【withE通信:国語の初見の問題を解くときのコツ】
10月になりました!10月というと新しいドラマ・アニメがスタートする時期ですね😁楽しみにしているドラマ・アニメはありますか?何か楽しみがあると勉強のモチベーションにもつながりますよ。
さて今日は国語の物語についての記事です。「定期テストでは点数が取れるけど実力テストは苦手」「初見の文章は点数が取れない!」という方。ぜひ一度参考にしてみてください!!
私は国語が苦手でした😵特に初見の文章は問題の解き方が分からない!何をどうやって答えればいいの?そもそも比喩的で答えがはっきりと書かれていないのにどうやって答えるの?こんなハテナだらけで困っていたとき、国語の先生に2つのことを教えてもらいました。
〈行動・発言には理由がある!!〉
いきなりですが問題です。『Aさんは涙を流しました。なぜでしょう。』
悲しかったから?悔しかったから?もちろんどちらも正解の可能性があります。しかし、涙を流す理由はそれだけではありません。感動したのかもしれません。殴られて痛かったのかもしれません。もしかしたら目にゴミが入ったのかもしれません。
このように、行動には必ずその行動が起きる理由があるのです。まず何か状況に変化が起こります。するとその変化によって人物の感情が変化します。それによってやっと行動が起こるのです。具体的に見てみましょう!
例えば、「突然仲のいい友達が転校することになりました。今までの思い出などを思い出しました。涙が出ました。」これが、状況→感情→行動の流れです。この涙は悲しみの涙ですね。
「なぜ〇〇は下線部のような行動をしたのでしょう」という問題には「状況→感情→行動」のうち、状況と感情を必ず答えに入れなければいけません。模試を受けて答えをもらったときに模範解答を見てみましょう。この2つが入っているはずです。
〈風景や色にも理由がある!〉
物語にはよく天気などの風景が書かれています。特に物語の出だしや場面の転換点、人物の感情の変化のポイントでよく風景が描かれます。これは作者が何となく入れている表現ではなく、登場人物の心理を暗に表現しているいわばヒントのようなものです。例えば注文の多い料理店を思い出してみましょう。物語の舞台は寒くて風の強い山奥でした。この状況だけを見ても、楽しそうな物語ではないことがわかると思います。逆に青空の場面から始まると何か楽しいことが起こりそう。途中で雨が降ってきたら何か状況が一変するのかもしれません。このように風景と心情はリンクしていることが多いです。風景描写の変化に敏感になることで人物の感情をいち早く察知し、文章を読むスピードアップにもつながります。
この2つのアドバイスで私は国語の問題の見方を変えることができました。皆さんの参考になればと思います。特に2つ目はドラマ・アニメなどの映像でも同じです。主人公が悲しいときに雨が降ってきたり、ワクワクしているときには青空の下で満開の花や緑に囲まれているなど、風景と感情はリンクしています。10月からのドラマ・アニメではそんなところも注目ポイントです👀
作・サバちゃん(理科担当)