「学園アイドルマスター」に関する備忘録~プロデュースに向き合うということ
こんにちは、りりと申します。みなさんは今月リリースされたアプリゲーム「学園アイドルマスター」をご存じでしょうか。バンダイナムコ社からリリースされているアイドル育成ゲーム「アイドルマスター」シリーズの最新作となるゲームです。
私は新参Pではありますが、これまでの主要ブランドのシリーズはすべてプレイしてきたこともあり、今回もリリース日当日にインストールしました。
今回は1週間プレイしてみてわかったこと、見えてきたこと。感じた諸々を、備忘録的に残しておこうと思います。
⚠️こちらのnoteには主に姫崎莉波のコミュに関するネタバレが含まれます。未読の際はご注意ください。⚠️
事前プロモーションの優秀さ
ゲーム自体の感想を述べる前に、リリース前までのプロモーションについて軽く触れておこうと思います。
大学の友人間でアイマスの話が出てくることは、これまで稀でした。というのも、既存コンテンツの積みあがったデータの前には怯む人が多く、なかなか始めてくれる友人は少なかったためです。
だからこそ、リリースのタイミングでどれだけ現在界隈にいる以外の客層を引っ張ってこれるかが重要となってきます。
そこで学マスが打ち出したのが、有名作曲家を起用したキャラクターソングによるプロモーションでした。
かたやAdoに楽曲提供する作曲家、かたや女性から絶大な支持を誇る作曲家。現段階で11人の作曲家が発表されていますが、それぞれがカバーしているジャンルはかなり広く、新規層の獲得に関してかなり意識的に動いていることが容易に見て取れました。
実際、最初に公開された『Fighting my way』(花海咲季ソロ曲)はアイドルマスターをほぼ知らない友人でも聞いていたことから、再生数以上の影響力があったことがうかがえます。
また、YouTube shortsへの投稿も秀逸なものでした。「かわいいまとめ」と称し、プレイ中の魅力的な場面をまとめて出すことでゲームの具体的な仕様感を伝えるとともに、簡単にプレイアブルキャラクターの性格や内容が理解できるものとなっています。手軽に視聴できることも相まって、登場キャラクターについて知ることができる機会の理想形となったのではないでしょうか。
これですか?これはうさぎさんです
間違えました。有村麻央さんです。頼もしそうな感じがしますね。
SSRに悩むリリース当日
さて、リリース当日となったわけですが、始める寸前まで私は2人のキャラの間で揺れていました。
1人目は紫雲清夏さん。
つり目好きというあまりにも守備範囲の広い顔の好みを持つ私は、一目見てこのキャラの良さにくらってしまいました。
しかも、ソロ曲がかなりのアップチューン。これを聴きながら皿洗いをしていると、気づけば足でリズムを取っています。普通に危ないですね。
2人目は姫崎莉波さん。
ソロ曲の良さに惹かれていました。また、福岡県出身ということで私と同郷であることが判明。この時点ではこの2人に対する気持ちの傾き具合は半々といったところでした。
当日である木曜日は普通に平日なので、大学での講義を終えた後何も気にしない状態でやろうと決めていました。木曜日の講義が単純に重いもの揃いだったので、モチベのためという理由もありましたが。
まぁ覚悟はしていたのですが、それなりにネタバレが流れてきました。別に私はネタバレが嫌な人間ではないので、紫雲清夏と姫崎莉波のどちらを選ぶかの最終判断ができる材料が少しでも手に入ればよいと思い。帰りの電車でぼーっとTwitterを見ていました。
…姫崎、お前
幼なじみなの!?
ここにきて衝撃の事実。そんなの公式サイトに書いてなかったじゃん!!
これにより、私の選択肢は姫崎莉波一択になりました。いやだって同郷なんでしょ!?幼なじみの説が明確に補強されるじゃん!!
取り乱しました。
ありがとう姫崎。俺が幼なじみだ。
学マスのシステムへの感想
学マス、いざやってみるとなかなか楽しいものでした。
特に私が感じたのが「プロデュース」する、ということの本質についてです。
私はシャニマスをメインにプレイしています。ミリシタやデレステも音ゲー部分はやっていますが、モバゲ時代の前提部分が多いように感じ、あまりストーリーを読めてはいませんでした。
その点シャニマスはコミュメインなこともあり、「個人の掘り下げ」「ユニットの掘り下げ」が分かりやすかったのです。
シャニマスに慣れていた私にとって、ユニットのないスタートは些か違和感のあるものでした。
しかし、これが学マスのシステムの基盤となる考え方だったと後で気づくことになります。
というのも、学マスは1人をトップアイドルに連れていくシナリオ。28人を一手に引き受ける(いい意味でも悪い意味でも)変態シャニPとは訳が違うのです。
それもそのはず、今作はプロデューサー自体も「見習い」の状態。本職ではない以上、2人以上を掛け持ちするよりも1人と真摯に向き合ってトップアイドルを目指す方がしっくりくるのです(メインコミュはそうでもなさそうですが)。
こうして進んだ先にあるプロデュースパートでは、個人との対話を通した掘り下げが積極的に行われる他、シャニマス同様色々なルートに対してしっかりとコミュが用意されており、もし中間や最終試験で失敗してもその先の気持ちのもっていき方が気になる、といった面があります。
忘れていた感情がありました。
負けたら、悔しいということ。
勝ったら、嬉しいということ。
W.I.N.G.(シャニマスにおける最終試験)でのプロデュースに慣れ、優勝することが当たり前になっていました。
学マスは、基本的に1周目で優勝することは難しいです。親愛度が0の状態では、ライバルに追いつくことはできない。
だからこそ悔しさが出てきて、追いつけた時の嬉しさがより感じられる。
これはゲームが得意ではない私や、アイドルマスターシリーズが初めてのプロデュースとなるPにとってもありがたいシステムだったと思います。
ゲームが得意な人であろうと、時間が有り余る人であろうと、最初は平等に躓き悔しさを経験する。この感情をアイドルと共に経験することがどれだけ貴重なことか。
だからこそ、燦然と輝く「1位」の文字が、ここまで誇らしく感じるのだと思います。
姫崎莉波のプロデュースを通して
True Endまで持っていったのは姫崎莉波が初めてでした。
全ての条件を満たした状態で臨む大会場でのステージ。これまで屋外での人もまばらなステージでしか歌ってこなかったのに、突然観客で埋め尽くされライトもカメラも沢山用意された場所で歌うなんて、まさに夢のような体験です。
笑顔で、堂々とステージに立つ担当アイドルの姿は、私にはとても遠いのではないかと思うくらい眩しく見えて。
迷いながら私を信じてついてきてくれた担当に対する、最大級の恩返しができたような気持ちになりました。
「連れてくる」という言葉はなかなか烏滸がましいのかもしれませんが、この舞台まで莉波を連れてくることができてよかった。
これがあと8人分以上あるなんて、いいんですか!?という気持ちです。
もちろんグラフィックが美しいので、まだまだ飽きることはなさそうです。
余談ですが、姫崎莉波をホーム画面に設定していると「今度、一緒に帰省しよっか♪」と言ってきます。いいんですか?福岡空港まで一緒に行っていいの?マイルたまってるから安く帰れるよ 帰る日程決めよっか いつぐらいに帰るつもり?いや、うん全然合わせられる大丈夫……
最後に
一旦アイドル1人のTrue Endを見終わったためnoteを書きました。
まだ先は長いと思っています。Pレベルを積めば積むほど強いカードが手に入り、やりこみ要素も充分。キャラも可愛い、曲も良い、コミュの質や量も申し分ない。
「ここが不満」等の内容のツイートをほぼ見かけないことからも、このアプリが評価されていることがわかります。
今後姫崎莉波が誰の楽曲提供を受けてどんな曲を歌うのか非常に楽しみです。いつか石濱翔の作った歌を歌ってくれ。よろしくお願いします。
学マスが今後もこのような形式で楽曲をリリースするなら、「学マスのアイドルに楽曲提供してほしい作曲家選手権」なんかも楽しそうだなと思いました。やる友達がいないけど。個人的にやろうかな
とにかく、この素敵な体験ができるアプリをリリース初日からプレイすることができた奇跡的な出会いに感謝を。
みなさんもぜひ、「学園アイドルマスター」やってみてはいかがでしょうか。
ついでに、よかったらお友達になってください。
コード:9LY8D7ZG です。
それでは。