テキストファイルのRPGソースをアップロード&コンパイルするスクリプト
未だに AS/400 でプログラム作ってる人向けのスクリプトです。
このスクリプトで出来る事
①Windows で用意したテキストファイルを AS/400 のソースファイルにアップロードします。
②続けて、コンパイルします。
③コンパイルエラーになったら、エラーリストをダウンロードして表示します。
事前準備①
①『IBM® i Access Client Solutions -Windows アプリケーション・パッケージ』を入手して、インストールして下さい。
②スクリプト(AS_Text_Compile_V1.0.hta)と設定ファイル(AS_Text_Compile.cfg)をダウンロードして、同じフォルダに配置して下さい。フォルダ名にスペースが入っていないところにして下さい。
③このスクリプトから利用する専用のソースファイルを用意して下さい。ソースファイルのアップロード時に、一度全メンバーを削除しますので、必ず専用のソースファイルを用意して下さい。QTEMP は使えません。
④コンパイルリストのスプールを一時保管する物理ファイルを用意して下さい。ライブラリ・ファイル名が決まったら、以下のコマンドで作成して下さい。QTEMP は使えません。
CRTPF AAALIB/AAAFILE RCDLEN(132) IGCDTA(*YES)
事前準備②(設定ファイルの準備)
設定ファイル(AS_Text_Compile.cfg)は、タブ区切りテキストです。それっぽいサンプルを登録していますので、実際に利用する環境に合わせて設定して下さい。
表示名 アドレス1 ユーザー2 パスワード3 ソースライブラリ4 ソースファイル5 オブジェクトライブラリ6 ライブラリリスト(/区切り)7 コンパイルリスト一時保管ライブラリ8 コンパイルリスト一時保管ファイル9
開発環境A 192.168.0.1 USER01 PASSWORD USER01LIB TEMPSRC OBJLIB DTALIB/OBJLIB/SRCLIB USER01LIB SPL132
開発環境B 10.1.1.1 PG33 PASS33 PG33WRK TEMPSRC SYSLIB SYSDTA/SYSPGM PG33WRK CPYSPLF132
動かし方
①スクリプト(AS_Text_Compile_Vn.n.hta)をダブルクリックで起動して下さい。
②『メンバー』と『アップロードテキストファイル』の入力が必要です。オブジェクトテキストは必須にしてませんが、未入力のままだと、ソーステキストとプログラムテキストがブランクになります。
③『コンパイル』ボタンを押すと、テキストファイルがアップロードされて、そのままコンパイルされます。コンパイルが成功したら、その旨通知されます。
④コンパイルエラーが発生した場合は、エラーリストがテキストファイルとしてダウンロードされ開きます。
⑤コンパイルエラーを直したり、単体テストエラーを直したりしてプログラムを完成させて下さい。
⑥プログラムが完成したら、アップロード先のソースファイルから本当のソースファイルにコピーして、コンパイルも行って下さい。これ重要です。
スクリプトダウンロード
その他
個人が趣味でスクリプトを公開しているだけなので、参考程度に見てみて下さい、免責とか常識の範囲で。VBScript から AS/400 のファイルアップロード・ダウンロード・コマンド実行とかしてます。吐いたスプールをCPYSPLFしてテキストダウンロードは、他でも色々と使えてます。
更新履歴
23/08/31 V1.1
・スクリプトフォルダにスプールダウンロード時の fdf が作られていたのを tempフォルダに変更
・コンパイルエラー発生時に、コンパイルリストを削除していなかったのを削除する様に変更