#ねこさんに届け
金子侑司選手、12年間の現役生活お疲れ様でした。
私がプロ野球をきちんと見始めたのは2023年シーズンから。きっかけをくれたのが金子さんでした。
2022年の秋頃、YouTubeで見た金子さんの守備の動画が衝撃で、格好よくて、忘れられなくて。推しというのは作るものや探すものではなく、突然降ってくるものなのですね。そのままライオンズの応援をすると決めて、中継を見たり、現地に行ったりする日々を送りました。
引退報道のあと、SNSでたくさんの方が「金子といえばこのプレー!」という投稿をしているのを見ました。映像記録があるから見たことはあるし知ってはいるけれど、それは私の記憶ではない。記録をなぞっているだけ。
それでも、たった2年でも、全力で追いかけることができて良かったと思っています。
良い結果だった日はお酒をあけて、ダメだった日は泣いて落ち込みました。
金子さんが野球をしている姿をできるだけ目に焼き付けたくて、オペラグラスとカメラを買いました。
こんなに感情を揺さぶられることがあるのかという毎日でした。
楽しそうに野球をしている姿をずっと見ていたくて、試合が終わって欲しくなくて、応援歌を歌うのをやめたくなくて。終わりのない物語なんてあるはずはないとわかっていても、やっぱり、淋しいです。引退試合の映像や写真を見ると、未だに涙が出てきます。
フェンスを恐れず帽子を落として果敢に突っ込む姿。球際に強い華麗なスライディングキャッチ。前傾しすぎず頭から足先まで直線を描く美しい走塁フォーム。花が咲いたみたいに笑う顔。最後まで貫いたライオンズ愛。全部がだいすきでしたし、これからもだいすきです。またどこかでお目にかかれる日が来ると嬉しいです。金子さんを応援できて良かった。ありがとうございました。