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栞葉るりのボイスに関する言論

こんにちは、りりと申します。

みなさんは、にじさんじオフィシャルストアにて販売されている「ボイス」を購入したことはありますでしょうか。
にじさんじには多くのライバーが所属しており、ボイスもその分毎月出ています。

その中でも、今回私が話したいのは、にじさんじ所属ライバーである栞葉るりさんのボイスについてです。

先に書いておきますが、私は栞葉さんのことを本格的に追っているわけではありません。ラジオとFCと、たまにゲーム配信を覗くくらい。
そのため、もしかしたらこれを読んでくださったみなさんの方が栞葉さんのことを知っているかもしれません。解像度が低いな、と思われましたら、皆さんの意見も教えていただけると嬉しいです。
結局栞葉さんのことを一番識っているのは彼女自身なので、相対的にみればファンは平等だとも言えますが。

⚠️こちらのnoteには栞葉るりさんの各種ボイスのネタバレが微量程度含まれています。閲覧の際はご注意ください。⚠️

生粋の逆張りキッズ

栞葉がデビューして一年が経ちますが、この一年で彼女は数多くのボイスに参加してきました。
ボイスを出せと言われ続けるライバーもいる中で毎月律儀にボイスに参加し続けているのはそれだけで非常に素晴らしいことなのですが、彼女のすごいところはその殆どが自作台本であるというところです。
というのも、彼女はデビュー以前、アルバイトで他ライバーのボイス台本を執筆していた過去があり、そのエピソードからも生来の物書きである片鱗がうかがえます。
たまに同期である立伝都々やミラン・ケストレルのボイス台本を担当することもあります。まるで後方腕組みPですね。

栞葉のボイスは、一つ大きな特徴があると思っています。

それは、内容が逆張りすぎるということです。

本人がスタンダードな内容を単純に忌避しているのか、それともずれた方が面白いと感じているのかはわかりませんが、とにかくどこかひねった内容を連れてきます。一年目なのに、です。…今はもう二年目ですが。
月ごとのテーマボイスならまだわかるんです。いろいろなライバーがいる中で個性を出そうとするにはボイス自体に特徴が必要であることも、そういった内容の方が自作台本ならではの良さを出せることも、ちゃんと考えられます。
ですが、「バレンタインボイス」「Soothing Voice(≒おやすみボイス)」のように恒例となりつつあるボイスについてはどうでしょう。これは一般的なオタクの考えと一致すると信じているのですが、例えばバレンタインであればチョコを最終的に渡してくれるとか、おやすみボイスであればライバーとの入眠や寝る前の生活について匂わせる台本が、キャラものとしては考えやすいものであると思います。

ここからはボイスの若干のネタバレを含みますので気を付けていただきたいのですが、

バレンタイン→料理上手な姉を持つ妹
Soothing→シャッフル睡眠法実践のためひたすら単語を羅列するボイス

です。
は???????????

Soothing Voiceのシークバー

初手でその角度からやります!?みたいなシチュエーションで来るわけです。これは素直に逆張りであると認識せざるを得ません。もはや、それが彼女の性質というか、本質のひとつなのでしょう。
不思議なことに、これを毎月聞いていると、だんだん楽しくなってくるんです。
「来月はどんな変わった角度で書いてくれるのかな」「次の俺くん(ボイスの一人称視点)と栞葉の関係性はどんなものだろう」みたいに思えてくるので、新鮮なワクワクを味わうことができます。

ボイス同士の関連性

もう1つ自作台本であることにより、栞葉は大きな武器を持っています。それは、2種類のボイスの世界線に関連性を持たせることができるということです。
例えば、「ウィンターデート2023ボイス」と「ほろ酔いボイス」はともに2023年12月に販売されたボイスなのですが、この2つの世界線が共有されています。「ほろ酔いボイス」で描かれた話の後日談的な立ち位置に「ウィンターデート2023ボイス」があり、俺くんとの関係性も引き継がれています。

他にも、ボイス同士だけではなくEXボイスを用いたギミック的なものにも手を出しています。
例えば「バレンタインボイス2023」と「EXバレンタインボイス2023」は開始時の音源がほぼ同じです。
実は、「バレンタインボイス2023」内で栞葉の姉が聞いていたボイスの詳細な内容が「EXバレンタインボイス2023」で聞けるという仕組みになっています。
視聴者の手に渡るボイスが多層的であればあるほど、ボイス世界線の栞葉の解像度が高くなっていくという手法が実に巧妙で、まんまとやられてしまっています。

滲み出る百合厨

栞葉るりは、初配信で自身が百合に目覚めた経緯を話しています。

このように栞葉はれっきとした百合人間なのですが、その影響があるのかないのか、ボイスの対象・一人称視点が女性設定であることが多いです。

栞葉のボイスが気になっている人の中には、「女性ライバーの相手は男性設定であることが多いかも…」と思い、購入を迷っているままの人もいるかもしれません。
ご安心ください。
栞葉るりは男性設定のように感じられるボイスの方が少ないです。

個人的にオススメなのは「同窓会ボイス」です。かわいいかわいいと久しぶりにあった同窓生をニッコニコで褒めてくれるので、気分よくなります。まるでわんちゃんみたい。いや犬なんですけど。全然。
EXもやけにテンションの高い栞葉がいつでも聞けるのでかなりオススメです。特に忘年会シーズン、「2次会」という単語だけで質感が上がるのは言葉の妙でしょうか。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
とにかく言いたいのは、栞葉は設定やシナリオの組み方が巧くて聞きごたえがある、ということです。
ボイスの時間も平均して6〜8分ほどあるので、時間の点でも充実度が高いといえます。

最後に私オススメのボイスを書いて終わろうと思います。

【お迎えボイス】
おばの栞葉が聞けます。
こんな親戚おったら生きるの楽しいやろな〜!!が詰まってます。「おば」という、絶妙に会う頻度の高くない親戚との密な時間。
しかも、イケナイことをします。
詳細は本編で。

おばが「お姉ちゃん」「○○さん」って呼ばせようとするの、おばの解像度高くていいですよね。

それでは、よいお年をお迎えください。

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