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【FaB】ぶらり旅、Uzuri


徘徊

Prowl。
日本語にすると
「うろつく」
「ぶらぶらする」
「徘徊する」
という意味だ。

0コストStealth、プレイ時に、次プレイするのStealthの攻撃値を1増やす。
Assassinの『仕事場』を視察しに来て、
次の『仕事』の精度を上げるカード…って感じだ。

このカード、デザインされた経緯がマジでわからなかった。

初心者俺「へー、次のStealthが+1か。これ連打すればええやん」
中級者知り合い「GoAgain付いとらんで」
初心者俺「GoAgainってなんですか?」

というやり取りをしたことがある。
「これはblitzの新Arakni用」とも聞いた。

今回はこのカードで遊んでみる。


GoAgainを付けてみよう

まず本体にGoAgainが付いてないのが難点だ。
これをプレイしても、次のStealthはプレイできない。
また、前の記事でも書いたが、AssassinのAttack ActionにGoAgainを付与するカードもない。

剃刀の反射

一応Genricなら、Razer Reflexがある。
Uzuriはdaggerを使えるし、Stealth持ちのカードは全て0コスト。どちらもRazer Reflexの対象に取れる。
だがRazer Reflexのコストは1で、防御値は2。
タダではプレイできないし、防御面では貧弱だ。
Prowl→Razer Reflex→なんかStealthと動くと、コストを含めて4枚必要だ。
Isolate→Shake Downより火力は出るが、手札が4枚残る都合のよいターンが来るのだろうか?
また、他に代わるカードが存在しないのも痛い。
Prowlのために、黄色のRazer Reflexを使うのもちょっと…となる。

入れ替えてみよう

そこで妙案。

飛び出しナイフ、ウズリ
失血死


Uzuriの能力でGoAgain持ちのAttack Actionと入れ替えれば良いんじゃね?

そう、Prowlの能力解決はプレイ時だ。
Back StabやIsolateのような常在型能力ではないので、
チェインリンクから外れても効果は残るのだ。

また、Uzuriの能力にコストは必要ない。
Prowl、GoAgain持ちのAttack Action、次弾Stealthの3枚で成立する。
手札4枚のうち、1枚はガードに回せるのだ。

貪欲な暴徒

Ravenous Rabbleは最高のカードだ。
プレイ時効果で攻撃値が下がるが、Uzuriで入れ替えたときは下がらない。
赤なら5点、黄色でも4点しっかり持っていける。
コストも0なので、最悪アーセナルに入ってもプレイできる。

Bleed Outも赤が4点だが、アーセナルに入ったときが困る。
一応ナイフが当たれば軽くプレイできるので、なんとかならなくはない。

投げつけ

Hurlは0コストで、素でプレイしても良い。
ナイフも投げれるのでトドメに役立つが、最大3点なので、入れ替えた時にGoAgain付与しか役に立たない。

悪戯な鳴き声

ネコチャン!カワイイ!
与ダメは低いが、item奪取やドローがある。
Prowlをスルーされるような相手には刺さる。

あとPrungっていうカードがあるけど、恥さらしなんで調べなくていいです。

配分を決めよう

CCでProwlは最大9枚入れることができる。
Prowl→GoAgainをするなら、同じくらい入れると良いだろう。
もちろん、他のStealthと入れ替えることも想定して、増やしたり減らしたりするのもあり。
平時はピッチコストに当てたいなら青ベースに、
しっかりダメージ取りたいなら赤ベースに、
仮想的にあったGoAgainカードを選ぼう。

また、次弾Stealthは全部赤一択。
2点を3点にするのと、3点を4点にするのは大きな違いだ。
また、ヒット時効果があるStealthの方が、相手に対する圧が大きい。
ガードするために相手は2枚でブロックしたくなるだろう。

剃刀刃

構造上Stealthが多くなり、コスト0の強化系Attack Reactionが欲しいと、これにお呼びがかかる。
SpikeシリーズやRazer Reflexよりこっちのほうが優先度は高い。

恐喝

なんとこのデッキ、Shake Downの優先度は低い。
Uzuriの能力は毎ターンに一回までなので、積極的にGoAgainと入れ替えるとプレイしづらい時がある。
それでもやはりハンデスはこのゲームにおいて相手を選ばず有用なので、
嗜みとして入れて良いかもしれない。
入れるなら、Shredも数枚入れるべきだろう。

何でこんな記事を?

前回の記事で、Assasinは
『相手にガード強要してからReactionでしゃくるのが一番いい』
と言ったが、違うときもある。

相手がノーガード脳筋おじさんだったらどうなるか?こうなる

どんなに「当たったら嫌そうな攻撃」を振っても、
相手の返しがデカすぎると死ぬのだ。

こういう手合いは、下手にガードしてどうにかするより
こちらもノーガード気味に攻めた方がいい。

「普通逆では?力で負けてる相手に力で勝負?」
と思うかもしれない。

実際は逆だ。
FaBのカードは、
・プレイ効果
・ピッチ
・ガード
と1枚で三役できるのだが、
どの役も平均的に強いというわけではない。

ノーガード脳筋おじさんは、
「別にガードしてもいいよ?次も同じくらい殴るからな」
というスタンスでデッキを組んでいる。
そんな相手に、一番弱い役の「ガード」を選択することが悪手なのだ。
そっちのほうが、相手の思う壺。相手の土俵に上がっている。

「手札全部使いたいから、相手の攻撃をガードしない」
「ガードしなくても、次の攻撃で倍取り返せば良い」
そういう相手には、むしろ与ダメの高い行動を仕掛けて
ちょっとでもリターンを得たほうが良いのだ。

Uzuriで与ダメの高い方法を探していた時に考えたのが
このぶらり旅、Uzuriだった。
皆ではやらせようぜ。

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