Rod Stewart - Oh God, I Wish I Was Home Tonight / 今宵焦がれて - 1980
若い頃のロッドは本当にかっこよかったなー❤️
ハスキーな声がセクシーで、この声には多くの歌手たちが憧れたものです。中にはお酒でうがいをしたり、わざと喉を潰して、ロッドみたいなしゃがれ声を作ろうとした人もいたとか…
「Lady Luck」1995
ちなみに、本名は サー・ロデリック・デイヴィッド・スチュワート。ロデリックの愛称がロッドでごんす。
ナイトの爵位もらったんで、サー(泣き虫あいちゃんの掛け声ではない)"Sir"が前に付いてます。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第59位で、「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」においては第33位。
声とボーカルスタイルが特徴的なので、後世の様々なミュージシャン、ボーカリスト(シンガー)に影響与えてます。日本人シンガーでも、そういう人はたくさんいたと思った。
Jeff Beck, Rod Stewart「People Get Ready」1985
インプレッションズのカバーで、ジェフ・ベックのアルバムに参加したときの曲。
The Impressions オリジナル 1965
様々なバンドを渡り歩き、ジェフ・ベック・グループそしてフェイセズの初代ボーカルとして活躍した後、ソロに転向して成功したパターン。今でもジェフ・ベックやロン・ウッドを始めとして、過去のバンド仲間たちとはめっちゃ仲がいいです。
「Baby Jane」1983
プロのサッカー選手になるか、ミュージシャンになるか…
その選択でミュージシャンを選んだロッド。(そんな彼はケルティック・ユナイテッドのサポーター)
ライブでは必ずサッカーボールを蹴って、観客席に何個かを飛ばすということもしてくれます。ミュージックビデオでもよくステージ上で、仲間たちとボールを蹴る風景が出てきますし…
残念ながら、数年前の武道館ライブでは、私は二階席だったのでボール飛んできませんでした(涙
「マギーメイ」のMVでも、お約束のその風景が。
「Maggie May」1971
この歌はフェイセズ時代のヒット曲で、ソロになってからもお約束な彼の定番曲。
年上の恋人との情事に溺れて家を出て、彼女の家に転がりこんでいた若い男性が、ある朝目覚めたとき…彼女の朝日に照らされた年相応の素顔を見て、現実と直面させられ…実家とハイスクールに戻ることを決心し、最悪無理ならバンドでもやって生活するさって歌。
はははは
まぁ、それが現実ですね。
The Faces「Maggie May」
「Da Ya Think I'm Sexy? / アイム・セクシー」1978
ロッドを知ったのはこの曲だったかな~
チャートインしててそれでだったように思います。
で、来日したときに行きたいなーって思ったけど、年齢的にそれはまだ無理で行けず。
けれども、
その時のコンサート(当時はライブとは言わない)で‥‥
「ハロー!! パールハーバーの落とし子たちよ!」って、
言ってくれやがったんだよねっっ苦笑
英語だったらしいけど。
いやさ、ロッドが日本人嫌いだったかどうかは知らない。
イギリスでは当時まだ日本人嫌いな人が多くて、反日感情が残ってたというか。旅行した人が、暴言吐かれたりすることもあったのよね。
(太平洋戦争で息子を亡くした人とか、まだ普通にいましたしね…その時代には。
ちな、知人でイギリス旅行中にカフェでお茶していたら、年配のご婦人にお茶ぶっかけられてなじられたって人がいるんですよ。よく聞き取れなかったそうだけど、どうもそのご婦人は、ご子息が日本軍の捕虜になったとかで亡くなられたそう<戦メリか)
ただ、ジェフ・ベック・グループに在籍していた時にテツ・ヤマウチさんとプレイしているし、自分のサポートバンドメンバーにアジア人ギタリスト採用もしていたから、それは無いようにも思うけどもっっ つーか、そう思いたいがっっ
The Jeff Beck Group 「Truth」1968
さてさて…
その時のライブで、やはり恒例のサッカーボールを観客席に蹴るってのをやったそうなんですが…確かその時に日本の浴衣を着ていて、着方が悪かったのか勢いでなのか…前がはだけてしまったんだわ~(いや、私は見てないけど)。
んでもって、スコットランドの男性は…
パンツを履かない らしいっっ‥‥汗
(本当かどうか解らないが、伝統衣装のキルト着る時には履いてはいけない決まりがあるんだって)
そんなんで、この時のことは…
ポロリ事件
として、
日本のファンに語り継がれることになったのでした。
どーして行っていない私が知っているのかって?
テレビのその筋の情報番組で語られたのもあるけど、私の友人(年上)がそのコンサートに行ってたから。しかも1階席アリーナに座ってたそーで。
もろ見え(オーモーレツ!) だったそうです。
「ロッドの見た! バッチリ見た!!」
と、当時のこと思い出しながら、興奮気味にバシバシ肩叩かれながら語られましたよっっww
今だったら、公然わいせつに問われちゃうのかなぁ…汗
「Downtown Train」1989
トム・ウェイツのカバーです。この頃からカバー曲もボチボチ歌うようになったのかな。
Tom Waits オリジナル 1985
さて、ロッドの作る曲って、ブリティッシュ・インベイジョンでもないしR&Bでもない。ましてハードロックでもないし、ソフトロックというのとも少し違うような??
まあ、バロック調のコード使ってたり、バイオリンがカントリーテイストを醸し出していて、アイリッシュやスコティッシュトラッドというよりは、カントリーフォークっぽくあるのかな? でも、そこにブルース要素は入ってないのだわ。
そこがブリティッシュ・ロックのジャンルかと言われると「?」となってしまうとこ。まあ、ロッドの曲は独特つか個性的、彼の世界観つかー彼独特の音楽(曲)ってやつで。
で、「今宵焦がれて」に関しては、初期の長渕剛の曲「おいらの家まで」に似たメロディがあるので、影響受けたのかな?って思うけど…偶然なのかなあ。
「Tonight's The Night / 今夜きめよう」1976
ポップといえばそうだけど、ちょっと独特のバロック調なコード展開で、ハープシーコードとかもよく使ってたりするから、トラディショナルなフォークロックって感じ?
スコットランド人だからなのかー謎
「Oh God, I Wish I Was Home Tonight / 今宵焦がれて」1980
いい曲、好きな曲…って、たくさんあるけど、私が好きなのはこれかなー<「今宵焦がれて」
タイトルは「神様、僕は今夜家に帰りたいんだ」って、ちょっとキリスト教的なテーマ含む意味深歌(キリスト教徒にとっての家って、隠語含むからさ<神の家)。
ちなみにこの歌は、日本のお酒のCMに使われました。
ロッドはニッカとか車(レガシー)とかのCMにたくさん出ています。稼いでます(英語圏の人は、基本的には本国でのCMとか出ないから)。
ニッカCM
レガシーCM
それで聞いたことがある人も多いと思うんだ。
でも、シングルだけだったかも? アルバム入ってたっけな?世界的にはヒットしてないと思う。日本でだけで有名で。
「I Was Only Joking / ただのジョークさ」1977
これも好きな曲で、サビ部分の歌詞…
・・・ってとこが好きで、英語苦手なのに、この歌詞だけ覚えてて、スクリーンセーバーに書き込んでたなあ…記憶力が衰えた今でも、すらすら出てくることに驚く自分。
「The Killing Of Georgie / キリング・オブ・ジョージ」1976
ゲイだった友人、ジョージの思い出と彼の死を歌った曲。
この曲もすごく好きでした。
ゲイのジョージと言っても、ボーイ・ジョージのことではありませんww 交流はほとんど無かったし、そもそも世代が違うのありました(ロッドの方が全然年上で先輩)。
ロッドは金髪ではなくて、自毛は赤毛だったりします。
つまりはブロンドに憧れて、ずっと脱色しているのでした。
で、とあるアルバムのタイトルが「紳士は金髪がお好き」ってのがあるように、金髪美女が大好きで、付き合う女性はいつもブロンド美人。恋人を追いかけてアメリカに移住したこともありましたっけっっっ
マジ生粋の女好きで"たらし"ですねw
「Hot Legs」1977
結婚離婚も複数回、子供もたくさん、今はお孫さんに囲まれたおじいちゃん。サーの称号こそ与えられましたが、若い頃はやんちゃでした。
「You're In My Heart / 胸につのる想い」1977
昨今では、ある行動をとったことから、失笑されたり、揶揄されることも多いキャラになっちゃって、それがかなり残念だれども…
「Sailing / セイリング」1975
この歌もヒットしてエバーソングとなりました。ビートたけし(北野武)さんもこの曲が好きで、ライブだったり、テレビ番組とかで歌われてましたねー
なんだかんだいって、私にとってのロッドは初恋の人のような、そんなミュージシャンです。
Bryan Adams, Rod Stewart, Sting 「All For Love」1994
「One More Time」2021
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/09/22 掲載記事より転載