《無料》京成杯 重賞データブログ
個体別傾向
過去20年で見ても、このコンボは秀逸。
過去10年で見れば、黒鹿毛×キャリア1戦馬も良いのですが、20年で見ると脱落します。
ローテ別傾向
中距離 新馬戦特有のスローペース→上がり3ハロン勝負と聞き慣れたフレーズですが。
ポイントとしては、ある程度 前目の位置で序盤からレースに参加、且つ、上がり上位の末脚を使って勝ち切った馬、という点。
⑫グローリーアテイン唯一頭、該当したのですが、該当してきたのが東京芝1800m戦でのモノ。
中山と東京はコース形態的に求められる適性は真逆なのは知ってます。
ただ、東京芝1800m新馬戦でこの前後半ラップバランスを勝ち切ってきた馬って、中山芝中距離でも通用するんじゃないの?って考えが浮かんだので、調べてみたら中山で良い実績を残している馬が目立ちました。
その代表的な馬達は、〝雑談的見解〟の⑫グローリーアテインのコーナーで紹介します。
この馬は新馬戦の前も後も高く評価していますので今回も。
調教傾向
血統傾向
雑談的見解
指数1位
⑫グローリーアテイン
父ヴィクトワールピサ
(欧州型ネオユニヴァース系)
母父マンハッタンカフェ
(欧州型サンデーサイレンス系)
母アンナミルトが、ダート1400m以下で4勝を重ね、芝1200m戦でOPクラス入りを決める勝利を収めた芝・ダート兼用スプリンター
母の母アンナモンダからは、昨年11月キャピタルSで3着に好走したアスクコンナモンダがいます。
単純なHaloクロスを保持するだけでも優秀な期待値ですが、該当馬が増えるので、注目血統では更に条件を足して該当しませんでしたが。
個人的に感じているHaloクロスの効果ってのは単純ではありませんが、鋭角コーナーを少ない減速で曲がる等々の小回り向きの機動力や、前進気勢の高さを増強する効果があると考えてます。
中でも、Ballade経由や、Southern Haloを経由するHaloクロスに父サンデーサイレンス系の種馬を配した配合はホームラン級の活躍馬を多く出している印象。
Raise the Standardを持ち併せているHaloクロス保持馬も同等の効果があると思っていて、
⑫グローリーアテインは、Halo 4+5×4クロスに、ヴィクトワールピサ産駒なので父母父母母にRaise the Standardを併せ持っています。
⑫グローリアテインにそこまでの成長力があるのかどうか。
一族や近親馬を見渡すと、決してエリートさを感じる出ではありませんが、雑草魂で上級条件クラスに駆け上がっても良さそうな印象を受けます。
それ以上に、ローテ別傾向で触れた
〝東京芝1800m新馬戦で似たラッフを刻み、
中山芝中距離戦に適性を示した馬達〟が下記の通り。
上記馬達との素質比べをする気は毛頭ないのですが、⑫グローリーアテインも今回の中山芝2000mに高い水準で適応しても不思議ではないと思っています、血の裏付けもありますので。
指数3位
⑮ジュンゴールド
父エピファネイア
(欧州型ロベルト系)
母父ゼンノロブロイ
(中距離型サンデーサイレンス系)
母はJRA未勝利馬
母の母リアルナンバーは、アルゼンチンのマイルG1勝ち馬で、マカヒキの祖母でもあります。
こちらは注目血統に該当した配合馬という事に加え、Southern Halo経由のHaloクロスを併せ持つ馬。
エピファネイア×ゼンノロブロイの構成は、2年前に8番人気3着と好走したヴェローナシチー
少し主旨はずれますが、ゼンノロブロイ×Silver Hawk(ロベルト系)×Sadler's Wellsの構成のメートルダールが当レースで3着に走っています。
因みに、③レイデラルースの母と本馬の母が姉妹の関係性。
本馬の配合を評価しているなら③レイデラルースも評価しないといけませんが、全体的な配合バランスを考えて、あちらは評価を下げました。
話を戻して。
⑮ジュンゴールドの特筆すべき点が前走の紫菊賞の内容。
1分47秒2
京都芝1800m戦の後半5ハロンを57.8秒(前半61.4秒)を2歳時or明け3歳(1~3月)初期に計測した馬の中では過去20年で1位。
また、唯一頭、57秒台を記録した馬が⑮ジュンゴールド
加えて、昨年 芝1800m(場所問わず)戦を後半5ハロン57秒台で走り切った馬は⑮ジュンゴールドを含めて4頭
名前を並べたら、説明不要な感じですね。
馬場状況、ペース、風の状況等で一概には比べられないのが時計やラップですが、とはいっても能力がないと出せないレベルの数値ってのは存在しているので・・・。
ただ、ここでポリトラックで仕上げてきたってのが気になって評価を下げました。
友道厩舎のパターンなので、問題ないと言えば問題ないかもしれませんが、急坂の中山を始めて目の当たりにする際に、最低でもウッドコースで調整して欲しかったです。
指数2位
⑬ドゥレイクパセージ
母父Includeが米国ダート中距離馬
母の母父Bernsteinの名を見ても、母系の構成はマイラー気質なスピードを感じさせてくれます。
そんな中、母ソプラドラインクは、亜G1 コパデプラタ大賞(芝2000m)、亜G1 エンリケアセバル賞(芝2000m)勝ち馬のアルゼンチン産馬で、社台さんが繁殖牝馬として購入。
そこにドゥラメンテを配しているので、ホームラン級とまでは言いませんが、この時期の重賞でなら好走しても良いと思ってます。
血統構成も良いし、注目調教に強く該当してきましたし。
2戦共、時計も足りないし、少頭数ってのは気掛かりです。
その他の馬達
⑭ダノンデサイル
エピファネイア×Congratsって所から、現状の中山高速馬場の芝2000mは最高に向くと思ってます。
④エコロマーズ
こちらも母父Congrats
京都&阪神の芝2000mとか合ってそうな配合馬ですが・・。
マイラーではないと思いますし、近2走のマイル経験がプラスに働きそうな雰囲気もあると思うので、評価しました。
②バードウォッチャー
中山は向かないんじゃないかなぁ。
でも厳冬期には相応しくない、高速馬場はこの馬に取ってはせめてもの救いでしょうね、クッション値10.1って・・・
⑥アーバンシック
3歳世代の主役を演じ続ける強い馬だとは思ってます。
同じ中山芝2000mのG1を勝ったレガレイラと本馬の母は姉妹なので嫌う必要もないですし、評価をしないといけないとは思ってますが、あっちと比べると多少スケールダウンすると思いますし、初の中山競馬場で戸惑いそうな予感がするし、人気しているので馬券は買いません。
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