「全裸監督」見ました
いやぁ、面白かった! ナイスですね!!
お正月にニルマル・プルジャさんのドキュメンタリー見ようと思って、1ヵ月だけNetflixを契約することにしたんですが… 最初はプルジャさんのだけ見れればいいやって思ってたんですが、料金は月末(一か月)で解約したって同じなんだから、どうせならこの一か月で、見たいものを見れるだけ見てみるかーって思いまして。真っ先に目に飛び込んできた、この作品をば。
思わず一気に見てしまいました。第一シーズンと第二シーズン。第一シーズンはギシアン音が多かったので、ちょっと音量下げないとアレだな~と思いつつ。
10年前にテレビを手放して以来、当然ながらドラマとか見ていなかったわけですけれども(YouTubeで動画化されているものくらい<「勇者ヨシヒコ」「孤独のグルメ」とかとか何故かテレビ東京系)。
うん。良い役者さん揃いでした。内容が内容なだけに、地上波では当然無理無理なわけですが、お正月早々、面白いもの見たなあ~
役者さんも本気出しているって言うか、女優さんたちの体当たり演技もスバラだけど、男優さんたちの個性…一癖も二癖もあって、めっちゃ良かったです。味があってね~インパクト強い。それぞれ役者さんたちが自分たちの解釈で自由に伸び伸びと、自分らしい演技を楽しめた良い現場だったのかなっって思います。
そのくらい、熱気を感じる本気度高いドラマでした。入魂しているって言うかー 渾身の演技とそれぞれの存在感がね、各キャラが濃ゆくてたまりませんのでした。
あの三人の男同士の友情? 奇妙な連帯感。男性ならでは、なんですよね。女同士だとああはいかないもん。
原作(監督の自伝)ありきのノンフィクションではあるけれど、もちろん、そこはそれ、ドラマと言う作品になったことで、完全に事実とは言えないわけで…ドラマならではの演出とか脚色とか、フィクション要素とか大袈裟な表現も多々あったりで…エピソードもいくつかくっ付けたり、都合上はしょっていたり、物語としてまとめるためにいじくっていることは視聴者としては周知の上ですね。
ドキュメンタリーでは無くて、エンタメとしてのドラマですから。
いや~ ホント、久しぶりにちゃんとしたドラマを見ましたよ。
山田孝之さんはスゴイ俳優さんですね。役者バカって言葉があるけど、今の時代でこれほどの俳優さんはマジ居ないって思う。昭和の時代にはたくさんいたけど、今の時代で役になりきっている、若い役者さんは皆無ですもん。
皆さん演技は出来るけど、「自分」と言う自我(自己主張と顕示欲)が表に出ちゃっててね。髪型すら変えない某ジャニタレとか(昭和のドラマに平成・令和のヘアスタイルで出てたり)…何やっても、どの役をやっても、役では無くて、役者としてのその人のまんまって、そんな人ばかりなんだもん。
適当ななりきり演技? 自己満足的なナルシズムに浸りきっているだけで、セリフも流しているから上滑りしてて、こっすい演技しているなあって…
マジつまんないのよね。
でも、山田孝之さんは、単なる憑依俳優って言うんでは無く…肉体までたるたる?の村西監督になってて、ちゃんと肉体改造?(単に太っただけ)もしてるんだなあって…はい、そういう陰の努力もしている役者さんなのよね。
(日本にも昔は「楢山節考」で老婆役を演じるために歯を全部抜いてしまった田中絹代さんとか凄い女優さんがいたし、海外では「モンスター」でアイリーン・ウォノスを演じたシャーリーズ・セロンとか…ああいう役者さんは珍しくないわけです)
勇者ヨシヒコのとぼけた演技も楽しかったけれど… 彼が出ているドラマで見たことがあるのは「勇者ヨシヒコ」位で、後は映画「手紙」くらいしか実は見てなかったりする。(「手紙」では今回も共演した玉山鉄二さんがお兄さん役でしたね)
「電車男」はチビノリダーのドラマ、「ウォーターボーイズ」はムラサキちゃんの旦那さま(玉木君)が出てた映画の方しか見てないし。
玉山鉄二さんはとってもハンサムな俳優さんなのに、役の幅が広くて目立たないけど、いい役者さんですね(海外掲示板でも話題になった、顔芸が面白いCMは楽しかったデス)。そして満島真之介さんもトシ役良かった~やくざになりきれず、半グレなチンピラともまたちょっと違う、なんとも言い難いキャラは彼以外には考えられないって言うか。
もちろん、他の役者さんたちも良かったです。
石橋凌さんは随分と太っちゃったなあっっw(ARB時代のスリム体型が懐かしい)。リリー・フランキーさんとピエール瀧さんと言うと、「ココリコミラクル」思い出しちゃったw 國村隼さんの悪役ぶりとかも渋かったあ
して、宮沢りえちゃん‥ 「サンタフェ」で10代のヘアヌード・デビューしたからなのかなあって思いつつ。
そんな感じでゲストも豪華な人たちが出ていました。キャスティング見ないと、誰だか気づかない人とかもいたりしてっっ
それにしても、他人に見せられる身体をお持ちの方がウラヤマシイっっ
女優さんたちの身体、当たり前だけど皆さんおキレイでした。
スレンダーでお腹も出てないし、横になっても、胸がちゃんとあるー
まな板干しブドウの身には、まったくウラヤマシイ限りです。
そうですねー こういうAVは見たことはいちおうあるけど…女性が積極的に見たいと思うものではないですよね。見るんだったら、日活ロマンポルノの方がいいなあ。あれはストーリー性がちゃんとあるから。
はい、女性のエロのツボと男性のエロのツボって違うんですよ。
AVは完全に男性の右手のためのもの。自家発電用目的の商品ですからねぇ。
女性はね…こういうのだったら、映画のラブシーンの方がいいわけです。そっちの方が気持ち高まります。つまり、ムードなんですね。ソレそのものではなく、そこに至るまでのプロセスが大事なんです。視線の絡み合いとか、言葉のやり取りとか、その言葉そのもの。気持ちと言うか、情感というか、感情に訴えてくるものがそこに無いとねー
AVは単なる交尾シーンにしか見えないんですよ。
睦み合いって言葉で言えるようなものでないとダメなんだな、コレが。
当時話題になった「SMっぽいの好き」は、深夜番組の何だったかなあ、「ウィークエンダー」とか、それと似たような深夜番組(たぶん山本監督とかが出てた)で、ちらりと紹介された時に見たかなあ。
だから、「ああ、こういうのなんだ」ってことで知ってる程度。もちろん、黒木香さんのトークも、テレビとかでリアルタイムで見てました。飯島愛ちゃんはその後の世代でしたかねー
この手の産業を私は否定しないし、世にはまだまだ必要だと思ってます。
ただし、女性(女優さん)を消耗品として扱わないことが肝心なんだけども。
ちなみに思春期にエロ雑誌を見たり、AVを見なかった男性は子作りの「方法」が解らなかったり、異性に対して興味を持たず、そうした本能が目覚めにくいんだとか…これはゆゆしきことと言うかー 人類存亡の危機ですww
スケベな人がいないと人類が滅亡してしまうのか…って、わはは
だから必要な産業で、必需品なわけですよ。思春期にビニ本読むのは、一人前の男性になるために大事な通過点って感じですかねー
その逆で興味持たないのも、悪いわけではないけどねっっ
※ただ、AVはハウツーにはまったくならないよね。
女性側から見ると…男性目線の男性が欲する行為であり、男女対等な行為とは言い難いです。女性は道具に成り下がっちゃってますからね。女性からしたら不満足で、気持ち無視されてるって、そんな感じ? その意味では映画のラブシーンもちゃんと見て勉強しろって、マジ。
少女漫画は女性の妄想、少年漫画は男性の理想ってトコと同種かなあ。
そうですね。
そっち系のハウツーとしては、すべての男性は「カーマスートラ」でも読んで勉強してくれ!って…マジ思います。
「全裸監督」の中でも、なお子さんが辛い目に合ってたけど…
AV女優さんたちが差別されたり、偏見受けちゃってる現実は、とにもかくにも悲しいよね。身体張って頑張ってんのにさ。
男性は彼女たち女神様のお世話になってることも多いクセにっっ
ぷんぷんぷん!
あと、上記のような事件は本当に許せん! こういうのはホントやだ。
その意味で、村西監督は…ドラマの第二シーズンになってからはヲイヲイだけども‥‥まあ、少なくとも最初は女優さんたちを消耗品のように扱わず、大切にしていた人かなあ…って思います。
こういう業界だからこそ、願わくば、女性(女優さん)を尊重して、大切にしてくれる現場やスタッフであって欲しいし、その視点での作品が増えて欲しいなと思います。そうでないものは廃れてよろしい!
そして、「全裸監督」を一気見した後は、「セブン・イアーズ・オブ・チベット」を見たりしてっっっ その前にはプルジャさんの「プロジェクト・ポッシブル」だし。ふり幅が激しすぎるぜい。
んでもって、次は「エベレスト」観るか…して、「野武士のグルメ」と「ホテル・ムンバイ」も見る予定。
来月以降は見たい映画が結構たくさんあります「大怪獣のあとしまつ」と「ウェストサイドストーリー」「ナイル殺人事件」もあるしー
いま渋谷でやってる「ジギースターダスト」も見に行きたいんだけど、ちょっと悩んでます。