No.7/100【第3,621号】《ボトル・フラワー 〜ペットボトルの中で咲く花束〜》
小島の企画“生”ノート*2021年の妄想*
〜1年後の“きょう”を発想する〜
[発行:2020_05_08]
No.7/100【第3,621号】《ボトル・フラワー 〜ペットボトルの中で咲く花束〜》
私「きょうの花は…、う〜ん…」
妻「ガーベラよ」
私「そうそう、ガーベラ、ガーベラ。ガーベラと言えば、去年を思い出すよね」
妻「そうね、あの頃はみんなじっと耐えていたもんね。。。」
昨年から我が家の食卓テーブルには花が飾ってある。外食することも、人に会うことも控え、ひたすら自宅で過ごしていた昨年のあの頃から、妻が食卓の花を欠かさなくなった。理由は食卓に飾られた花が私たち家族の心を癒し、笑顔にさせてくれたからだ。
連日暗いニュースばかりだったが、家族が穏やかに過ごせたのは花のおかげだった。ちなみに花との出会いは、友人が花の生産者を応援するために我が家にプレゼントしてくれたからだ。
しかし、花に救われた人は我が家だけではなかったようで、自粛期間が終えた後でもお祝い事でなくても花を買い求める人が増えたそうだ。そして、こんな新商品も登場してヒット商品となった。それが、今我が家の食卓に飾ってある「ボトル・フラワー」です。
<ボトル・フラワーの特徴>
(1)500mlのペットボトル型容器の中に数本の花が入れてある
(2)花は容器底のスポンジに挿してあり水分もそこから吸収している
(3)お客はペットボトルの飲料水を買うように買い物袋に入れて持ち帰ることができ、飾る時にキャップ(空気穴)を取るだけ
(4)花に水をやる時は、容器を斜めにしてキャップの穴から少量注ぎ込めば花にかからずスポンジに吸収される
(5)容器は底から3分の1のところで分離することができ、花を取り出して茎を切って再びスポンジに挿すとより花が長持ちする
(6)販売はスーパーのレジ横かワゴン販売で、買い物ついでに購入する人が多い
この商品の登場は2020年の自粛期間に遡る。多くの人が外出を控え、自宅で悶々と過ごす中で花を飾ることへの素晴らしさに気づき、緊急事態宣言が解除した後も花を買い求める人がたくさんいた。しかし、生花の手入れは少々手間でなおかつ花は持ち帰る時に神経を使うため、少しずつ敬遠する人が増えていった。
そこで生産農家が考えたのがペットボトル型容器に入れた花「ボトル・フラワー」だった。見た目が可愛く、持ち帰りやすく、なおかつそのまま飾れる。花を愛する人にとっては邪道ではあるが、花を飾る習慣を定着した功績は大きい。
さらに家庭の食卓だけでなく、オフィスのデクスに飾る人も増えてきて、350mlサイズのボトルフラワーがコンビニでも販売されるようになった。
◆◆◆発想の起点◆◆◆
『生花の弱点克服』
小島:答え合わせは1年後
ーーー
▼執筆者の小島とは?
私は「起業家」として新規事業の立ち上げ・収益化を実業としていますが、「企画参謀」として経営者を対象に新規事業の企画提案も行っています。
しかし、多くの経営者の相談を受けて社員の「提案力向上」の要望が多いため、社員向け「アイデア発想力トレーニング研修」を開発しました。
上場企業やグローバル企業など研修実績があり、手前味噌ですが、満足度も高いのですが、予算が少ない中小企業向けには、「通信教育版」も開発いたしました。
社員が自ら運営できるプログラムで自主性も育ち、発想力だけでなく、社員間のコミュニケーションが活発になるため、会社が活性化すると評判です。
▼あるものを活かして、ないものを創る専門家
『企画が欲しい』が全部叶う有限会社ウィッテム
https://iiidea.jp/