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【withE通信:読書の秋】

秋と言えば読書の秋。みなさんは普段どれくらい本を読んでいますか?趣味が読書だという人がいる一方で、読書に苦手意識を持つ人もいるでしょう。文化庁の調査によると、熱心に読書をする人は少数で、1ヶ月に1冊も読まない人が全体の約半数であるそうです🧐今回はそんな読書をテーマにお話しします。


〈読書の効用〉

「読書が大事」だということはよく言われる話ですね。しかし、実際読書にはどのようなメリットがあるのでしょうか?文章を読めば知識や語彙力が身についたり文章力、集中力が養われたりすることはよく耳にするかと思いますが、読書の効果は実はそれだけではありません。今回はたくさんある中の3つ紹介します。

1想像力豊かに
本は漫画と異なり、絵がほとんどないので本に書かれている文章からだけで情報を読み取ります。つまり、読書をしている時は筆者が伝えたいことは何か、登場人物はどんな心情なのかといったことに気を配るため、想像力を働かせることになります。特に小説では、気持ちが直接書かれていない場合が多いので読み手がセリフや場面を元に想像する必要があります。明確に書かれていないことを想像する力は他人に共感したり思いやりの心を持ったりすることにもつながります。精神的成長が期待できそうですね✨

2ストレス解消
読書はストレス発散の手法として実際にセラピーで用いられています。読書にはイライラした気持ちを沈めたり前向きな感情を生んだりする効果があるのです。これは単なる気分変化ではありません。大学生を対象にしたある研究によると30分間の読書が心拍数や血圧を下げ、ストレスレベルも低下したそうです。しかし、強い感情を引き起こすものはストレス解消に適していないこともわかっています。ストレス解消のための読書では自分の状態に合った本を選ぶことがおすすめです。

3視野を広げる
読書による著者との対話を通じて、自分以外の人の視点で物事を見ることができます。生きる時代や場所の異なる人の思考をたどることは読書ならではの体験です。本を多く読んだ人はその分、多くの視点を持っていると言えます。幅広い視野はアイデアや企画を出す時はもちろん、他者との会話でも役に立ちます。自分独自の狭い視野に固執していては画期的な案は浮かばないですし、会話も発展しにくいです。色んなことに興味を持って幅広いジャンルの本を手に取ってみてはいかがでしょうか。


〈読書を習慣化にするには?〉

ここまで読書の効果を挙げてきましたが、なかなか読書をする時間がない人、読書へのやる気が出ない人もいるかと思います。そこで、次に読書を簡単に習慣化できる方法を紹介しましょう。

ここで最も大事な事は無理をしすぎないことです。いきなり高度な本や分厚い本を読もうとせず、まずは気軽な気持ちで本を手に取ってみてください。読書に慣れていない場合は1日10分からでもかまいません。慣れてきたら徐々に時間を増やしていけば良いのです。
また、興味のある分野の本を見つけることも大事です。「面白そうだな!」「読んでみたいな!」と思える本を選ぶことで読書の楽しさを実感できます。
そして、最後までその本を読めなかったとしてもあまり気にしすぎる必要はありません。本を最後まで読まないといけないことがプレッシャーになっては良くないですし、面白くない本を読み続けても苦痛に感じるだけです。読んでつまらなければ、「この本は合わないな」と気楽に考えましょう。

また、読書をする時間帯をを固定化することもおすすめです。たとえば寝る前は読書をすると決めておくと、読書のための時間を作る手間を省けます。通学時間を読書に充てることも有効です。最初は面倒に感じるかもしれませんが、数日間続けてみると案外習慣となっているものです。

いかがでしょうか?少しでも読書に前向きな意識を持ってもらえましたか?読書には身体的、精神的にもたくさんのメリットがあります。だからこそ、ぜひ日頃から様々な本との出会いを大切にして読書に励んでほしいです。読書を通じてみなさんの人生がより豊かなものになることを願っています😊
作:ゆい(英語担当)

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