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【無料】高松宮記念/芝1200mヴァージン組に期待しているよという話

★枠順別成績

高松宮記念枠


★年齢別成績

高松宮記念年齢


★前走レース別成績

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◇ローテ別データ①


★前走、芝1400m以下のレースで
 馬番⑫番より外枠から
 0.9秒差内だった馬

4-5-2-1-2-17
勝率12.9% 単勝回収率78%
連対率29%
複勝率35.5% 複勝回収率154%

【該当馬】
・アイラブテーラー
前走
オーシャンS(中山芝1200m)
馬番⑭ 11着(0.6秒差)


・アウィルアウェイ
前走
オーシャンS(中山芝1200m)
馬番⑬ 12着(0.6秒差)


・シヴァージ
前走
シルクロードS(京都芝1200m)
馬番⑬ 1着(-0.2秒差)


・ダイメイフジ
前走
オーシャンS(中山芝1200m)
馬番⑭ 6着(0.4秒差)


・トゥラヴェスーラ
前走
シルクロードS(京都芝1200m)
馬番⑭ 15着(0.9秒差)


・マルターズディオサ
前走
阪神C(阪神芝1400m)
馬番⑯ 2着(0.3秒差)


・ラウダシオン
前走
シルクロードS(京都芝1200m)
馬番⑫ 3着(0.2秒差)


個人的主観が少し強い仮説ですが、芝1400m以下のレースは、
序盤からポジション争いが激化して前傾ラップになるレースが多く、
外枠の馬は、スタートから多少の脚を使って理想のポジションを取るか、
馬のダッシュ力に任せて、後方の位置取りになるか。

といった多少の制限を受けやすいと思っていまして。

そういった馬が、それなりの結果(0.9秒差以内)を残せたという事は、スプリント適性は重賞レベルでも通用する能力を持っているんじゃないかという仮説です。


◇ローテ別データ②


★芝1200m未経験で、
 芝1400m&芝1600m勝利実績のある馬

※新馬戦以外

1-1-2-1-1-2/8
勝率12.5% 単勝回収率96%
連対率25%
複勝率25% 複勝回収率123%

【該当馬】
・カツジ
芝1600m
ニュージーランドT(中山芝1600m)含む
2勝

芝1400m
20年
スワンS(京都芝1400m) 1勝


・ダノンファンタジー
芝1400m
阪神C(阪神芝1400m)含む
2勝

芝1600m
阪神JF(阪神芝1600m)含む
3勝


・ミッキーブリランテ
芝1400m
2勝

芝1600m
ニューイヤーS(中山芝1600m)含む
3勝


・レシステンシア
芝1400m
阪急杯(阪神芝1400m)含む
2勝

芝1600m
阪神JF(阪神芝1600m)
1勝


近2年が特に芝1200m未経験組が躍動しています。

20年
2着馬
グランアレグリア

3着馬
ダイアトニック

1着入線後、降着4着の
クリノガウディー

19年
1着馬
ミスターメロディ


育成にかかわる施設の充実化による育成方法の向上、入れ替わる
種馬・肌馬の質の向上で、一昔前の芝1200mスペシャリスト性が
薄れると同時に、マイルもこなすスプリンター型が増えたのではないかと
思っています。

そういった意味で、芝1200m未経験の中でも、
芝1400mや芝1600mを勝ち切る柔軟に対応出来る距離適性の能力を
持つ馬が恵まれているのではないかと考えた上での仮説です。


血統傾向

春のスプリント王を決める1戦で、コースも最後の長い直線に急坂が
あるレイアウトですので、底力と筋力が問われやすいレースで、
それを裏付けるかの様に、ダンチヒ系やノーザンテーストの血を持つ馬の
好走が目立ちます。

ここ最近で目立つのがStrom Bird系の血が躍動しています。

特にここ数年の中京短距離芝レースでのStorm Bird系の血を持つ馬が
躍動しています。

とはいえ、
Strom Bird系の血を持つ馬だけで買うには少し効率が悪いと前置き
した上で下記のデータを。

★Strom Bird系の血を持ち、
 今走距離短縮馬

2-0-1-4/7
勝率28.6% 単勝回収率130%
連対率28.6%
複勝率42.9% 複勝回収率42.9%

【該当馬】
・マルターズディオサ
父の母父Strom Cat
前走
阪神C(阪神芝1400m) 2着


これに関しては、Storm Bird系に限らず、米国型の血は前走より
速いペースになりやすい短縮ローテを好む傾向が多々見掛けます。

その中でも、Storm Bird系は距離短縮の期待値が高い種馬が
多い印象を持っています。

※※※※※※※※※※※※※※※※
withkeibaがもう1点注目したのが欧州型ミスプロ系の血。

日本の芝対応力が高く、お馴染みでもあるMachiavellianや
ヘクタープロテクター、Miswaki等々。

サンデー系との相性も悪くなく。

★サンデー系と欧州型ミスプロ系の血を
 併せ持つ馬

1-3-0-9/13
勝率7.7% 単勝回収率66%
連対率30.8%
複勝率30.8% 複勝回収率218%

【該当馬】
・アストラエンブレム
父ダイワメジャー
母の母父ヘクタープロテクター


・エイティーンガール
母父アグネスタキオン
母の母父ヘクタープロテクター


・セイウンコウセイ
父の母父サンデーサイレンス
母の母父Miswaki


【ローテ別データ①の注目馬】


・トゥラヴェスーラ
父ドリームジャーニー
母父アドマイヤコジーン

母ジャジャマーチャンは未出走で繁殖入りした馬ですが、全姉にスプリンターズSを
制したアストンマーチャンがいる一族。

トゥラヴェスーラの全弟にはトオリヤトセイトがいる背景で、全弟はコントロールが効き
やすく1400~1600m戦で斬れ味鋭い末脚を繰り広げるタイプですが、
トゥラヴェスーラは、前進気勢が強く、
変なスイッチが入って暴走気味になる傾向が見受けられます。

直線、坂のあるコースでは詰めの甘い結果が続いていた中、
2走前の同舞台で克服して勝った点は成長を感じさせます。

牝系もしっかりしていますし、ステイゴールドにアドマイヤコジーンの構成は
ウインブライトという大物も出ており、6歳とはいえ、今が充実期を迎えて
いる血筋でもありますので、期待はしています。

当レースに相性の良い欧州型ミスプロ系のヘクタープロクウターの
父Woodmanを母の母父に持っています。

ただ、高速決着では敷居が高く週末の雨予報がどこまで馬場に
影響を与えるか。

内枠欲しいですね。


【ローテ別データ②の注目馬】


・ダノンファンタジー
父ディープインパクト
母父Not For Sale

母ライフフォーセールはアルゼンチンのダート中距離G1勝ち馬。

母の母父Ski Champといったマイル気質が高い血が鎮座しています。

2走前の阪神Cでは馬群を割って勝ち切った強い内容で。

前走は出遅れで、全体的なリズムを崩したのが全てだったと思います。

調教師自ら追い切りを付けるマンツーマン的な育成をしている様に、
それだけ乗り難しい馬という事も感じられる反面、素質馬が多い
厩舎の中でも期待の大きい馬だと思います。

初のスプリント戦、血統構成的にはズレているのは事実ですが、
溜め逃げでは持ち味が生きない逃げ馬が2頭いて、普通に考えたら
前傾ラップになる可能性が高いので、先行するというよりかは、
敢えてスタートを急がず、中団につけた方がチャンスは増えるのでは
ないかなぁと思います。


【ローテ別データ②の該当馬】


・カツジ
父ディープインパクト
母父ホワイトマズル

母メリッサはタフな展開になりやすい北九州記念(G3)を含む、
小倉芝1200m戦を2勝した、芝ダート兼用のスプリンター。

全兄にミッキーグローリーがいて、ディープ×ダンシングブレーヴ系の配合は
スマートレイアーやサトノルパン等がいる背景。

といった総合的な血統構成からマイル前後が一番能力を発揮する
舞台だと思いますが、キャラ的にサトノルパン寄りな印象も
受けますので、案外芝1200mも対応してしまいそうな感じも
しています。

距離短縮に得意なダンシングブレーヴ、内枠引いたら大きな1発を
かましてくれそうなイメージも。

先行するのであれば、ハイペースに付き合ってしまうと脆さが出ると
思うので、離れた番手といったいかに自分のペースを守れるかが
鍵だと思います。


【上位人気馬の見解】


・レシステンシア
父ダイワメジャー
母父Lizard Island

母マラコスタムプラダはアルゼンチン芝2200mG1勝ち馬。

牝系が底力の塊の様な構成で、そこにダイワメジャーを配して出てきた
レシステンシアがG1という舞台で自ら激流を作り出して押し切る事が
出来ているのも、配合面からも納得は出来ます。

初のスプリント戦に対応出来るかどうかがポイントだと思いますが、
上で述べた様に初のスプリント戦組に良いデータもありますし。

加えて
前走の阪急杯を0.2秒以上差をつけて勝った馬の当レースの成績が。

2-2-0-1/5
勝率40% 単勝回収率180%
連対率80%
複勝率80% 複勝回収率162%

という心強いデータもあります。


ただ、前走の序盤を見る限りメンバーが揃った芝短距離戦では
楽に先手を取れない印象も受け、そこから更に先行争いが激化する
距離への短縮に多少の不安を感じます。

血統構成からも差し構えするとあまり個性が立たないので。

その辺りをどう対応してくるのかという点も踏まえて楽しみでは
あります。


【複数データに該当した馬】


・マルターズディオサ
父キズナ
母父Grand Slam

母トップオブドーラはダート1000m3勝馬。

半兄のアルタイルもダートのオープンクラスで活躍した馬。

母父Grand Slamの持続力が効いており、ベストは芝中距離戦で
先行力を活かすレースが合っていると思っていて。

前走の阪神Cでも色々と厳しい面が多いなと見てたのですが、短距離でも粘着力ある先行脚質を発揮して2着。

意外とスプリント路線で成功するかも?という思いは高まっています。

繰り返しにはなりますが、母系はGrand Slamに
Spinning World、Caerleonとマイル気質が高い血が揃っていますので、この短縮は必ずしもプラスとは言えず。

レシステンシアが作るペースを3度経験済みですし、
耐久性が問われる中山芝1600mサフラン賞は、後方から爆発力ある
長い脚を使って、マジックキャッスルを負かしている能力も持っている馬。

これも無理に先行するのではなく中団や直線一気の戦法を取っても
面白いと思います。

【現段階での注目馬】

注目馬と残り数頭の複数データに該当した馬の見解といった完全版は、

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