【withE通信:日焼けはどうやって防ぐ?】
いよいよ新学期スタートですね。今年度の目標は何ですか?「こんなことができるようになりたい」「こんなことに挑戦したい」など, 具体的に決めておくと充実した1年につながりますよ。
さて, 暖かくなってくると気になるのが日焼けです。外で遊びたいけれど, じりじりと肌が焼けるのが気になります🥵
そこで大活躍するのが日焼け止め。でもどうして塗るだけで日焼けが防止できるのでしょう。〈なんで日焼けするの〉
日焼けの主な原因は太陽光の中に含まれる紫外線です。紫外線には3種類(UVA, UVB, UVC)がありますが, その中のUVCは私たちに届く前に上空のオゾン層で吸収されてしまいます。よって日焼けの原因になっているのはUVAとUVBの2種類です。日焼けをすると直後に肌が赤くなり, だんだん黒くなりませんか?この赤くなる原因がUVA, その後にしばらく肌が黒くなる原因がUVBです。ちなみにUVCは長い時間浴びると人間にとって有毒な紫外線です。オゾンホールの問題を聞いたことがあるかもしれません。オゾン層に穴が開いて何が問題なの?と思うかもしれませんが, オゾン層の隙間からUVCが地上まで届いてしまうため、深刻な問題とされているのです😱
〈紫外線吸収剤〉
日焼け止めの成分には2種類あります。1つ目が紫外線吸収剤です。これが紫外線を吸収すると分子が不安定な状態になるのです。そこからもとに戻るために熱を発します。つまり, 紫外線を熱に変換することで肌を紫外線から守るのです。強い紫外線をカットできる利点がありますが, 肌の上で化学変化が起きるので, 少し肌を痛めてしまう可能性があります🥲
〈紫外線散乱剤〉
もう1つが紫外線散乱剤です。これには主に金属の粉(酸化チタンや酸化亜鉛など)が使われています。これを肌に塗ることで紫外線を反射させ, 肌を守っているのです。比較的肌にやさしいのですが, 少し白っぽくなってしまうため, 血色が悪くみられてしまいがちという欠点があります。
日焼け止めは塗りなおしが肝心!目安は2~3時間に1回です。また, 日焼け止めだけでなく日傘や帽子も活用しましょう👒
また, 日焼け止めを塗った後にはしっかり洗い流すこともお忘れなく!日焼け止め対策をしながら適度に運動することで今年度も健康に学校生活を送りましょう!!
作・サバちゃん(理科担当)