2022/01/31 辻村ちひろ 不定期配信【穴あきダムは自然に優しいのか?】部分文字起こし その2
2022/01/31 不定期配信より その2
今回のnoteでは2022年1月31日の辻村ちひろさんの不定期配信「穴あきダムは自然に優しいのか?」より、部分抜粋して文字起こし。その1に続き、その2となります。
全文の文字起こしは難しいので、全体を知りたい方はぜひ辻村さんのYouTubeをご覧ください。
(まだまだ勉強が至らず、もしかして辻村さんの意図したことではない文字起こしをしてしまっているかもしれません。間違いがあった際は「ここはこう言ってるんじゃないの?」と教えていただければとってもありがたいです。)
以下、文字起こし
川の本来の姿とは?
YouTube 08分00秒~
自然の川というのは、当然その生き物の行き来であったり、水の行き来であったりするから、栄養源の行き来であったりっていうのは当然するのと同時に、土砂だとか大きな岩だとか、流木だとか、そういったものもちょっと出水(しゅっすい)するような、大規模な氾濫を起こさなくても出水するようなときに流すんです。
それによって河原の植生っていうのが一度リフレッシュされて、そこにヤナギの仲間だとかパイオニア植物が純林を作る。だから、川沿いにあるヤナギの木っていうのは、ある程度の洪水が起きないと、純林が維持できないっていうもんなんですね。
そういう自然のダイナミズムっていうのは(穴あきダムによって)止められてしまうので、影響がないわけではないんですね 。
つまり河川敷の樹林帯、森ができそうとか、林ができそうなところ、木が生えそうなところっていうのは安定化していくので、どんどんどんどん、その例えば常にリフレッシュされているところだったら、カワラバッタみたいな荒地を好むようなバッタが住める環境なんですけど、安定してくると草がいっぱい入ってくるので、そういった生物層も変わってきてしまうってことになるんですね。
だから全く影響がないことはなくて、結構影響あると思うんです。
今回の文字起こしは以上!
本来の自然の営みからすれば、川が氾濫することもその一部に含まれているのだ、と理解しました。わたしたちは、そのような自然の中で生きているのだということを、もしかしたら、ちょっと忘れてしまうことが増えているのかもしれない、と辻村さんのお話を聞いていて思いました。