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映画「もったいないキッチン」撮影①~捨てられる野菜たちの運命は?~

来年公開予定の映画「もったいないキッチン- Mottainai Kitchen」 の撮影&クッキングイベントへ参加してきました。

映画「もったいないキッチン」って何?

「もったいないキッチン」とは?(以下ウェブサイトからの抜粋)

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世界で生産される食料の3分の1は食べられることなく廃棄されている。その重さは13億トン。「捨てられてしまう食材を救い出し、おいしい料理に変身させよう!」と考えた食材救出人で監督のダーヴィド・グロスが廃油で走るキッチンカーでヨーロッパ5カ国の旅へ出たロードムービー映画『0円キッチン』は’17年1月に劇場公開され、日本中で市民上映会が開催されるなど、大きな反響を得た。そのダーヴィドが次に舞台に選んだのは「もったいない精神」発祥の地、日本だ。
“もったいない精神”の発祥の地、日本でも年間643万トンものまだ食べられる食料が廃棄されており、この量は世界の食料援助量の約2倍にも及ぶ。残念ながら日本の食のムダは世界のトップクラスだ。ダーヴィドは大量の食べ物がゴミとして捨てられる現状を嘆く代わりに、彼は「もったいないキッチン」をスタートさせ、日本中を巡り、廃棄食料の中から食材を厳選し、独創的なオリジナルレシピを開発しながら、美味しい料理を出会った人々に振る舞っていく。(抜粋終わり)

日本ではついこの間、コンビにでの恵方巻き大量破棄が話題になりましたが、実は周りにはこんなにも食べ物が溢れかえっているんですね。いつの間にか、お金を稼がないと食べ物にありつけない!なんて思っていたけど、実はそんなこと幻想だったりする。

この日の撮影イベントは、埼玉県小川町という場所にある横田農場さんで行われました。まず、畑を見学させてもらい、今の日本の小規模農家さんの現状などを話して頂きました。初めてみる野菜もあって、楽しかったです。今回はそれについてのレポートをします~。

捨てられる野菜たちの運命は?

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「農家さんなら誰だって自分で作った野菜を捨てたくはないですよ」

そうはっきりと訴えてくれた横田農場の方。この言葉の裏には、今の日本(というか世界中?)の農業の現状に対する想いがあります。

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この青々と大きく育ったお野菜。これはレタスです。横田農場では三種類のレタスが栽培されていました。しかし、レタスの周りの葉が大きい部分は売る際に必要ないので捨てられます。また、少しでも葉の先が茶色くなっているものや形が悪いものも、売り物にならないとされ収穫されずそのまま掘り返されてしまいます。

農家さんはこういった"余剰分"を最初から計算に入れて栽培しているのだそうです。でもこれらの、スーパーの棚には並ばない運命の野菜たちも普通に食べられますし、とても美味しいです。私も栽培させてもらいました。

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本当にここの野菜はすごく元気!!切った直後から白い液がどんどん出てきました。新鮮な証拠ですね!食べてみましたが、少し苦味が効いてて野菜そのもの生命力がダイレクトに感じられる味でした。サラダにしてハラペコ青虫みたいにもりもり食べたいです。

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スーパーに並ぶ野菜はみな均一のきれいな見た目で、少しの傷もついていてはいけない、なんて誰が決めたんでしょう。その現状だと、農家さんもやはりお金を稼がなくてはいけないので、少しでもコストを抑えてきれいな野菜を作れるように肥料や農薬に頼るしかなくなってしまいます。(その気持ちも分かります。)またそうなると、一度に同じ野菜ができすぎてしまい、値崩れを起こしてしまうので、売り場には出されずに処理をするということも起きているそうです。

でも、先ほど書いたように、

「誰だって自分が心こめて作った野菜を捨てるなんてしたくない。やっぱりみなさんに食べてもらいたいですよ」

この言葉が本音なのだと思います。私はこの言葉を聞いて、ああ、何かできることはないのかなぁと思いました。横田さんは、「農家さんは基本、買ってくれるみなさんの要望に合わせて生産していくので、消費者のみなさんの意識が変わることが農家さんたちを変えることにもつながる」とおっしゃっていました。

次のブログには、日本の農業の現状のさらに深いお話や、もったいない精神はどこから生まれたのか、について興味深いお話をいっぱい聞いたので、そのへんについて書きたいと思います!


haruki

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