富士山に呼ばれる(1)
先日、富士山に行ってきた。
2月にひさしぶりに会った友人から「最強の金運神社なんですって、行きましょうよ!」と、誘われていた新屋山神社。ようやくスケジュールがあって、行くことができた。
じゃじゃん!本宮の入り口。
すぐ手前に勢いよく清流がながれていて、お社に足を踏み入れる前から浄化される気分✨。
御祭神は山の神様の大元締めでいらっしゃる大山祇命に、その娘で富士山の女神・木花開耶姫命、そして天照大神だ。
ちんまりとイザナギ、イザナミの神様たちもいらっしゃった。
さらに、本宮から車で20〜30分ほど行った富士山2合目には、めちゃくちゃひっそりと奥宮さんがお社を構えている。こちらは冬季は閉鎖されるため、この奥宮さんのオープンを待って、5月の参拝となった。
こちらの奥宮さん、とても軽やかで気持ちが良い。なんかうれしくなっちゃって、神様に「わ〜神様、ここすっごい気持ちいいですね。今日は来させていただいてありがとうございまーす。最高です。家に戻っても、この感覚のまま生きてこうと思います!」と、参拝そっちのけで話しかけてしまった。
金運とかどうでも良くなるくらい気持ちが良くて、もう住みたいぐらいよ!
そして、ここまで来たら、寄らないわけにはいかんよねと、北口本宮富士浅間神社にも参拝。こちらの神社は富士登山道の登山口に当たる。
実は私、子供の頃から富士山に縁があり、幼少期に暮らしていた土地の地名が「富士見台」。もちろん家から富士山ビュー。父の実家も山梨側の富士山麓だし、実家を出てからも気づけばいつも富士山が見える家や街に住んでいて、いつの間にか私にとっての富士山は「おはよう、富士山」「また明日ね、富士山」と日々、話しかけ、手を振る対象になった。
そして、神社に惹かれて各地の神社を巡るようになってからは、静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社と、こちらの北口本宮富士浅間神社にちょくちょく訪れている。
……いや、嘘。ちょくちょく訪れているのは富士宮の富士山本宮浅間大社の方で、山梨県富士吉田市にある、ここ北口本宮富士浅間神社は2回ぐらいしか来たことがない。
富士宮から見る富士山はいわゆる表富士。東海道新幹線から見る絵葉書のような、広重の浮世絵のような整った富士山で、私は「富士山」と聞くと無条件にそっちに足が向いてしまう。
富士山本宮浅間大社は明るくて、キリッとしているけれどあたたかくて、どこかアットホームでほっとする神社さんで、私は参拝するとオートマチックに気分が晴れ、スキップ♪スキップ♪モードになるのだ。大好き♥
一方、北口本宮富士浅間神社はちょっと厳しい感じがして、避けていたわけではないけれど、あまり足が向かなかった。
でも、今回うかがって、境内でしばらく静かに目を閉じてみて分かった。
北口本宮富士浅間神社には、自分が目を背けている「自分の認めたくない部分」や「ネガティブな部分、愛せない部分」に気づかせる力があるっぽい。
富士吉田側から見る富士山は美しい台形の「ザ・富士山」ではなく、大きなくぼみや凸凹な部分もよく見える裏富士。
そのどちらも富士山で優劣はないのだけど、表がポジで裏がネガだとしたら、どちらかを好いて、もう片方を疎うのはおかしなことだ。
「どちらも自分自身。ポジな自分だけでなく、ネガな愛したくない自分も認め、それを統合していくことで、もともと備わっているパワーを全て活かせるようになるのですよ」と、富士山の神様に言われた気がした。
そして、超ご機嫌で帰宅したのだけど、翌日からキツめの風邪をひき、久しぶりに3日ほどベッドで過ごした。熱はなかったけど、とにかく立っていられないほど眠くて眠くて仕方がなく、プチ旅行の予定もキャンセルして、ひたすら寝た。ああ、すっきり。肩こりも取れたよ。
元気になってから、これはいったい何だったのでしょう?浄化?
と、私の『上の人』に尋ねたところ「これからの流れに適応できる体にするために、より効率的にエネルギーを使っていけるように、無理を重ねがちな生活習慣に気づき、悪循環を正すため」とのこと。
あーわかりました。私、体に無理させがちですよねー。気づいてるー。
でも、体が文句言わないから、引き続き無理させてたー。ブラック社長だったー。
というわけで、富士山(の麓の神社二社)参拝後に、ただちに「目を背けていた部分」にアジャストが入ったらしい。
さらに突然、私の体をより強くするためにいま必要な、コアな情報がパンッ!と入ってくるようになって、さっそく昨日から実践中。
富士山……いや、木花開耶姫命か?
いつも(私にとって)必要な時に呼んでくださって、行くと必ず、大事なことに気づかせてくれて、正してくださってありがとう。
本当に富士山、あなたの存在そのものが光だわ。いつもそこにいてくれてありがとう。心から感謝してる。
今の家からは見えないので、これからもちょくちょく足を運んで、会いに行きますね。
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