No.82/100【第3,696号】 《 インスタントQRシール 〜思いが伝わる動画を添えて…〜》
休日の朝、「街ぶら」番組を観ていた。場所は東京だったと思う。タレントさんたちがアロマキャンドルのお店に入る。一通り店内の商品を紹介した後、アシスタントの女性が言う。
「このお店は手作り体験もできるんですよ」
そして、タレントさん達がアロマキャンドルを手作りする様子がテレビに流れる。
手作りのアロマキャンドルが完成すると、なかなかの出来栄えに一同驚く!
素人とは思えない仕上がりで、タレントさんの一人が「プレゼントにもいいかも!」と言うと別のタレントさんが「手作りだから心がこもっていて、素敵ですね!」と言う。
個人的にアロマキャンドルに興味はなかったが、「手作り」と「プレゼント」で一つアイデアが閃いた。せっかく手作りのプレゼントをするなら、やっぱりその様子も一緒に添えたいですよね。
観光地でも体験サービスや参加型イベントも増えていて、ぜひ、その様子(動画)がお土産に添えられたら、きっと受け取った方もより嬉しいはず。
もし、焼き物の町で孫が手作りした湯呑みをおじいちゃんおばあちゃんがもらったら嬉しい。さらに、孫が楽しそうに手作りしている動画も湯呑みに添えたら、もう、おじいちゃんおばあちゃんは感動せずにはいられない。
そこで、こんなサービスを考えてみた。ポイントは、手軽さとセルフ。
《 インスタントQRシール 〜思いが伝わる動画を添えて…〜》
動画をSNSなどネット上にアップして、そのURLをQRコードに変換すれば、簡単にQRコードをスマホで読み取って動画を見ることはできる。
しかし、観光地の体験コーナーで年齢が高いスタッフが接客している場合を想定すると、できるだけ簡単にしたい。
そこで、こんなプロセスを考えてみた。
<STEP1>QRコードを先に出力する
<STEP2>出力したQRコードをスマホで読み取ると動画がアップできる画面が出てきて、スマホに保存してある動画をアップする
<STEP3>動画をアップした後に再度QRコードをスマホで読み取ると動画が閲覧できる画面になっている
つまり、ネットにアップした動画をQRコードに紐付けするのではなく、先にネット上に受け皿を作り、そこへ動画を入れる仕組み。この方法なら、QRコードをスマホで読み取って画面に従い動画をアップすれば良く、年齢が高いスタッフでも簡単に説明ができる。
また、この仕組みならQRコードを印刷する媒体も多彩に用意できる。
例えば、レシート。体験コーナーの参加料を支払った後のレシートにQRコードを印字することができる。もし、プレゼントする場合はレシートを切る取ることができる。
例えば、予めQRコードをシールに出力しておき、「このQRコードに動画をアップすることができます」と言って体験者や購入者にプレゼントする。ラベルプリンターのように単独でプリントする方法もいいが、パンフレットや絵葉書にプリントして渡すのもいい。
例えば、QRコード付きのメッセージカードを単独で販売するなどなど。
先にQRコードを用意しておけば手軽さとセルフが両立でき、より思いがこもった商品が販売できる。思いが詰まったギフトサービスがあれば、体験する楽しみ以外にも購買動機が増えて観光地の売上に貢献できる。
※動画の閲覧は「期間限定」にするか「閲覧回数」で制限する。
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もし、この「インスタントQRシール」というサービスがあったら、あなたならどのようなサービス及び商品に付けますか? 例えば、単発で参加できる料理教室で、作った料理に添えるメッセージカードにインスタントQRシールを付けてはどうだろうか。自分で作った証拠付きです。もし、料理を食べてくれた人が「美味しいよ」と言ったら、料理教室に通いたくなるかも。
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▼執筆者の小島とは?
私は「起業家」として新規事業の立ち上げ・収益化を実業としていますが、「企画参謀」として経営者を対象に新規事業の企画提案も行っています。
しかし、多くの経営者の相談を受けて社員の「提案力向上」の要望が多いため、社員向け「アイデア発想力トレーニング研修」を開発しました。
上場企業やグローバル企業など研修実績があり、手前味噌ですが、満足度も高いのですが、予算が少ない中小企業向けには、「通信教育版」も開発いたしました。
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