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【withE通信:太陽はでっかい!】

 5月に入り, 少しずつ暖かい日が増えてきましたね。日の長さも長くなり, 気づけば「もうこんな時間!?」とびっくりすることが何度もあります。
 ところで, なぜ冬は寒く, 夏はなぜ暑いのでしょう。これには, 地球の公転と自転が関係しています。 地球が太陽のまわりを回りながら(公転), 地球自体も傾きながら回っています(自転)。そのため, ある時期には太陽の光をよく受け, ある時期には太陽の光をあまり受けないという現象がおこります。これが季節によって気温が変化するメカニズムです。これを学校で習ったときに, 「太陽ってすごいな…😳」となったのを覚えています。ということで, 今日は太陽のすごさについて話していこうと思います☀️

〈太陽ってこんなにすごい〉
 地球から見ていると, 太陽の大きさはすごく小さく見えます。しかし, 実際の大きさは, 直径が139万2700 kmもあるのです。想像しにくいと思いますが, この大きさは, 地球の100倍ほどということになります。そして, 地球と太陽の距離はなんと1億4960 万kmもあるのです。例えば, この距離にある太陽へ時速50 kmの自動車で向かうとすると, 約340年かかることになります🚗
 いくら太陽でも, 地球からこんなに遠くにあったら季節を変えるような熱とか, 太陽光発電に使うエネルギーとか, 届かないんじゃ…🤔 と思いませんか。太陽のスケールが壮大なら, もちろんその太陽が発するエネルギーのスケールも壮大なのです。地球に降り注ぐ太陽のエネルギーは1秒当たり42兆キロカロリーなのだそう。これは1秒間に世界中で使うエネルギー量の2万倍以上です🏠この膨大なエネルギーは, 太陽の内部で核融合が生じることによって発生しています。原子力発電も, この核融合を用いてエネルギーを得ています。つまり, この核融合に必要な材料が少なくなってくると, 核融合反応が弱まり, 太陽がだんだん小さくなる可能性があります。

〈太陽が地球を暖める〉
 太陽のエネルギーはどのようにして地球に届いているのでしょうか。まず, 太陽と地球の間には空気がない, 真空状態です。そのため, 太陽の熱エネルギーは直接空気を温めることができないため, 放射によって地球に伝わります。このようにして地球まで伝わってきたエネルギーには赤外線や紫外線が含まれています。特にこの赤外線はより大きな幅で物質の粒を振動させる性質を持っています。赤外線などが例えば私たちの手に当たると, 熱として感じるのです🥵

 これから夏に向けて, どんどん気温が高くなっていきます。たまには空を見上げて, 太陽の光強さや熱の大きさを体感してみてください。太陽の豆知識を持って外に出ると, 太陽の壮大さをより肌で感じることができますよ!


作・サバちゃん(理科担当)

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