舎が判断してるのではと考えています。


★初めての芝のレースがOPクラス以上の新潟芝1000m戦

1-0-1-8/10
単勝回収率771%
複勝回収率222%

【該当馬】
⑬ヴァガボンド

昨年のシンシティ パターンですね。

サンプル数が過去20年で10頭と少ない!って思われるかもですが、少ないですねw

芝への適性があるか見極めないとってイメージもあるとは思いますが、個人的には直線の芝1000mってダートを主戦場に使ってきた馬や、ダート血統馬に取っては、そこまで意識する必要はないと思ってます。


特にダート短距離馬。


重賞や上級条件では求められるスピードの要求値は高まりますが、それ以上にスタートからゴールまで全速力で駆け抜ける持久力も大きく求められまして、その辺りの性質がダート短距離戦とリンクしているからだと考えてます。

実際に、初の芝がOPクラス以上の新潟芝1000m戦のデータに下記の要素を追加すると。

☆前走 OPクラス以上のダート1200m戦を3角3番手以内で追走した馬

1-0-1-2/4
連対率25% 複勝率50%
単勝回収率1927%
複勝回収率555%

とんでもない数字になります。

⑬ヴァガボンドは漏れなく該当します。

「4機会しかサンプル数ないから只の確率の偏りだよ!」

「サンプル数が揃わないと参考にならない!」って声が聞こえてきそうですが。

ええ、ええ、そうでしょうに、不安でしょうに。

ひょっとしたら単なる確率の偏りになるかもしれませんね。

ただサンプル数が揃って、複勝率も安定してるからソロソロって時には回収率の数字は多分大きく下がってるでしょうね。

使えるデータが認知されればされる程、人気が集まってそのデータの妙味がなくなる訳です、サンプル数が揃うと。

例えるなら、

「昇級初戦のディープ産駒」
「初ダートのキズナ産駒」
「距離短縮のカレンブラックヒル産駒」
「距離延長のマインドユアビスケッツ牡馬」

ちょっと表面的で浅い格言を並べましたが、これらの格言は一昔前ではかなりお世話になって稼がせて貰ったモノですが、現在では使い尽くされていたり、認知され始めている影響で人気するんです。

なので、「青田買い」って言葉がある様に一定の収穫量を先に見越して稲が青い内に田んぼごと買い揃えてしまおうという発想です。

話を戻して。

使っているデータの内容は決してズレているモノでもなくて理論的にも通用すると思っています。

試しに、初の芝でなくても良いので近3~4走以内でダート短距離を先行した馬ってのを見つけて注目してみて下さい。

1レース単位では中々結果に結びつかないかもしれませんが、下級クラスだと結構嵌ると思います。


血統傾向

★Seeking the Goldの血を保持する馬

4-3-1-1-0-9/18
勝率22.2% 単勝回収率148%
連対率38.9%
複勝率44.4% 複勝回収率99%

【該当馬】
③オールアットワンス
父の父父父Seeking the Gold
(米国型ミスプロ系)


⑪メディーヴァル
母の母母母父Seeking the Gold
(米国型ミスプロ系)


⑧ライオンボス
父の母父Seeking the Gold
(米国型ミスプロ系)

毎年の様に取り上げている血脈。

アイビスSDでは良く走る血ですね。

Mr.Prospector×Buckpasserの構成は様々な条件で活躍した産駒を送り出したWoodmanと同じ血統構成。

Seeking the Goldも同様に、短距離から長距離までこなす多彩な産駒を輩出していて、日本での有名所で言えば、スプリンターズSで1~2着に走ったマイネルラヴとシーキングザパールが直仔にあたります。

スピードを補強する血でダート戦で問われやすい持続力にも富んでいるかと思います。

雑談的見解

当てる気ないだろって取られそうな指数評価だと思いますがw

当たって欲しいですが、外枠買うだけの配当低い的中ならそこまで欲していません(強がり)

指数順位はX(Twitter)で無料公開中です。


⑥ジャングロ

上記で触れたマイナスデータの長期休養明けに思いっきり該当している馬

ただ、メンバー見渡しても良く言ってOPクラス、悪く言えば3勝クラスのメンバー構成。

そこに入ると重賞勝ってるからとかだけではなく、素質やスピード能力は結構抜けている存在。

長期休養明けがどうかって点ですが、良くはないですよね。

X(Twitter)でもTwitteしてますが、森厩舎の育成ノウハウもありますしジャングロ、調べてみたら牧場でのんびり休養って訳でもなく約半年前から厩舎に入って調整してるんですよね。

仕上がるのを待ってたのか、脚元不安休養が改善出来た辺りからここを狙っての調整い切り替えたのかは不明ですが、

イレギュラーな発想をする調教師が信念を持たずにこのローテをチョイスしてると思いますので、最上位評価。

多分、レース発走時には高いクッション値になってる筈ですし、前が止まらない筈なので、テンのダッシュ力も相当なこの馬を信じます。

それ以外は、新潟芝1000m戦で前からお伝えしている近走 ダート先行経験馬やダート血統馬というモノサシを今回も変わらず用いてますので、指数上位馬はそういったタイプの馬達が多いと思います。


前が止まらない筈なので、⑯ファイアダンサーは凄く評価したかったですが
キャラ的に猛追して届かずが凄く考えられるので、「切ってしまえ作戦発動」

⑭スティクスも枠が良く近走でダート先行経験をしているので評価したかったんですが、単純に新潟芝1000m適性はあまり無いと思っています。

先行馬が多いので、その辺りの流れもこの馬には向かない筈。

⑰シンシティは近走のレース振りや調教内容を見ても、昨年程の勢いもなく、能力低下を個人的には大きく感じるので素質の器は大きかったですが、今回は勘弁して欲しい馬です。


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