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【withE通信:笹の葉さらさら】
先日、七夕を迎えましたね。皆さんはどのような願い事をしましたか?
付近のスーパーでも短冊に願い事を書いて飾るスペースが作られていました🎋ということで、今回は七夕のお話です。
<七夕の由来>
七夕といえば「織姫と彦星が1年に1度、天の川を渡って会う」というエピソードが有名ですね。
実はこのエピソードの由来は、中国で最も古い詩集の「詩経」にさかのぼります。日本における織姫と彦星にあたる「織女(しょくじょ)」「牽牛(けんぎゅう)」がここで初めて登場します。
<いつごろ日本に入ってきた?>
中国から日本にこのエピソードが伝わったのは奈良時代。「乞巧奠(きっこうでん)」という行事が宮中で行われ、星を眺めたり詩歌を楽しんだりしていたそうです。また、江戸時代には「七夕(しちせき)の節句」として五節句の一つとして庶民の間にも広まっていきました。
<七夕で願い事をするのはなぜ?>
日本では願い事をしますが、これはどうしてなのでしょうか?
先ほど出てきた「乞巧奠」では、織女にあやかって機織りや裁縫の上達を願う行事でした。詳しく説明すると7月7日に庭先の祭壇に針や五色の糸をお供えして星に祈りを捧げていたそうです。そして時代が進むにつれて「芸事」全体の上達を願う行事へと変化しました。
いかがだったでしょうか?
七夕は今では広く行き渡っている行事ですが、昔は上流階級のものだったのですね。
今回紹介しきれなかったものとして、七夕飾りの意味がありました。興味深いのでぜひ調べてみてくださいね。
作:でーぐ(理科担当)