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Gilbert O'Sullivan - Alone Again(naturally) / アローン・アゲイン - 1972
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この曲はCMで何度か使われたりしたから、知っている人も多いのじゃないかな。
淡々としながらも、テンポよく耳障りのよいメロディなので、英語が判らず歌詞が理解できない人には、イージィー・リスニングとしても心地よい歌と言う印象なのでしょうが…
実際のこの歌は内省的なバラッドで、一人の歌手が祭壇に取り残されて自殺を企て、両親の死について語っているという とっても根暗な歌なのでした。
ちなみに、ギルバート自身のことについて語った歌詞ではないとのこと。
「Alone Again(naturally) / アローン・アゲイン」1972
んでもって、
海外でも日本でも、たくさんの人がカバーしていますし、
CM曲だけでなく、挿入歌としてタイアップもされてます。
Blue Mitchell カバー 1993
ジャズ・トランぺッターブルー・ミッチェルのインストバージョン。
Pet Shop Boys feat. Elton John 2005
Nikki Sixx「58」2000
ロック界の反逆児、モトリー・クルーはニッキー・シックスのカバーバージョン。
また、日本ではこんな方もカバーしていたりして…
草刈正雄 1973
九重祐三子「また一人」1972
コメットさんでお馴染み、九重祐三子さんのカバーの訳詞が独特すぎです。なかにし礼さんが訳したらしいんですけど… 原曲と違いすぎっ どうしてこうなったっって感じの訳詞。
来生たかおさん バージョン
コブクロ 2010
でもって…
ギルバート・オサリバンはアイルランド出身のシンガーソングライター(とはいってもイギリス育ち)。デビューしたのは1967年で、下記の曲。
「Nothing rhymed / ナッシング・ライムド」1967
この曲がヒットして、デビューアルバムもヒットして、
一躍スターダムにのし上ります。
「Clair / クレア」1972
この曲もヒットしました。
「What's in a Kiss / そよ風にキッス」1980
そんでもって声がね 佐野元春さんに似ているんですよね~
元春さんがその昔「アローン・アゲイン」を歌ったとき、オリジナルかと思うくらいに似てたもん。けど、動画ないんですよね~残念!
「Matrimony」1971
なんかそんな感じでデビュー作から一気に売れて、順風満帆と思いきや…裁判沙汰など人間関係でゴタゴタしたこともあり、音楽活動は中断。
それにより人気も低迷していましたが、少しずつ復活。
「Let Me Know」2022
「Get Down」1973
日本とは縁が深く、久保田利伸さんや来生たかおさんとジョイントするなど、日本でしか出していないコンピレーション・アルバムなど多数あったり…
「Why, Oh Why, Oh Why」1973
とにもかくにも「アローン・アゲイン」いい歌ですぜい。
この曲も永遠のエバーグリーン決定ですね!
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F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/01/31 掲載記事より転載
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