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函館2歳S
はじめに
勘違いしないでくださいよ、たまにこういった発言をすると1~2回結果が出なかっただけで、
「全然アテにならないじゃないか!」
って怒る人も少なくないのですが。
夏競馬になった途端、「夏は牝馬!」って声高に訴えるメディアや人達がいますけど。
函館2歳S
牡馬
5-5-6-57/73
連対率13.7% 複勝率21.9%
単勝回収率42%
複勝回収率102%
牝馬
5-5-4-62/76
連対率13.2% 複勝率18.4%
単勝回収率88%
複勝回収率86%
そこまで大差はないにしても、期待値としては牡馬優勢です。
ローテ別傾向
★母~3代母までに洋芝1200m以下の2歳戦〝連対実績〟または、きょうだいに洋芝1200m以下の2歳戦〝勝利実績〟を持つ馬
3-5-3-1-1-7/20
勝率15% 単勝回収率287%
連対率40%
複勝率55% 複勝回収率228%
【該当馬】
⑧カレンナオトメ
母の母マイネカプリース
新馬戦(函館芝1000m) 1着
⑦クールベイビー
母クールユリア
新馬戦(函館芝1200m) 1着
⑬ベルパッション
半兄イコサン
新馬戦(函館芝1200m)
1着
②ロータスワンド
母ルシュクル
新馬戦(函館芝1200m)
1着
函館2歳S(芝1200m:G3)
1着
半兄ビアンフェ
未勝利戦(函館芝1200m)
1着
函館2歳S(芝1200m:G3)
1着
半姉ブランボヌール
未勝利戦(函館芝1200m)
1着
函館2歳S(芝1200m:G3)
1着
「はじめに」で牡馬優勢と触れたばかりの所に、挙げたデータに該当したのが全て牝馬w
根本的にこのデータの核は単純で、年一回開催の函館、加えてこの競馬場は一番、タフさが問われる欧州競馬に近いと言われていて、独特の適性が必要で。
要は、変則リピーターが増えたり似た血統が走りやすいという事。
調教傾向
★函館W 65秒台
2-0-2-2/6
勝率33.3% 単勝回収率203%
連対率33.3%
複勝率66.7% 複勝回収率243%
【該当馬】
④タヤスロンドン
⑬ベルパッション
血統傾向
★プリンスリーギフト系の血を保持する馬
4-5-3-0-2-18/32
勝率12.5% 単勝回収率76%
連対率28.1%
複勝率37.5% 複勝回収率151%
【該当馬】
⑬ベルパッション
母の母母父ウインドストース
(プリンスリーギフト系)
②ロータスワンド
母父サクラバクシンオー
(プリンスリーギフト系)
雑談的見解
毎年の様に言っている事ですが、デビューしたての1戦1勝馬や新馬戦に敗れた未勝利馬が混在するレースで、そこまでとんでもないスプリント能力を秘めた素質馬が出てくるのも〝多くはなく〟 どちらかというと筋力の完成度が速い対決!みたいな重賞だと思います。
当然ですよね、この時期の2歳重賞戦なんですから。
⑭ルージュレベッカ
父キズナ
母父Luhuk
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母父ルフクが英国の芝重賞2~3着、リステッド2勝の実績を持つ馬。
種牡馬としてはアルゼンチンで主に供用され、亜G1馬を複数輩出しています。
強引な話になりますが、当重賞に相性の良いStrom Catをキズナ産駒という事で保持していますし、
上述のLufukは米国ダートのスピード馬の祖Forty Ninerに母母父父Seeking the Gold×母母母父Southarn Haloとアルゼンチン産牝馬出身とはいえ、軽さ寄りのスピード持続力の調味料的血流が揃っています。
この7.2クッション値馬場は苦にしないと思っています。
ナスティウェザーとかも新馬戦がダート1000mながら、ラスト2ハロンが11.6-10.9という秀逸な加速ラップを計測してきていて。
パイロは2歳戦の芝短距離は走るので評価したかったのですが、このクッション値だと評価出来ませんでした。
ダート馬やダート血統の馬ならクッション値が低い馬場や重・不良馬場ならパワー活かせるからいいんとちゃうん?って声もあると思いますが、結果の数字を見るとそうでもなく、ダート馬、ダート血統の馬は逆に良馬場の方が良かったりもするケースが多いです。
バスターコールは今回、前走の東京芝1400m戦での強さは全く必要ないと踏んでいるので切ってしまえ作戦を発動しました。