No.75/100【第3,689号】 《 実物ミセ テイクアウト編 〜 持ち帰るイメージをしてもらうことが大事 〜》
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小島の企画“生”ノート*儲ける脳トレ*
〜大丈夫、策はある!〜
発行:2020_10_08
No.75/100【第3,689号】
《 実物ミセ テイクアウト編 〜 持ち帰るイメージをしてもらうことが大事 〜》
弊社はオフィス街にある。そのオフィス街には多くの飲食店が軒を連ね、ランチ時は多くのビジネスパーソンで賑わう。どの店舗も感染防止対策は万全で利用客も協力しているので、安心して飲食を楽しんでる。そんな風景を見ると少しほっとする。
さて、今、多くの飲食店では「テイクアウト」の看板を掲げている。「お持ち帰りできます」「Take outはじめました」などキャッチフレーズはお店によってさまざまで、「流石にテイクアウト始めました」というコピーには笑ってしまった!(シャレの効いたこのお店のテイクアウトは利用したくなるよね)
しかし、それらの看板を見ても私はグッと来ない。なぜだろう? 持ち帰りたい衝動が湧かないのだ。その理由を考えていたら、この発想に行き着いた。皆さんは、どうだろう?
《 実物ミセ テイクアウト編 〜 持ち帰るイメージをしてもらうことが大事 〜》
とても単純なアイデア、お店で実際にテイクアウトで使っている容器と袋を看板に貼り付けて見せるのだ。
意図としては、「当店はこんな容器と手提げ袋でお弁当を持ち帰ることができます」と訴求する。
<実物ミセが期待できる効果>
(1)持ち帰る時の大きさがわかる
(2)手提げの袋タイプか、箱タイプか、リュックやトートバックに入れることができるなど、形がわかる
(3)量の満足感がわかる(よく食べる人には重要なこと)
あるいは、弁当の匂い対策も欲しいかも。有料で「無臭袋」に入れてくれたら、電車に乗って持ち帰っても安心だ。
飲食店が作るお弁当は旨いに決まっている。しかし、コンビニ弁当のように持ち帰りやすいとは限らない。汁が垂れるかもしれない、匂いがキツイかもしれない、慎重に歩かないと崩れてしまうかもしれない。そんな心配が横切ると店頭に「テイクアウトできます」と書かれていても気軽に買おうという衝動が湧いてこない。
レジ袋が有料になり、レジ台の上に「レジ袋」の料金表が置いてある店舗がある。1円、3円、5円の料金の下にイラストで袋のサイズが並べて表示してある。これは一目でわかるし、安心してレジ袋をお願いできる。このわかりやすさが重要だ。
これからの季節はせっかく買ったお弁当が冷めるのが心配だ。そのため、「温めたお茶(有料)で冷めにくくできます」と表示してお弁当の上に温かいお茶を乗せて販売したら、思わずお茶も買ってしまうかもしれない。あるいは「横揺れ防止のため、重石としてお茶もオススメします」と上手くセット買いを促すのも商売には必要。
とにかく看板の隅に実際に使っている手提げ袋と弁当容器をテープで貼り付けるだけでできるので、ぜひ試してほしい。貼る前と後で売り上げが変わったら、儲け物だ。
★儲ける脳トレ★
100円ショップで思わずたくさん買ってしまうのは支払い金額が買い物しながらわかると安心感もあると思います。そこで、従来は見せていなかった物を見える化することで、買いたくなる、利用したくなるアイデアを考えてみましょう。
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▼執筆者の小島とは?
私は「起業家」として新規事業の立ち上げ・収益化を実業としていますが、「企画参謀」として経営者を対象に新規事業の企画提案も行っています。
しかし、多くの経営者の相談を受けて社員の「提案力向上」の要望が多いため、社員向け「アイデア発想力トレーニング研修」を開発しました。
上場企業やグローバル企業など研修実績があり、手前味噌ですが、満足度も高いのですが、予算が少ない中小企業向けには、「通信教育版」も開発いたしました。
社員が自ら運営できるプログラムで自主性も育ち、発想力だけでなく、社員間のコミュニケーションが活発になるため、会社が活性化すると評判です。
▼あるものを活かして、ないものを創る専門家
『企画が欲しい』が全部叶う有限会社ウィッテム
https://iiidea.jp/