見出し画像

【withE通信:冬の定番「おでん」】

 12月に入り, 毎日寒いですね。寒い日には温かい食べ物で体の中から温まりましょう!ということで, 今日は冬の定番料理の「おでん」について見ていこうと思います🍢出汁の味が染みたおでん, おいしいですよね!皆さんのお気に入りの具は何ですか?定番はやっぱり大根や卵でしょうか。ちくわもおいしいですよね。私のお気に入りはもち巾着!食べるときはいつもやけどしてしまいます😵

〈「おでん」ってなに?〉
 皆さんは長方形に切った豆腐に竹串を挿して焼いた「田楽(でんがく)」という料理を知っていますか?味噌を塗った「味噌田楽」を知っている人もいるかもしれませんね。「おでん」という名前は, この「田楽」からきているといわれています。「田楽」に「お」をつけて丁寧にして, 次第に「楽」が省略されるようになり, 最終的に「おでん」となったと言われています。つまり, 昔の「おでん」は今のように出汁の中にたくさんの具が入った料理ではなく, 竹串に豆腐が刺さった, 今でいう「田楽」のことをさしていました。

〈今のおでんができたのは?〉
 では、今のおでんの形になったのはいつなのでしょう。諸説ありますが, 江戸時代後期ではないかと考えられています。この時代, 銚子などでしょうゆの生産が盛んになったことでしょうゆ味の煮込んだおでんが生まれたと考えられています。明治には汁気の多い今の形のおでんに進化し, 関西へは大正時代に伝わったとされています。
 今でこそ, おでんは冬の家庭料理の定番ですが, 昭和の初期は「おでん=屋台・お店」というイメージが強かったようです。時代の流れとともに, おでんの汁の素のような商品が開発されるようになり,家庭での定番メニューとなっていきました。

〈未だ進化するおでん〉
 皆さんの家庭ではどのようなおでんがつくられているのでしょうか。具材や味付けなど, 家庭の色が出るのではないかと思います。コンビニのおでんの種類も非常に増えていますよね。ご当地おでんや洋風のおでん, 冷やしおでんなどもあり, いまだ進化の途中といえます。
 
 今年の冬はいつもとは違ったおでんの味・具に挑戦してみるのもいいかもしれませんね😆

作・サバちゃん(理科担当)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?