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【withE通信:土用の丑の日】

先週の土曜日は「土用の丑の日」でした。
みなさんはウナギを食べましたか?
僕はちょっと手が出なくて食べられませんでした😢

ところで、なぜ「土曜」ではなく「土用」なのでしょうか?
このようなことを思った人もいると思います。
そこで、今回はそんな「土用の丑の日」についてのお話です。

<土用の丑の日とは>
土用の丑の日を知るために、「土用」と「丑の日」に分解して、それぞれ意味を紐解いていきましょう。
まず「土用」は季節の変わり目を示す言葉で、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間の期間を示します。
次に「丑の日」ですが、十二支の「丑」から来ています。
十二支というと年単位を想像する人が多いと思いますが、昔の暦では日にちを十二支で数えていました。
つまり、「土用の丑の日」とは、土用の期間に訪れる丑の日を示しています。

<土用の丑の日の風習について>
日本では昔から、季節の変わり目の体調を崩しやすい時に、丑の日にちなんで「う」がつく食べ物を食べていました。特に夏バテしやすい夏の土用の期間には、精が付くウナギ、疲労回復効果のある梅干しなどを食べることが一般的です。

<土用の丑の日の起源>
土用の丑の日にウナギを食べるようになったのは江戸時代からなのです。元々ウナギの旬は秋~冬の時期のため、夏にはなかなか売れない食材でした。困ったウナギ屋が蘭学者(西洋の学問文化を修め研究する人)である平賀源内に相談したところ、店先に看板を出すことを提案しました。その結果、店は大繁盛し評判が広まり今のような習慣ができたのです。

いかがだったでしょうか?
次の土用の丑の日は8月4日です。夏バテしないように精の付くものを食べて夏休みを満喫しましょう!!

作:でーぐ(理科担当)

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