【無料】皐月賞/3つの血を併せ持つ馬の好走率が凄いですねという話
★枠順別成績
★キャリア別成績
★前走レース別成績
ローテ別
15年の路盤改修からゴリゴリのパワー型から多少、瞬発力の能力を求められる馬場に変化、マイル寄りの適性の要素も必要になったと感じています。
とはいえ、癖の強い中山芝2000m
マイル適性の高さだけでは通用しないコースで、改修前の中山適性の要素も必要。
主流コースのみだけでは心許なく、非根幹距離の特殊適性が問われる芝1800mでの実績があれば心強いのも確か。
共同通信杯組が結果を残しやすいのも、そういった事に繋がっているかと。
それを裏付けるデータが下記の通り。
★当レースまでに芝1600mと
芝1800m勝ち経験のある馬
5-1-2-2-2-掲示板外6/18
勝率27.8% 単勝回収率263%
連対率33.3%
複勝率44.4% 複勝回収率137%
【該当馬】
⑩シュヴァリエローズ
5走前
新馬戦(阪神芝1600m) 1着
3走前
萩S(京都芝1800m) 1着
★芝1600m以上のレースで上がり3ハロン33秒台の脚を使った連対経験のある馬
※新馬戦・未勝利戦を除く
6-9-6-2-5-25/53
勝率11.3% 単勝回収率115%
連対率28.3%
複勝率39.6% 複勝回収率100%
【該当馬】
①アドマイヤハダル
前走
若葉S(阪神芝2000m) 1着
上がり3ハロン33.7秒 出走頭数10頭
⑦エフフォーリア
2走前
百日草特別(東京芝2000m) 1着
上がり3ハロン33.4秒 出走頭数8頭
前走
共同通信杯(東京芝1800m) 1着
上がり3ハロン33.4秒 出走頭数12頭
⑩シュヴァリエローズ
前走
若葉S(阪神芝2000m) 2着
上がり3ハロン33.9秒 出走頭数10頭
③ステラヴェローチェ
2走前
朝日杯FS(阪神芝1600m) 2着
上がり3ハロン33.5秒 出走頭数16頭
⑬タイトルホルダー
3走前
東京スポーツ杯2歳S(東京芝1800m)
2着 上がり3ハロン33.9秒
出走頭数10頭
⑧ダノンザキッド
3走前
東京スポーツ杯2歳S(東京芝1800m)
1着 上がり3ハロン33.5秒
出走頭数10頭
⑤ヴィクティファルス
2走前
共同通信杯(東京芝1800m) 2着
上がり3ハロン33.6秒 出走頭数12頭
過去の好走例からも、道中の速い流れを経験した馬が恵まれやすく、スローで流れやすい少頭数や2000m戦でこのデータをクリアした馬よりも、芝1800m以下でクリアした馬の方を重く扱いたいです。
血統傾向
とにかく、良馬場ならディープインパクト産駒が毎年の様に絡む1戦。
次いで挙げるならキングマンボ系。
クラシック初戦、中距離といえどもスピードが問われやすい皐月賞。
マイルで問われるスピード適性が高い配合が良く走ります。
機動力も問われやすく、ただただ後方からの競馬だけでは通用しない
レースでもあり。
そういったマイルで問われるスピード力と機動力といったポイントをクリアしそうな血統をwithkeibaの独自観点から考えたのが下記の通り。
★サンデー系・ダンチヒ系・ニジンスキー系の
血を併せ持つ馬
0-3-1-6-10
連対率30%
複勝率40% 複勝回収率122%
【該当馬】
⑧ダノンザキッド
父ジャスタウェイ
(短距離型サンデーサイレンス系)
母父Dansili
(ダンチヒ系)
母の父母父Kahyasi
(ニジンスキー系)
【複数データに該当した馬①】
⑩シュヴァリエローズ
父ディープインパクト
母父Sevres Rose
母ヴィアンローズはフランスG3ノネット賞1着、プシシェ賞2着。
半兄に韋駄天S(新潟芝1000m)3着のローズミラクル
プリンシパルS(東京芝2000m)勝ちのアジュールローズがいる背景。
母系が少し重厚な中距離型の構成で、マイルとか中距離とかの距離云々ではなく、小回りや内回りの時計が少しかかるレースに強いタイプに感じています。
同舞台のホープフルSもそこそこ良い競馬をしており、高速馬場での瞬発力勝負になると今回のメンバーでは厳しいと思いますので、時計がかかる馬場は歓迎材料だと思います。
【複数データに該当した馬②】
⑧ダノンザキッド
父ジャスタウェイ
母父Dansili
母エピックラヴは、フランスのG3ヴァントー賞1着、G1サンタラリ賞2着馬。
半兄にミッキーブリランテ。
あまり多くは語らなくても情報が多い馬ですので。
個人的にジャスタウェイ産駒は晩成型のハーツクライとは若干異なり、完成の段階が早熟傾向のタイプが多いと思っており。
イメージ的には、ヴェロックスやアドマイヤジャスタと被ります。
なのでここはG12勝目のチャンスは大きいと思いますが、小回りコースだとエンジンのかかりが遅い馬ですので、その辺りが鍵となると思いますが、絶好調の川田さんならそういった点が顕著に表れた前走の反省点を活かした机上をしてくれると思っています。
小回りコースなので4・5番手の位置は確実に欲しいですね。
内・外の各馬の動向を見れる良い枠を引いたと思います。
【データに該当した馬①】
①アドマイヤハダル
父ロードカナロア
母父ディープインパクト
ロードカナロア×ディープインパクトの配合で上級条件に登り詰めている馬は牝馬が多く、牡馬は条件戦で躓くタイプも多く。
近2走は阪神芝2000m内回りの先行有利な馬場を少頭数ドスローで先行した2連勝をどう捉えるかという点。
3代母のサマンサトウショウは、エプソムC(東京芝1800m)勝ち、マイルCS(京都芝1600m)3着の実績馬。
後掲ラップの高速決着には強い血統構成ですので、雨は降って欲しくはなく、タイトルホルダーを筆頭にした先行型とどう折り合うかがポイントですが、前傾ラップのタフな展開になった時に脆さを出しそうなイメージが強い1頭。
【データに該当した馬②】
⑦エフフォーリア
父エピファネイア
母父ハーツクライ
母の母ケイティーズファーストはアドマイヤムーンの母の母でもあり。
近親に函館記念2着馬のケイティープライド等がいる背景。
無敗の3連勝中、特に前走の共同通信杯の内容もメンバーレベルも高い中、2馬身半差をつけての快勝。
エピファネイアとハーツクライの血があるので距離延長も歓迎材料ですし、大きく崩れるイメージは湧きませんがこの3連勝全て、瞬発力型に最適なコースと展開だった点も歪めず。
小回りで同じ様な機動力と斬れを発揮出来るかどうかという点では、それなりの不安点にも感じていますし、雨で荒れた馬場で、持ち味の斬れを削がれた際に新たな一面を見出せるかどうかという点のみですね。
【データに該当した馬③】
⑬タイトルホルダー
父ドゥラメンテ
母父Motivator
父ドゥラメンテは皐月賞・ダービー制覇。
母父Motivatorは、レーシングポストトロフィ(G1)・英ダービー制覇。
母の母父Shirley Heightsは英ダービー・愛ダービー制覇。
母メーヴェは芝中距離戦線で4勝をマーク。
半姉にはメロディーレンがいる背景。
母父Motivatorは、18年の当レースで3着のヴァンドギャルドの母父でもあり、イギリスダービー馬。
血統構成としては素質溢れる配合で、戦歴からも分かる様に上質な先行粘り込みの能力は相当高いタイプ。
前走の弥生賞は、スローペースをきっちり折り合って逃げ切り勝ちを収めました。
逃げないと駄目というタイプではなく、いかに自分のリズムを保てるかがポイントで、それさえ出来れば3・4番手でも問題はないと思います。
昨年からG1で全く結果が伴っていない田辺さんへの乗り替わりがどう出るかですが、中山芝で先行馬に乗った田辺さんの期待値は優秀なので・・。
【データに該当した馬③】
⑤ヴィクティファルス
父ハーツクライ
母父Galileo
母ヴィルジニアは母父Silver HawkやNiniskiの影響を濃く受けたマイラー。
名牝シルヴァースカヤからは、シルバーステートシルヴェリオが近親にいます。
特にシルヴェリオは父がハーツクライと同じで、シルヴェリオの3勝全てが内回りの芝2000m戦。
3戦の内容を見ても、機動力に長けたタイプで、中山芝2000mの舞台もぴったり合う印象で、距離は延びれば延びる程、良い印象を受けます。
雨でタフな馬場になるのも好材料だと思います。
今回のメンバー的に、高速決着だとやや見劣りする印象ですね。
【現段階での注目馬】
③ステラヴェローチェ
父バゴ
母父ディープインパクト
母オーマイベイビーは中山で開催された朝日杯FSを制覇したゴスホークケンの半妹にあたります。
耐久性と底力に長けた血統構成で、そこに母系のGone West、ディープの血が絶妙な感じで、バランスの良い血統構成。
バゴは凱旋門賞勝ち馬で、体力の下地は説明不要で、Blushing Groomの血は、大舞台でのタフな展開や相手が強化する芝2000m戦の爆発力は高いタイプが多くて。
成長力とオールマイティーな血統構成ですので、高速決着でも充分に立ち回り可能ですが、タフさを問われる荒れた馬場なら更に爆発力溢れる個性を発揮出来そうな馬だと思います。
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