アメリカの不妊治療事情~こっちも辛いよ~
こんにちは。
今日はアメリカの不妊治療事情についてお話したいと思います。
私自身日本で不妊治療(タイミング法→人工授精)をしていたのですが、アメリカでも再開したいと思い、当地到着後さっそくクリニックを調べました。
家の近くに世界でもトップクラスのStan●ord大学系列の病院があったので、ここなら大丈夫だろうと思い早速受診。
実際に行ってみると同じ時間帯には全然他の患者さんはおらず、待ち時間も短くスムーズに診察室へ。
英語での問診はハードルが高いのは覚悟していたので、事前に日本での治療歴を細かく英語に書いて印刷して持参。
とっても優しい先生で、僕がしっかり対応するから任せて!!と言って下さり、日本で通っていたクリニックの対応とは大違いで感動したのを覚えています。
と、良かったのはここまでで、ここからアメリカ不妊治療の洗礼を浴びます。苦笑
日本で受けた検査で排卵自体はちゃんとしていることは確認できていたので、排卵検査薬を使ってタイミングが来たらクリニックに行って人工授精をしてもらうスタイルから始めたのですが、
①初回:パートナーの血液検査をしてからじゃないと人工授精は対応できないとのハシゴ外しを食らう。
(そんなの最初の診察の時に言われてない~!!!!怒)
ちなみに血液検査は1回$500。高すぎ。
②2回目:排卵が来たから人工授精の予約を取らせてほしいと連絡したら、「ドクターは休暇中でいないよ」との応答。
(他にもドクターいるでしょ~!!!!怒 と泣きすがるも、出来ないの一言。)
③3回目:前回の反省を活かし、事前に次の排卵予定日は何月何日なので、このタイミングで絶対人工授精してほしい。先生のスケジュールを空けておいてほしいと懇願。その後別の先生から、「主治医がいない時は僕が対応するから安心して!」と電話。いざ、排卵が来たので予約を取ろうと電話したら土日はクリニックは締まっているので予約は取れないとの一点張り。
流石にやるせなくてこの時は泣きました。
日本の方がこういう手戻りや融通の利かなさは少なかったな~やっぱり日本の医療って凄いな~と一瞬思いつつも、日本では逆に月に何度も通院しなければいけず、拘束時間も長く、それはそれで辛かったです。
日本では6組に1組、アメリカでは8組に1組が不妊治療をしているというデータもあるのに、まだまだ不妊治療者に優しい社会とは言えないと思います。
自分自身も含め、不妊治療と戦う皆さんの苦労を少しでも軽減できるような社会を作るべく頑張りたいと思います。