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阪神牝馬S/欧州型といえばあの牝系の血を狙いたいという話

ローテ


★枠順別成績

阪神牝馬枠


★年齢別成績

阪神牝馬年齢


★近3走、重賞レースを3角5番手以内の先行馬
※芝16000m以下

3-1-2-3-1-8/18
勝率16.7% 単勝回収率98%
連対率22.2%
複勝率33.3% 複勝回収率265%

【該当馬】


・イベリス
前走
京都牝馬S(阪神芝1400m)
1着 3角1番手

2走前
阪神C(阪神芝1400m)
6着 3角1番手


先行した人気薄が毎年の様に馬券内になっていて。

中でも近走で、タイトな流れになりやすいマイル以下の重賞レースでの先行経験が活きやすく。



★牡馬混合の重賞レースで連対経験のある馬
2-0-3-8/13
勝率15.4% 単勝回収率46%
連対率15.4%
複勝率38.5% 複勝回収率172%

【該当馬】
・イベリス
19年
アーリントンC(阪神芝1600m) 1着


・ギルテッドミラー
19年
アーリントンC(阪神芝1600m) 2着

牡馬混合重賞のタフな展開でも動じない底力の高さが活きるレースでもあり。

昨年1番人気のダノンファンタジーも牡馬混合重賞での好走はおろか、出走経験すらなく、5着に敗退。

3番人気のビーチサンバも同様に4着に敗退。

牝馬限定のレースといえど、時計云々の話ではなく、底力が問われるレースなんじゃないかと。


血統傾向

芝1600mに変更になった2016年からディープインパクト産駒が20頭出走して8頭が馬券内、内4勝を記録。

その他で注目すべき血は、ノーザンダンサー系の血、特にサドラーズウェルズやFairy Kingといった名馬を送り出したSpecial牝系。

加えてMill Reefの血を併せ持つ馬の好走が目立ちます。


一見、Special牝系との組み合わせとなると重厚過ぎる印象を受けますが。


★Spescial牝系とMill Reef系の血を併せ持つ馬

1-2-2-8/13
勝率7.7% 単勝回収率16%
連対率23.1%
複勝率38.5% 複勝回収率300%

【該当馬】
・エーポス
母の母父Fairy King
(special牝系)

母の母母父Shirley Heights
(Mill Reef系)


・ブランノワール
母父Singspiel
(Special牝系)

母の父父母父Shirley Heights
(Mill Reef系)



【ディープ産駒から1頭】

・デゼル
父ディープインパクト
母父Le Havre

ディープにBlushing Groom、ネヴァーベンド系と当レースで好走の目立つ血を持ち合わせていて。

2年連続好走したミッキークイーンと多少被る様な血統構成。

ミッキークイーンは、マイル適性が強めのタイプでしたが、デゼルは中距離志向が強いタイプ。

母アヴニールセルタンはフランスのオークスと1000ギニー勝ち馬。

母の母父Mark of Esteemが瞬発力の増幅とその奥にいるMachiavellianが高速馬場で活きる能力を増幅させる役割。

初のマイル戦がどう出るかがポイントですが、全妹オヌールが阪神芝1800m外回りで斬れに斬れて連勝している様に、スローで流れる展開を追走し、直線の決め手比べに持ち込みたい所。

当日の芝レースで差し決着が目立つ様な馬場なら人気に違わぬ走りをすると思います。

☆調教ポイント
レース当週
栗東坂路54.5秒 ラスト1ハロン13.1秒

1週前
栗東CW66.5秒  ラスト1ハロン11.7秒

1週前にコースで速い時計を出し、レース当週に坂路で追うのは厩舎のパターンですが。

レース当週の坂路時計が少し軽すぎる印象で、疲れが抜けていないのか馬にスイッチが入っていないのか・・。

初めてのマイル戦という点で、もう少しピリっとした調教も当週にしておいた方が良い気がしているといった辺りが評価を下げたポイントです。


【複数データに該当した馬】

・イベリス
父ロードカナロア
母父ボストンハーバー

半姉にベルカント、半妹エレヴァート母セレブラールもスプリント適性に長けたタイプ。

イベリスは3歳時にアーリントンCを制し、3走前の当コースのリゲルCを逃げて0.4秒差の6着と粘った様に、一介のスプリンターではなく。

頭数も多くなく、先手を主張したい馬も少ないので、今回もすんなりと逃げのポジションは取れそうですね。

前後半が極端に違う流れでは脆さを出す事も多く、自分の流れに持ち込める前後半同じラップで逃げたい所ですね。

☆調教ポイント
レース当週
栗東坂路52.9秒 ラスト1ハロン12.6秒

1週前
栗東坂路52秒 ラスト1ハロン12.3秒

前走の調教内容が秀逸過ぎたのもあって、今回を前回と比べてしまうと見劣りはしますが。

週中でこのブログを書くために色々と調べてる段階では本命候補でしたが、
レース当週の調教時計を見て、若干評価を落としたのも事実です。

この馬が取りこぼしが多いレースで目立つのが調教ランク【C】という点。

この1点だけが割引材料でした。



【with指数1位の馬】

・ブランノワール
父ロードカナロア
母父Singspiel

半姉に阪神JF(阪神芝1600m)キーンランドC(札幌芝1200m)を制したロープティサージュ。

牝祖Much Too Riskyの全姉はヴィクトワールピサの母ホワイトウォーターアフェアで、急坂コースを比較的得意とする耐久性に長けたタイプを多く出している印象。

比較的、最後の脚は使うタイプで脚質の自在性もありますが、上級レースでは、先行すると持ち味が活きないので、腹を括って決め手比べで勝負した方が良いイメージ。


☆調教ポイント
レース当週
栗東坂路54.1秒 ラスト1ハロン12.1秒

1週前
栗東坂路50.1秒 ラスト1ハロン12.5秒

1週前の内容が優秀でしたね。3ハロン36秒台の時計も出していてこちらは逆に前走を叩いて更に調子を上げている印象。

このパターンから、先行しそうな印象も受けますが。

それなら無駄なポジション争いは極力しないで、直線抜け出しの先行を希望します。

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