第3,735号_完全インターン型大学~最先端の研究を大学で学ぶ~|小島の企画“生”ノート
前書き
NTT東日本と東京都が次世代通信規格「5G」を活用して農業支援の実証実験を始めたという記事を読みました。カメラやウェアラブル端末「スマートグラス」、自律走行型ロボットを5G通信回線で研究所と試験農場を結び、遠隔で支援するそうです。
面白そうですね!
もし、私が学生でしたら、ぜひこの実験に参加してみたいです。
そこで考えたのが、学生時代からこんな実験・研究に参加できたら、どんなに楽しいだろう!と。だったら研究所へインターンとして“入学”する大学って、どうでしょう?
企画タイトル|完全インターン型大学〜最先端の研究を大学で学ぶ〜
(1)大学に入学すると最初の3ヶ月は大学構内で授業を受ける
(2)7、8月は夏休みを兼ねて、インターンで行く研究所を見学して回り、所属先を決定する
(3)9月から正式にインターンとして研究所へ行く
それ以降は、研究所に“出勤(登校)”して研究所の実験や研究をサポートしながら最先端を学びます。
大学の単位に必要な科目については、オンラインで受講し、レポート提出で単位を取得します。
インターンの所属先は、1年毎に変わり、4年間で4箇所の研究所を経験するコースから、4年間同じ研究所でも2年で変わってもOKです。本人の希望でコースが選べます。
こんな“大学”はいかがでしょうか?
文系大学で理系学部を創設したい大学が採用することを想定しています。理系学部を創るには初期投資も含めて文系より資金が必要になり、新設学部には入学希望者も少ないかもしれません。
そのため、特色のある学部を創り、なおかつリスクの少ないインターン型大学の方が実現度が高いです。
研究所にとっても実験をする場合人手は欲しいし、国としても理系学生は増やしたいので利害が一致します。
何より学生にとっても、退屈な教授の講義や基礎的な実験ばかりするよりも最先端を肌で感じる実験の方がワクワクします。楽しさを体感した後なら地味な研究の意義も理解でき、コツコツと積み重ねることもできます。
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